いきなりですが、
「ああ、僕はなんでヘキサゴンファミリーじゃないんだろう?」
その答えは考えるのもばかばかしくなるくらい当然のことなのだが、
こんなに寂しい夜はそんなことを考えずにはいられない。
さて、恒例のFNSの日、26時間テレビが終わった。
まったく意味のない長時間番組を毎年行なっている。
募金を集めるわけでもなく、たたただ長く、内容を薄め、お祭りっぽくした番組。
毎年毎年、「なんでやるんだろう?」という視聴者の思いを全く省みず、
毎年、司会を決め、企画を決め、ダラダラと行い続けている。
僕はそれを聞いた途端、できるだけ見るのを辞めた。
なぜなら、見れば見るほど自分がせつなくなるからだ。
もう、番組が始まる1ヶ月ぐらい前からヘキサゴンメンバーではそわそわしっぱなし。
なんか、夏のキャンプを前にはしゃいでいる大学生のノリだ。
そして番組が始まってみると、案の定、「夏のキャンプ」そのまま
それもそのはず、今回の26時間テレビは番組全体が「ヘキサゴン」合宿形式
ヘキサゴンメンバーが、他の番組チームと対抗する形式を取っているのである。
学生達、もとい、ヘキサゴンメンバーは時に笑い、時に泣き、そして助け合いながら
お互いの友情を確かめ合っていく。
まさに「ヘキサゴンファミリーの結束を固めるための、ヘキサゴン合宿」
正直、そこには26時間やらなければならないという悲壮感はなく、
むしろ「なんか、たまにはみんなでお泊りって楽しくない?」というノリなのだ。
大学のテニスサークルとか、スキーサークルのノリだな。
紳助さん一人が「いいとも」に出たり、さんまさんと絡んでいる時のほうがまだ、
「この番組の司会って大変そうだな。休む暇ないもんな」
と同情を買ってしまいそうになるが、
ヘキサゴンメンバーが楽しそうにワイワイやってるのを見るにつけ、
僕は舌打ちしたい衝動に駆られる。
今、一般の視聴者にとって
「芸能界っていいな」「芸能界って楽しそうだな」「俺も芸能人になりたいな」というのを
一番感じさせるのが、「クイズ・ヘキサゴンⅡ」であり、ヘキサゴン・ファミリーだと思う。
で、今回の26時間テレビ、
とにかくヘキサゴンファミリーの結束の強さ、仲間意識、みんなで楽しんでいる様子を嫌というほど見せ付けられてしまい
少々、見ている人はジェラシーに近い感情が生まれている。
特に僕のように、金曜夕方の「お疲れ様でした。お先に失礼します」から、月曜の「おはようございます」までの60時間以上を
全く誰とも話さずに過ごすような人間にとって
ヘキサゴン・ファミリーの馴れ合いは、「ジェラシーの対象」以外の何物でもない。
「けっ!楽しそうにしやがって・・・・」という感じなのだ。
で、なるべくフジテレビにチャンネルを合わせないようにしてたんだけど、それでもちょっとは見てしまう。
「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに島田紳助が登場
その中で「僕は金・土・日しか仕事をしない。残りはずっと沖縄にいる。石垣島の海でボーっとしていると、寂しくて”だれか声かけてくれー”と思う」とこぼした。
そういう話を聞くと、「あ、僕も僕も!時々すんごい寂しくなって、”声かけてくれー”って思う。あ!紳助さんと同じだ!」と嬉しくなるのだが、
それでも紳助さんは紳助さんを父と慕うたくさんのメンバーに囲まれているのだとわかると、またとてつもない疎外感を感じてしまう。(嗚呼、僕って面倒臭っ・・・)
最後のグランドフィナーレなんかも、
ボロ泣きの紳助以下、ヘキサゴンファミリーを、
僕はちょっと冷めた目で見てしまったもんな・・・・・・。
庄司と藤本美貴が2人並んで立ってる。
ネットによると藤本と木下優樹菜もイチャつく場面があったらしい。
ああ、いやだいやだ。
なんでそんなのを見せ付けられなきゃいけないんだか・・・。
本当にファミリーなら、ここで全員が抱き合っても良さそうなものだが、
やはりここは紳助氏から最大の寵愛を受けているPabo&羞恥心だけの世界が画的にいいらしく
他のメンバーもしんみりした表情ながらも、遠慮して周りで見ている。
更に外側には、ヘキサゴンに関わりつつも、ファミリーではないので冷静な中村アナ、牧原アナらがいて、
そのさらにその向こうに、三輪車レースに出場し、お祭りムードの人たちがいる。
僕はといえば、そのまた更に遠くのほうから、冷ややかに見ている一般の視聴者だ。
「ヘキサゴン」は今の僕には見るのが辛い
自分には”仲間がいないこと”をしみじみ感じさせられる番組だからだ。
ちょっとだけ「eri」とか「エロカワOL」の気持ちがわかるような気がした・・・・・
はあ、明日は月曜日か・・・・・・