A「ただいま~」
J「・・・・・・」
A「どうしたJ子?何かあったのかい?」
J「・・・・・別に・・・・」
A「別にってことないだろう?なんでそんなに膨れっ面してるんだ?ワケを話してくれよ」
J「・・・・・なんであいつのところが3日で、あたしが1日なのよ・・・」
A「あいつって・・・・C子のこと?」
J「あんた、『忙しいから』って、あたしん家には1日しかいなかったくせに!」
A「あ~、だってしょうがないじゃん。いろいろあったんだし・・・」
J「あたし、待ってたんだから!あんたが来るっていうから、お父さんとお母さんと一緒に食事しようって思って、ずっと待ってたんだから!」
A「だからしょうがないだろ~。うちでゴタゴタがあったんだから。本当に木曜日に行くつもりだったんだよ。でもどうしても俺が処理しなきゃいけない用事ができちゃったんだよ。1日遅れたくらいで怒るなよ」
J「せっかく、一緒に広島・長崎を旅行しようと思ったのに!」
A「あ~、それか・・・。行くよ。また今度ね。」
J「今度今度って・・・一体いつ行ってくれるのよ!」
A「だから今度だって。怒るなよ。ちゃんと君のお父さん、お母さんにも挨拶したろ?」
J「挨拶っていったって、朝、ちょっと挨拶しただけじゃない。」
A「ちょっと挨拶って・・・。あれでも俺なりにちゃんと礼を尽くしたんだぜ。むしろ”頭下げすぎだ”って家族に怒られたくらいなんだから・・・」
J「あれくらい当たり前よ!」

A「だからそう熱くなるなって。冷たいものでも食べてちょっとは冷静になれよ。はい、抹茶アイス」
J「ごまかされないわよ!あんた、C子の家で、子供たちと楽しそうに話してたそうじゃない!」
A「え?ああ、あれか。あれはね、C子が頑固なもんで、子供達から懐柔を図ろうと・・・」
J「あんなサービス、うちでやったことないじゃない!」
A「しょうがないじゃないか。いいかい?C子はなかなか利用しがいのあるやつなんだ。C子の機嫌さえうかがっておけば、ひいては君にだって利益はあるさ。なんたってC子はNK社との間を取り持ってくれるんだから。君だってC子とはうまくやっておいたほうがいいだろ?そのためには僕が間に入ったほうがいいんだって。」
B「でもあんた、『世界を動かすのは俺とC子だ』なんて言ってたらしいじゃない。」
A「あんなのおべっか使っただけだって。怒るなよ。俺の気持ちはお前だけだって。俺はC子の束縛主義には反対なんだ。だからC子の子供達をつかってだね、自由の大切さを・・・」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/200596.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091116-00000021-cnn-int

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091116-00000021-cnn-int

J「自由、自由って、あんたは昔からそればっかりよ。だったら少しはあたしだって自由にしてほしいわよ。うちに置きっぱなしのあんたのペットをどこで寝かすかで、てんやわんやなんだから!」
A「あ、あれ、もうしばらく置いといて。」
J「むきーっ!誰がエサ代払ってると思ってるの!」
A「怒らない怒らない。俺とお前の仲だろ?」
J「知ってるわよ!K美にも同じこと言ってるんでしょ!」
A「いや、K美とお前とは全然違うよ。」
J「どう違うってのよ!」
A「いや、そりゃ~K美は色々と体を張って尽くしてくれるけど、やっぱりお前のほうが貢いでくれるし・・・」
J「ひどい!やっぱりお金が目的だったのね!」
A「いや、そうじゃなくて、なんだ、あの、俺とお前は一身同心。何かあったら、絶対に俺が守ってやるから・・・」
J「・・・・・・信じていいのね・・・」
A「オフコースだよ!だからもうしばらく、俺の黒いペット置いといてくれよ」
J「でもなにかとうるさいって、近所の方から苦情が・・・」
A「知らんぷり知らんぷり!」

J「ねえ、それより今夜は泊まっていけるの?」
A「え?えっとね・・・」
J「何よ、いつもみたいに”YES,WE CAN”って言いなさいよ」
A「あの、それが・・・今日は娘の誕生日とワイフとの記念日でどうしても・・・」
J「いつになったら奥さんと別れてくれるのよ。いつになったら正妻の座を”CHANGE”してくれるのよ!」
A「いや、今、ワイフとは別れるつもりはないし・・・またその時期が来たら、ね。」
J「じゃ、せめてC子とK美とは縁切ってよ!そして『私を一番愛してる』って誓って!」
A「(うわ~、うぜぇ~~)うん、C子とK美はね、うん。そのうちね。」
J「ちゃんと縁切る?」
A「えっとね。えっとね・・・あ!見て!テレビのスポーツニュース!あれ、君の娘さんじゃない?すごいな~、頑張ってるな~!今度のオリンピックも金メダル間違いなしだね。」
J「あれはK美の子よ!」
A「え?そうなの?(僕から見たら区別つかないや・・・)」
