記者「T川さん、今回のK-1ワールドMAX2009世界一決定トーナメントを総括していかがでしたか?」
T川「いや~、強いですね。優勝した・・・・名前なんだっけ?」
秘書「ジョルジオ・ペトロシアン選手です」
T川「そうそう。ペトロシアン。過去8年間のMAX王者の中で最強だと思います。戦跡が58勝(31KO)1敗2分という驚異的な勝率ですからね。ジョルジオ・アルマーニは。」
秘書「(小声で)ペトロシアン選手です!」

T川「そうそう。決勝トーナメントの山本優弥戦はびっくりしました。割と受身のタイプだと思ったのに、最初からいきましたね。前回の戦いぶりからは徹底したディフェンスの巧さとカウンターの取り方ばかりが目立ったんですが、今回見たら、パンチもキックも速くて重いですね。ペデストリアンは。」
秘書「(小声で)ペトロシアンです!」
T川「決勝も魔裟斗君が一度も勝てなかったアンディ・サワーからダウンを奪っての完全優勝ですからね。まだ23歳と若いし、今後MAXで絶対王者として長期政権を築いていく可能性もありますね。ペレストロイカは。」
秘書「(小声で)ペトロシアンですってば!確かにロシアっぽいけど!」
記者「ペトロシアン選手の良さって、どんなところでしょう?」
T川「う~ん、いろいろありますが、とにかく”センス”じゃないですかね?」
記者「センス?」
T川「ええ。あの距離感、タイミングの取り方。まるで時間と空間を一人だけ支配しているようで、相手選手はまったく顔に当てることができない。」
記者「なるほど」
T川「それに加えて、今回、パワーがあることも証明したし、フックの角度も空手の鉤突きのようにコンパクトで鋭いですね、ペペロンチーノは。」
秘書「(小声で)それはパスタ!ペトロシアン選手ですよ!」

T川「魔裟斗選手の相手に関して、彼なのかサワーなのかを聞いたら『厄介だけどあいつに決めました』と魔裟斗君はリングに上がりました。今までに見たことのないぐらい強いチャンピオンで、まったく顔を殴られない凄く強い選手なのに、それとやるといった魔裟斗君に対して『男はこうじゃないといけないな』と考えさせられました。」
T川「大丈夫!簡単に負ける選手ではありませんよ。魔裟斗君は。というか、私が絶対に勝たせます。」
記者「今の発言は問題では?」
T川「いいんです!魔裟斗選手あってのMAXですから!ペットロス選手は最大の強敵になりますが、魔裟斗選手を応援してください。試合形式に関しては魔裟斗選手と今後決めていきたいです。できるだけ彼が有利なように、彼の希望に合わせていきたいと思います」
記者「ペトロシアン選手からクレームが出そうですが?」
秘書「(小声で)それ、映画監督!イタリア人っぽい名前を適当に言わないでください!」

記者「ペトロシアン選手が昨日の試合で骨折の疑いがあるそうなんですが?」
T川「なに!おい!ダルメシアン!逃げんじゃねーぞ!」
秘書「(小声で)ペトロシアンだっつーの!」
T川「しょーがねーな。じゃ、サワーにするよ!アンズ・サワー!」
秘書「(小声で)アンディ・サワーです!」
記者「・・・・・・・・では、最後に、総括を一言」
T川「K-1は私のイベントです!誰にも文句は言わせません!ルールも判定も、マッチメークも、全部僕が決めるんです!」
記者「あ、ありがとうございました。」
