俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

僕とアナルとシャワートイレ

先日、『くりぃむクイズ・ミラクル9』(テレビ朝日系列)を見ていたら「20代~60代の主婦100人に質問。家電・電気製品が3つしか使えないとしたら選ぶのは?」というアンケートのランキング・Best9を当てる問題が出ていた。主婦が選んだということで家事でよく使うであろう冷蔵庫・洗濯機・掃除機や、生活必需品のエアコン・スマホなどが当然ランクイン。残りは何だろうなぁと妻と予想してみたのだが、僕らの意見は一致した。

温水洗浄便座のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 話はかわるが、昔、『リンカーン』(TBS)というバラエティ番組で出演者のダウンタウン、さまぁ~ず、雨上がり決死隊、キャイ~ンらがお互いの「旅行の際の必需品」を発表し合うコーナーがあった。その時に浜田(雅功)さんが”携帯トイレシャワー”を挙げていたのに驚いた記憶がある。おそらく10年以上前の話だが「さすが芸能人は違うなぁl~」「浜田さんは旅行にわざわざそんなものを持って行くのかぁ~、軟弱だなぁ~」と思った記憶がある。”庶民は普通に紙で拭く”、そう信じてやまなかったし、僕も当時は普通に紙で拭いていた。尻の穴も丈夫で文句ひとつ言われたことはなかった。

 が、2023年も終わろうとしている現在、僕もシャワートイレのない生活は考えられなくなっている。まだシャワートイレ歴は9年だが、その間に何回か引っ越しを経験していて、新居に移るたびにシャワートイレを設置している(か大家さんに設置を依頼している)。

 値段はピンキリだが、以前常夏のマレーシアに住んでいた時は”温水”も温かい”便座”もなく、水シャワーの機能だけだったので安かった。基本的にマレーシアでは水でお尻を洗う習慣が昔からあったようで、最初からトイレについているパターンもあった。

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海外のシャワートイレは温風で乾かす機能がついていないパターンも多いので、水滴だけトイレットペーパーで拭きとってゴミ箱に捨てるのが僕のやり方(*海外のトイレは紙が詰まりやすいのであまりトイレに流したくない)。

今、僕は中国・北京在住だが、当然シャワートイレを設置してもらい、快適な快便ライフを送っている。

が、今の仕事は地方に出張することも多く、ホテルに泊まるとシャワートイレがついていないこともよくあるのだ。出張はたかだか二泊三日なので、これまで出張の時だけは紙でなんとか対処していたのだが、悲しいかな今年50歳になる僕の肛門は悲しいほど弱くなっていた。紙でゴシゴシこすると肛門のシワの部分がすぐに腫れ上がるし、なかなかウンコは取れないし、かといって大量のトイレットペーパーをトイレに流すわけにもいかないし・・・。結局出張最終日にはヒリヒリする肛門にオロナイン軟膏か何かを塗って帰る羽目になるのだ。つまり、僕の肛門はもう紙では刺激が強すぎ、受け付けなくなっているのだ。

そこでついに買ってしまった携帯おしり洗浄機”ハンディ―シャワー”。こんなものを持って出張や旅行する日が来るなんて・・・。でもちょっとドキドキ・・・

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=RpZfWX-ZG7U

今は日本の温水洗浄便座の普及率は80%以上だという。僕の息子も生まれた時から温水洗浄便座のあるウォシュレット・ネイティブだ。もはや生活必需品。

今思えば紙で肛門を拭いていた頃の僕はなんて野蛮で不潔な民族だったのだろう・・・。