俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

住宅ローンで”身の程”を知る

今日は真面目なお話を。

そして多少のオノロケを。



昨年末に韓国人女性と入籍をした僕は、4月からの同居のため、この1ヶ月家探しをしていた。

当初はアパートか安いマンションを借りようと思っていたのだが、「家賃として7~8万円を払うくらいなら、思い切って買っちゃったほうがいい。ローンの返済だって7~8万円だぞ」というアドバイスもあり、僕でも買える中古の物件を探すことにした。

そして2000万円ちょっとで、リフォーム済みの物件があり、某大手不動産屋を仲介にローンが組めるかどうか、銀行の審査を受けていたのである。


家のローンを払っている人はご存知だと思うが、基本的には都市銀行でローンを組んだほうが金利が安い。

それがダメなら地方銀行や信用金庫など、他の機関でお金を借りて返済する方法もあるが、金利都市銀行に比べて高いので、返済額が多くなる。

だから、できれば都市銀行でローンを組みたい。

僕はそれまで自分が家を買ってローンを払う生活をするなんて考えてもみなかった。


僕は大学を卒業後、2年間の青年海外協力隊、さらに3年間の海外派遣、帰国して3年間の会社員、その後4年間の非正規雇用(かつ複数の職場をかけもち)という生活を送ってきた。

私生活でも彼女イナイ歴37歳直前まで記録を伸ばしていたので、このまま安アパートで老後を向かえ、孤独死するんだろうな、ぐらいのことを思っていた。


昨年、やっと彼女ができて、入籍までしちゃって、「人生がバラ色になった!」「僕の人生はこれからだ!」と思ったりもした。

が、やはり世間的に見れば僕なんてまだまだ”負け組み”のようである。

僕は都市銀行である三井住友銀行にお金を借りようと3年分の確定申告書を提出し、1週間ほど結果を待っていた。


僕は自慢じゃないが、これまで借金もないし、カードの支払いを滞ったこともない。

貯金は大したことないが、それでもちゃんと毎月収入はあるし、家のローンが払えない状況でもない。

だからお金を貸してもらえないなんてことはないさ!なんてタカをくくっていた・・・・。


が、世間知らずの僕は、悲しいくらい「身の程」を知ることになったのである。

住宅ローンを借りられる基準は主に

①年収 ②勤務先の経営状況  ③勤続年数  ④現在の住居  ⑤年齢  ⑥現在のローン状況

などがあるという。


ちなみに僕はここ3年の収入の平均が約350万(←これでも自分なりに”非正規雇用の割りに頑張ってるな”と感心しているのである)だが、所得(税金・保険料等を引いた額)となると240万ほど。

これがまず低いので①の項目で△

正社員じゃないので②は×。

そして同じ会社に長く勤めているわけでないので③も×。

さらに現在、アパート住まいで、資産になるものがないので④も×

年齢も今年38歳だから定年まで27年・・・・・・・・・△?

最後の⑥だけは、車のローンなど払っていない(というか車を持っていない)ので○


ま、簡単に言うと

お話にならない状況


ということだ。

当然、都市銀行のローンはダメ、地方銀行もおそらくダメ。

こんだけダメと言われ続けたのは大学入試以来か?


で、何が哀しいかっていうと、そのことを自分でまったく自覚せずに、飄々と不動産屋さんに確定申告書などをFAXしていたということだ。

これはイタい・・・・


そして僕は改めて

「ああ、僕は最近、ちょっといい気になってたけど、社会的には全然認められない存在なのだな・・・」

「銀行から見たら、僕なんてゴミ同然なんだな・・・」

と思ったのである。


子どもの頃は、大人になって「家を買う」「家を持つ」なんて当たり前のことだと思っていたのに

いざ僕が大人になってみたら、”当たり前”のこともできないんだな・・・・


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僕のせめてもの救いは、そんな僕を慰め、励まし、一緒にがんばろうと言ってくれる奥さんを得たことである。

そんな素敵な奥さんに、家の1つも買ってやれないのがまた男として情けなく

この奥さんを絶対に幸せにしたいと強く願えば願うほど

そのための資金が少なすぎることを嘆かずにはいられない・・・・


最近、マジでストレス性の下痢に悩まされている今日この頃なのでした・・・

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