先日、ネットで面白い記事を見かけた。
「マジで」「めちゃくちゃ」は“おじさん言葉”、SNS上で波紋を呼んだ「もはや死語な言葉」(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース
「マジで」「めちゃめちゃ」を使うのはもはやおじさん世代だけで、その下の世代は「ガチ」や「エグい」を使うのだとか。
たださすがにこの内容には批判も多く「若い世代でも普通に”マジ”や”めっちゃ”を使う」「メディアが面白がって一部の声を取り上げただけ」「言葉は変わっていくのが自然」などの声があるようだ。
ちょっと前にもLINEの”おじさん構文”(あなたのLINEも「おじさん構文」かも?Z世代が毛嫌いする3つのポイント | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp))が話題になったり、そんな文章を作成する「おじさん文章ジェネレーター」(おじさん文章ジェネレーター (oji.netlify.app))が女の子同士で使われたりしていたらしい。まあ、おじさんというのは若い人にとっては”絶好のおもちゃ”なんだろうな。
ちなみに日本では43歳くらいからいわゆる”おじさん”と認識されるというデータがあるらしい(「43歳からおじさん」が調査で判明! 「7つの特徴」を大分析 | 日経BOOKプラス (nikkei.com))。
今年51歳になる僕はまごうことなく”おじさん”だ。世間の若者は僕のことを指さして「あのおじさん、チャック開いてね?」とか「あのおっさん、幸薄そぉ~」なんて言われているのかもしれない。ただ幸か不幸か直接”おじさん!”と呼ばれることなくここまで来てしまった。姪っ子が一人いるのだが人見知り且つ年に1回会うかどうかくらいなので、いまだに”おじさん”と呼ばれ慣れていない。
だから40代半ばくらいまで自分を”おじさん”と認めるのに抵抗があったように思う。髪もちょっとブラウンに染めて白髪を隠していたし、ファッションもちょっと派手目な色のものを着て若作りしていた。「俺はまだ20代の子と話が合わせられるし!」「体力あるし!病気もないし!」と必死にアピールしていたように思う。若い人の話についていけるようにSNS、ネットなどをチェックし、音楽、ドラマ、マンガ、ゲームなどに興味がないのにがんばって情報を集めていた。
が、不思議なもので50代になってすっとあきらめがついた。
「まじで?」「めちゃめちゃ」を使っているとおじさんと思われますよ?と言われても、「え?おじさんですけど?」と開き直れるようになった。「おじさんっぽい」「オヤジ臭い」と言われても「まあね」として言いようがない。だって本当におじさんなんだから。おじさんは”おじさん”と呼ばれても別に驚かないし、怒らないし、ショックも受けない。「日本人かよ!」「男みたい!」「年取ったなぁ」と言われてショックを受ける立場の人もいるだろうが、僕は「え?あ、はい。そうですけど?」としか思わない。
僕はだいぶ”おじさん力”がついてきたのかもしれない。
おじさん力 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)