先月のフジテレビ『ヘキサゴンⅡ クイズパレード』でのこと。
番組の終盤「早抜けリレークイズ」にて、各チーム頭のいい人が早押しでどんどん正答して抜けていき
残りは「おバカさん」ばかりになった。
『ヘキサゴン』はここからがおもしろい。
残ったおバカさん達の珍解答がこの番組を人気番組に押し上げたといってもいい。
回答者はmisono、スザンヌ、矢口真理(だったかな?)
問題は「熱帯・亜熱帯地域に生息するオニイトマキエイのことを、通称なんと呼ぶ?」というような問題だった。

テレビを見ていた僕は「エイって言ったら”マンタ”しか思い浮かばんな・・・・」と思って見ていたが、当然ながらおバカさんたちは答えられない。
しかし結局誰も答えられず、全員不正解に。
正答は「マンタ」であっており、答えを聞いたおバカさんたちは「あ~、マンタか~」というリアクション
すると紳助さんは憮然とした表情で一言
「オニイトマキエイ知らんの?」
この紳助さんが言った何気ない一言が、すごく頭に残って離れなかった。
「オニイトマキエイ知らんの?」
それは「なんでこんな常識的なことも知らないの?」というニュアンスで発せられた言葉だが、
一般の人って、「オニイトマキエイ」と言われてどれだけピンと来るのだろうか?
これはひとえに週に4日は沖縄の石垣島に滞在している紳助さんの感覚から出た言葉だ。
僕もマンタの画像を検索していて思ったが、確かに知っている者にとってあの美しさを知らないと言われたら腹も立つだろう。
が、それは一般常識ではない。
紳助さんといえば、超売れっ子司会者にして飲食店を何店舗も経営する大金持ちである。
一方で庶民感覚を失わず、視聴者の共感を集め、視聴者ともに下品に笑い、感動に泣くところに紳助さんの魅力がある。
その紳助さんから出た意外なセレブ感覚に、僕はちょっぴり驚いたわけだ。

話は変わって、
僕はまたいつものように「お前のブログは長い。読むのが面倒くさい」と知り合いに言われていた。
「面倒くさきゃ読まなきゃいいのに・・・・」なんて内心、悪態をつきつつ、
「そうか。じゃ、今度短くするよ!」と返事をする。
確かに、僕らと同世代、もしくは上の世代の人にとったら、
このブログで話題にした「口裂け女」とか「ショーユ顔、ソース顔」、「志村!後ろ!」なんて言葉はいちいち説明はいらないかもしれない。
また僕がよくブログで書くCMネタだって、CM動画やCMのストーリー説明もどちらか一つでいいのかもしれない。
でも、やっぱり読んでいる人のことを考えると心配になるのである。
「僕にとっての常識は、他の人にとって非常識なんじゃないか」と。
海外に住んでいる人にとっては日本のCMのことなんてわからない。
また、僕はギャルやジャニーズタレントの悪口を書くこともよくあるのだが、
それを検索して飛んできた中高生ギャルの名前が履歴に残っていたりする。
するとやはり”昭和なネタ”には簡単な説明を施したくなるのだ。

*なつかしの「Babe(ベイブ)」 代表曲は「Give me up!」「 I don't know」
http://www.youtube.com/watch?v=Yf_hDV_7BG0http://www.youtube.com/watch?v=p6WEbEWvETc&feature=related
話はまたまた変わって、2009年10月現在のアメーバブログの人気ランク
ベストテンは
となっているのだが、ベスト10の段階ですでに半分知らない
これがベスト50になると、本当に知らない人ばっかり。
でも中高生に「”あの”桃を知らんの?」と言われたら腹が立つし
GALに「小川さえこ知らないなんて、ダメぢゃね?」なんて言われるのもなんか癪だ。
だからと言って、アラサー、アラフォーの人に向かって、最近覚えた
「舟山久美子知らんの?」とも言いたくないし
「今、武藤静香知らなかったらやばいっすよ!」なんてことも言いたくない。
だから誰にとってもわかりやすく書くということは
なんとも字数のかかることなのだ・・・・。
これでも、自分の言いたいことをかなり押さえてはいるんだけどね。