今日は夜8時くらいに家に帰ってきて、いつものようにテレビをつけたら、
僕はその昔、ヘキサゴン大好きおっさんで、こういうスペシャルモノは録画してでも見たものだが、
今はもう・・・・。
そういえば、僕は学生時代、サークルの合宿で熱海に行ったことがあるのだが、
今回のヘキサゴンは、当時僕らがやっていたこととあまりにも同じだったのでびっくりした。
砂浜でのドッチボールや肝試し大会、フィーリングカップル5対5などなど
当時はちゃらちゃらした合宿をしたものだった。
ま、僕は学生だったのでそれでよかったのである。
が、ヘキサゴンファミリーは芸能人である。
本当は、”芸能”を見せてなんぼのもんのはずである。
しかし、彼らは、普通に合宿で遊んでいるだけでもお金がもらえるのである。
ああ、芸能人っていいね・・・。
さて、ヘキサゴンの合宿や旅行モノで恒例となっているデート企画
男性陣の中でクイズに正解した順に、女性陣に告白する。
で、今回は女の子のほうから素敵なデートを演出するよう紳助さんが指示していたが、
山根と神戸蘭子のデートを見たときに、僕は悲しくなってしまったのである。
山根といえば、とにかくもてない。
というか、女性の扱いを知らない。
実は「山根さんがいい」という女性芸能人もちらほらいるらしいのだが、
山根は「うそだ!」「信じられない!」と言って疑ってかかり、結局嫌われてしまうのだという。
今回のデートでは、神戸蘭子が甘い声を出して優しく話しかけたり、手や腕を組んで距離を縮めたりしたが、山根は心を開かない。
ツーショット写真を撮って「待ちうけにしよ!」と神戸蘭子が嬉しいことを言っても「うそでしょ?」とマジ返しをしてしまったり、神戸がなんとか話を盛り上げようと「楽しかったデートの思い出とかある?」と聞いても「・・・・デートの時、台風に襲われて親に迎えに来てもらって・・・格好悪かった・・・」としんみりさせてしまう。
とっておきはお土産におそろいのサボテンを買おうとなったときの会話
神戸「おそろいだね」
山根「・・・・なんでおそろいなの?」
神戸「ねえ、これどこに飾る?」
山根「・・・・テレビの横かな」
神戸「あたしもそのあたりに置こうかな」
山根「・・・・なんで?」
神戸「だって、テレビ見るたびに思い出すじゃん」
山根「・・・・そうかな?」
神戸「思い出さない?」
山根「・・・・でも彼氏ととかできたら『これなに?』って言われるじゃん」
神戸「・・・・・」
神戸は紳助の指示(女の子のほうから素敵なデートを演出する)をがんばって遂行しようと、最後までがんばった。
その健気なまでの優しさに、僕も感動した。
が、山根は結局心を開かず、神戸はデート終了後に泣いてしまった(本人曰く、『心が折れた・・・』とのこと)
その神戸の涙を見て、「なんか演技に見える・・・」と山根は言ってしまい、ヘキサゴンファミリーを激怒させた・・・。
でも、僕は山根の気持ちが痛いほどわかるのである。
もてない男は、言い寄ってくる女が信じられないのである。
その子がかわいければかわいいほど
「どっきりじゃないのか?」「罰ゲームじゃないのか?」と疑うのである。
それまで優しくされたり、人に好かれたりすることに慣れていないため、
人の優しさを素直に受け入れられないのである。
心から優しい女性がいたとしても、「絶対心の奥底ではオレのこと気持ち悪いって思っているはずだ!」と疑ってしまうのである。
「オレは自分で自分が気持ち悪いことを知っている」
「女は表面上はやさしくしてくれることを知っている」
「女性は裏で男の悪口を言っていることを知っている」
「女は表面上はやさしくしてくれることを知っている」
「女性は裏で男の悪口を言っていることを知っている」
だから信じない!信じない!信じない!
その女性が本当に自分が好きなのかどうか
それを確かめるために、わざとぶっきらぼうに振舞ったり、
マイナス志向のだめな自分をわざと見せてみたり、
「本当は嫌々なんでしょ?」と何度も詰め寄ってみたり・・・
そんなことを繰り返して、それでもまだ自分のことを好きだって言ってくれるなら信じられるかもしれない――――
山根はそう思っている。
僕もそう思っている。
が、ごく普通の神経の女性なら、割と早い段階で
「なにコイツ・・・」
「やっぱり気持ち悪っ」
「なんだよ、人が優しくしてやってんのに・・・」
とキレて離れていく。
山根君、
君はきっとこれからも女性と付き合えないよ・・・
僕らはそういう星の下に生まれてしまったんだから・・・・・・・・
それにしても、これだけの条件(高身長、高収入、高学歴)がすべて揃っているのにね・・・