俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

Surrender(降参!)

それは昔の都市伝説だが、

僕が子どものころ、「口裂け女」というのがいた。

Wikipediaにも乗っているが、僕らの知っている口裂け女は、赤い服を着た髪の長い女性で、マスクをしている。

そして夕方から夜にかけて、一人で歩いていると「あたしきれい?」と聞いてきて、「うん」と答えると「これでも?」と言ってマスクをはずす。

マスクの下には口が耳まで裂けた顔が現れる。慌てて逃げても、彼女の足は100メートルを6秒で走るので逃げられない。

ちなみに口裂け女の口は整形手術が失敗してしまった結果らしく、その手術を担当した医者がきついポマードの香りをしていたことから、「ポマード、ポマード、ポマード」と3回言うと、逃げていくという。

今の子どもが聞いたら「バカじゃない?」と一蹴されてしまいそうだ(現代は普通の人のほうが何をしでかすかわからないのでよっぽど怖い)が、

僕が生まれた神奈川県のとある町は、口裂け女が出て、警察が出動騒ぎになったり、子どもがパニックになって学校に行きたがらなくなったりもしたのだ。

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僕は幸い、口裂け女に出会ったことはないのだが、それでも、いつでも「ポマード」と3回言う用意はしていた。

それに、口裂け女よりも、もっと身近な人で、子どもの僕にとって怖い大人たちはたくさんいた。


実家の酒屋のお得意さんで、いつも日本酒のワンカップを飲みながら話しかけてくる聾唖のおじさん。

噂では「一日中家から出てこない」「畳に新聞をひいて排泄している」と言われてた長屋の夫婦

通学路にいつも立っていて、子どもの通学を無言・無表情で見張っていた妙に髪の長いおばあさん。


当時、妙に警戒心の強い小学生だった僕にとって、「得体の知れない大人」というのは無条件に恐怖の対象であった。

そんな僕をからかってか、両親は「あんまり遅くまで外で遊んでいると、悪い人に連れてかれるよ!」「悪い人がいつもお前を見てるよ!」なんてことを言って僕を脅した。

その効果は非常に絶大で、一時期、放課後、友だちとも遊ばず家に直行する子どもになりさがったりした。

そう。僕はドリフの「お化けのコント」ぐらいでもビビッてしまう、かなり“ヘタレ”な子どもだったのだ。

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さて、時は2009年9月11日

僕は36歳になっていた。

さすがにこの年になると、周りの大人を怖がるというより、自分が「変な大人」になってしまうことのほうが怖くなる。


それはさておき、今日も仕事を追え、僕は池袋駅で電車を待っていた。

すると、背後から得体の知れない強烈な視線を感じた。

ふと振り返ると、だれもいない。

「あれ?おかしいな?気のせいか?」

と思って、また電車を待っていると、やはり背後から視線を感じる。

それは、子どものときに感じた「怖いおじさん」の視線そのものだった。

だれかが、僕を狙っている。

だれかが僕を誘拐し、僕の両親からお金を取り上げ、僕を殺そうとしている。


僕は息を殺しながら、ゆっくり振り返った。

そこには人影はなかったが、こんなものがあった・・・・・・・。

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だ、だれがこんなことを・・・・・

布袋さんがコーヒーのイメージキャラクターって・・・・・・

しかもこんなに写真を引き伸ばしちゃって・・・・・・・・


布袋さんは、彼なりに精一杯のさわやかな笑顔を作っているのかもしれない。

しかし、その顔をどう見ても悪だくみをしている不敵な男の笑みだった・・・・。

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僕が子どものころにこんなデカい布袋さんの顔を見たら、泣き出すと思う・・・

夜中に一人でトイレに行けなくなるかもしれない。

それにしてもこのインパクト・・・

僕はおもしろくなって、写真を取りまくった。


なんか・・・・・・・ドリフの「志村~!後ろ~!!」を思い出した。

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                  はるか~!!後ろ~!!

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                  布袋さん、最高っす!!

ちなみに、googleの画像検察で「志村」「後ろ」を検察すると、このテーマで色んな人がいろんな写真を撮っている。

「志村!後ろ!」を知らない中高生は、くだらない英単語よりもこっちのほうを調べるべきだと思う・・・
http://images.google.co.jp/images?gbv=2&hl=ja&q=%E5%BF%97%E6%9D%91%E3%80%80%E5%BE%8C%E3%82%8D&ndsp=20&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi