何年振りかにスマホを買い替えようかと思っていて、まずはAndoroidにするかiPhoneにするかというところから悩んでいる。
僕はゲームもやらないしNetflixも見ない、動画も撮影しないし写真の加工もしない。スマホは連絡を取ったりSNSを見たりするくらいのライトユーザーなので、本当にこだわりがない。今はXiaomiを使っているが、その前はiPhoneだった。
充電ケーブルのことを考えると、iPhoneにするならType-Cが使える15以降ということになるが、値段がかなりネック。でいろいろな比較サイトなんかを見ているのだが、iPhoneを薦める人の意見で必ず出るのが「カラーバリエーションが豊富!」というやつだ。それを見るたびいつも思う。
スマホにカラーバリエーションって・・・要るか?
Apple製品全般に言えることだが、iphoneにせよ、iPadにせよ、とにかくカラーバリエーションの豊富さをアピールしたがる。確かに広告としては映えるんだろうけど、僕は生まれてこのかたスマホの色を気にしたことがない。
iPhoneを買った時も、一応は色を選んだんだけど、スマホの色なんて本当にどうでもよくて、わざとちょっと派手目の色を選んでいた。だってスマホ購入と同時にカバーも買ってかけてしまうので、次にスマホの色を見るのはカバーを外すとき、つまりスマホを買い替える時なのである。
ちなみに2022年の調査では日本人の9割以上がスマホケースを使用していて、「ソフトタイプ(クリアタイプ)」「ハードタイプ」「手帳タイプ」が大体3割ずつということだ。透明タイプのケースを使っている人はいるものの、「6割以上はスマホのカラーを隠しながら利用している」とも言える。
【LINEリサーチ】9割以上の人がふだんスマホケースを使用、使っているケースのタイプは「手帳型ケース」「ソフトケース」がTOP2 | LINE株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)
「好きな色(のスマホ)を見ると気分が上がる!」みたいな意見もないことはない。そういう人はスマホケースを使わないか、クリアケースやリングだけなど色が隠れないものを使っているのだろう。だが、日本人の大多数はスマホをケースで覆ってスマホ本体の色が見えない状態で使っている。気分を挙げたいならスマホケースの色選びのほうが大切だったりする。
おそらくiPhoneユーザーはいつか売ることを想定している。
だから人気というか無難な白か黒を選ぶし、できるだけ傷つかないように(高く売れるように)カバーをかける。
2024年はiPhone16が発売される。カラーバリエーションは7色展開とのことで、ブログや動画などでスマホ情報を発信している人は「またカラバリが増えたぞ!」「みんなは何色を選ぶ?」なんて発狂している。
iPhone 16 Plusのカラバリは7色展開になるようだ | ギズモード・ジャパン (gizmodo.jp)
そして一応は買う直前だけ「ピンクがかわいい!」「グリーンが上品!」なんて盛り上がるフリだけ見せて、すぐカバーをかけてしまう。1年もすれば自分のスマホの色なんて忘れてしまうだろう。
家電みたいに「不人気色は在庫があるのでお安くしますよ」なんて店員が言ってくれるなら、僕は率先して安い不人気色を選ぶのだが、iPhoneはなかなかそうならない。というか、過半数が黒を選ぶのだから、最初から黒を多めに製造してるんだろうな。「どうしてもイエローがいいので、何か月でも待ちます!」なんてやついないだろうし。
スマホのカラバリをこれでもかとアピールする売り手と、それに煽られる買い手。
日本は平和だ。