平成21年7月12日(日)は東京都議会議員選挙が行なわれた。
ここ数年、20代、30代の人が選挙に行かなくなって、投票率が急降下しているそうだ。
未来を変えるのは僕たちなのだ!
国を変えるのは、総理大臣じゃない!国会議員でもない!
僕たちなのだ!
僕たちが政治に興味を持ち、意見を交わし、自分達の代表である議員を選ぶのである!
だから選挙を行こう!
そうだ!そういえば、図書館で借りていた本を返しに行かなければならないのだ!
ついでにコンビニで『週間プロレス』を立ち読みしなければならないのだ!
さらに宅配DVDを返すため、ポストに投函しなければならないのだ!
都合のいいことに、投票所の小学校は図書館・コンビニ・ポストの近くにあるのだ!
さあ行こう!
投票場へ行こう!
というわけで、行ってきました。
投票所となっている小学校には、結構人が集まっている。
「あ~、みんな偉いな~。ま、僕もだけど」
入り口に消毒液が置いてあったので消毒し、
投票券みたいなのを渡して投票用紙をもらい、記入台へ。
そして、ここで僕は初めて都議会選挙の候補者を知ったのである。
4人の候補者が立候補している。
が、この4人に対してはマニフェストはおろか、顔すら思い浮かばない。
これって、どうやって選んだらいい?
あれ、おかしいぞ?
選挙活動ってやってたっけ?
僕が気づかなかっただけか?
僕が記入台でうろたえていると、なんか、後ろから冷たい視線を感じる。
なんか、選挙管理委員のおっさんが、不審なことをしていないか、じっと見ている感じ・・・
「どうしよう・・・どうしよう・・・」
なんとかネットワーク・・・ま、いいんだけど・・・・なんか無駄骨になりそうな気がする。
じゃ、やっぱり自民党?・・・・ん~~~~~~なんか癪だ!
僕の隣りの人が次々と投票を追え、投票箱に向かう。
隣りの人が4人目になった瞬間
僕は一番ひらがなが多い候補者の氏名を即効で書いた。
・・・・・・・・・・自民党候補だった・・・・。
日ごろ選挙のポスターを見るたびに
「”高橋”を”たかはし”って、有権者を馬鹿にしてんのか!?それぐらい漢字で書けるわ!!」
と憤っていたぼくだが、まんまと作戦に引っかかってしまった形だ・・・・
選挙への帰り道
僕は思った。
「ひょっとして、投票しないほうが良かったんじゃないか?」
「棄権したほうがよかったんじゃないか!?」
僕はマニュフェストどころか、顔も知らない候補者に
「名前が簡単だから」という理由だけで一票を投じてしまった。
僕にも責任があるんじゃないだろうか?
僕は「とにかく投票へ行くことが大切だ」と思ったが
無責任に投票するくらいなら、自分は投票せず、ちゃんと有権放送を聴いたり、演説を聴いたりした人に判断を任せたほうがよかったのではないだろうか?
ああ、こんなことなら他の東京都民のように、『ドラクエⅨ』でも夜通しやって疲れて寝てれば良かった。
ま、僕はゲーム類は一切持っていないんだけどね。