”はな”というモデルさんがいる。
人は彼女のことを”もでるのはなさん”と呼ぶ。
なぜなら”はな”だけでは、近所の飼い猫と区別がつかないから。
まるで”もでるの”が名字であるかのように、
人は彼女のことを”もでる野はな”と呼ぶ
数年前、渡辺満里奈と並び、「女性が憧れる30代女性」として雑誌などでよく取り上げられていた。
30代で独身の女性がまだイタかった時代、
かわいらしさを保ちつつ、自分の趣味を謳歌し、独立した素敵な女性として人気を博した「もでるのはな」さん。
モデルとしては致命的とさえ思われる顔のホクロも、彼女のライフスタイルや個性を表す象徴とも取られ、ますます女性人気を集めることになったようだ。
「ま、いいんでないの」
と思っていた。
確かに彼女の魅力は独特だ。
美人かと言われればそうでもないし、「手術でホクロをとればいいのに」と思ったりもする。
やはり彼女が女性からウケる理由はルックスのかわいらしさと、お菓子作りや仏像めぐりなどの趣味のかわいらしさ
それが「いつまでもかわいくありたい」という女性にウケているんだと思う。
が、2009年のダイハツ、カフェプロジェクトのCMを見ると
ちょっと以前より微妙な酸味が心に残る。
なんか、「果物は熟しきった時が一番甘くてうまい」というが、「熟しきった状態」と「腐りかけた状態」の間ぐらいの感じ
御年38歳であるが、確かに一般の38歳と比べると、考えられないくらい若くてCuteだ。
しかしさすがにアラフォーと呼ばれるお年頃。少しくらいは大人の魅力というものも出してもいいようなものだが
もでるのはなさんは今現在も、どストレートにかわいらしさで勝負している
口をアヒルのようにキュッと軽く前に出したり、
斜め上の方を見上げてちょっと微笑んでみたり・・・
20代の頃から使っていた「かわいらしい」記号を、
今現在も全く躊躇なく使用している。
で、今でも十分威力を発揮しているようなきもするし、ちょっぴりイタい気もする。
「38でベリーショートって・・・」という気もするし
いやいや、やっぱりかわいいよ、という気がしないでもない。
「これはアリなのか?」「いやないだろう」「でもかわいいじゃん」「でも38だぜ?」
こちらが勝手にそんな葛藤をしている間も
もでるのはなさんは、今日もかわいらしさと体現している。
もう少しはっきりとおばさん然としていれば
「いい年して気持ち悪いんじゃボケ!」と突っ込めるのだが・・・・
ちなみに彼女の夢は「かわいいおばあちゃん」になることだそうです。
あ、なるほどね。