俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

名倉・満理奈

名倉潤渡辺満里奈夫妻に第二子ができたそうである。

 

おめでたい話だ。

 

が、ちょっと複雑な気持ちでもある。



かつて、僕はおニャン子時代の会員番号36、渡辺満里奈のファンであった。

 

愛嬌のある二重で、顔がちょっとふっくらしてて、鼻がちょっと丸くて笑うとえくぼができる。

 

典型的な美人顔ではないももの、中学とか高校のどのクラスにもいそうなクラスのアイドル顔であった。

 

今は顔がほっそり、目がぱっちりの小顔がもてはやされる時代であるが、あの時代のアイドルはもっと朴訥としていた。

 

おニャン子は本当に「隣のうちのお姉さん」的で、本当に敷居が低く、親近感を抱かせてくれた。

 

デビューシングル『深呼吸して』ほか、『ホワイトラビットからのメッセージ』『マリーナの恋』などは決してヒットしたわけではない渡辺満里奈の曲を今でも鼻歌で歌っちゃうぐらい、思春期の僕は満里奈一筋であった。

 

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その後、おニャン子は解散。

 

テレビから消えるメンバーもいる中、渡辺満里奈は生き残った。

 

愛嬌のあるルックスに加え、司会やアシスタントもできる器用さがあったことから、とんねるず北野武タモリ、古館伊知郎といった大物タレントにも気に入られたのが効を奏した。

 

それはそれでうれしいのだが、渡辺満里奈はそれだけにに収まらなかった。

 

僕が今、それほど渡辺満里奈にこだわらくなった理由はそこである。



ヨーロッパあたりのちょっと小洒落な音楽にはまって音楽論を語り出しちゃって、小沢健二とつき合ってみたり

 

台湾にはまって、中途半端なガイドブックを発売したり

 

ファッション、旅行、健康などなど、いかにも女性が好きそうな移り気な趣味に素直にはまり、これまた本なんかを書いちゃったりして、モデルの”はな”とともに「趣味を謳歌する大人の女性」の代表となって、同姓のファンを増やしたりした。

 

結婚してからも手芸や子供服のブランド、子育て日記、オーガニック食品など、”いかにも”なものにハマり、それがまた”いかにも”ウケちゃったりしている。

 

最近も『とくダネ』のコメンテーターになって、インテリぶってみたりと、なんか僕が嫌いな方向、嫌いな方向に向かってばく進している。

 

が、渡辺満里奈の頭のいいところは、ちゃんとメディアを使い分けているところ。

 

テレビのバラエティでは主に司会(の補佐)やコメンテーターに専念

 

まったくのプライベートとして旅行や健康などを楽しみ、その延長としてビジネスや出版、雑誌の記事につなげている。が、その趣味をテレビでひけらかすことはほとんどない。

 

それができるからこそ、彼女は今も芸能界で生き残っているのだろう

 

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渡辺満里奈は、僕が思春期に惚れた女

 

だから今もテレビに出ていればつい見てしまう。

 

特に大物芸人の隣りに座って知的バラエティを仕切っている渡辺満里奈は、すでに安定感すらうかがえる。

 

ビートたけし所ジョージとんねるず大竹まことタモリ今田耕司あたりの隣りが一番見慣れているのだが、おそらく彼女なら島田紳助笑福亭鶴瓶志村けんあたりの隣りでも落ち着くだろう。

 

明石家さんまダウンタウンら知性がないものや、中堅・年下芸人の番組では本領を発揮しないが、大物を扱わせたら今、一番うまい。

 

アナウンサーほど固くなく、形式的でもない。

 

またオセロ中島上沼恵美子ら女芸人ほどくだけていない。

 

ベッキーや優香ほどキャピキャピしておらず、落ち着きがある。

 

前に出すぎず、それでいて大物芸人をちゃんとコントロールし、さらに番組に華を添えている。

 

50代以上の大物芸人さんにとって、一番やりやすくて、かわいがりたいパートナーなのだろう。



ちょっと話は変わるが、今『BOSS 贅沢微糖』のCMに、元おニャン子のメンバーが出ている。

 

 

この『BOSS贅沢微糖』のCMシリーズ、割と好きなのだが、今回ばかりはそれほど贅沢には思わなかった。

 

国生さゆりは今もバラエティに出まくってるし、新田恵利、渡辺美奈代、城ノ内早苗らも割りとバラエティのおニャン子同窓会企画みたいなのには顔を出す、「集めやすい」メンバーである。

 

本当に贅沢なのは、こうした企画にほとんど顔を出さない高井麻巳子(・・・あ~、久しぶりにこの名前書いた・・・)、岩井由紀子、福永恵規河合その子、渡辺満理奈らが出たときだ。

 

あ~高井麻巳子高井麻巳子(・・・・・・・実は秋元康と結婚するまでは高井まみまみのファンだった)

 

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かつて『銭形金太郎』で一緒に司会をしていたネプチューン名倉潤と結婚

 

これもさすがにショックだったな・・・・

 

僕の中で一つの時代が終わったと感じさせたな・・・



まあ、名倉潤も人の良さがにじみ出ていて、事実、後輩思いのいい人だそうなので、これはもう納得するしかない。

 

が、名倉潤にはぜひ渡辺満里奈を幸せにしてもらいたいのである。



かつて、島田紳助日本テレビ『しゃべくり007』に出たとき

 

「将来、芸能界(おそらくゴールデンのバラエティに限って、という意味)は上田晋也が仕切る。上田についていけば間違いない」と言い切った。

 

また、しゃべくりメンバーの中では「上田と名倉は司会ができるから生き残る。徳井も大丈夫。あとは消える」と断言。

 

その後、フジテレビの自分の番組「ホンネの殿堂!!紳助にはわかるまい」にも名倉を起用した。



しかし心配なのは、「本当に名倉潤は司会者として将来安泰なのか?」ということである。

 

実際、『しゃべくり007』では上田晋也に司会に譲る場面が多いし、『ホンネの殿堂』でも紳助がほとんどしゃべってしまうため、ほとんどやることがない(コーナーのタイトルコールぐらいか?)



名倉潤は顔の濃さに比べ、司会者としてはそれほどアクが強くない。

 

あれだけ知性があって、突っ込みもできて、まじめで性格も良く、条件的には上田晋也にもひけをとらない男が、

 

いざ司会をしてみると存在感に圧倒的な差が出てしまう。



もしかして司会者として名倉潤に必要なのは「アクの強さ」なのかもしれない。

 

が、そのアクのない人の良さが、渡辺満里菜の心を射止めたのだとしたら・・・・・・・・・

 

お~・・・・・・パラドックス!!

 

結局一番いいのは、ネプチューンの番組を増やし、原田泰造堀内健に突っ込み続けることなのかもしれない。

 

つまり、紳助さんが「消える」と言った原田と堀内の存在は、名倉にとってはなんとも生命線なのである。

 

渡辺満里奈のためにも、ネプチューンよ、永遠なれ!

 

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ところで「ナグラマリナ」って、なんか「マグナカルタ(イギリスの最初の憲法)」みたいで語呂よくない?