最近のお気に入り
それはなんといっても彼女からもらった電気シェーバー「としお君」である。
いや、「としお君」というのは僕が勝手につけた名前で、本名は「フィリップス RQ1050」と言う。
実は僕はこれまで
~19歳 お父さんの安い電気髭剃り
20~24歳 自分用の安い電気髭剃り
25~32歳 SHICK 2枚刃(『切れてな~い』のCMでお馴染み)
33~36歳 SHICK 3枚刃
と髭剃りを変えてきた。
はじめはお父さんの電気カミソリを使っていたのだが、ここ数年はすっかり手動
泡を髭につけて、カミソリで剃っていた。
この方が顎の下までしっかり剃れる。
実は僕の髭は結構 濃い。
なのに肌が弱い。
一番厄介なパターンだ。
「深剃り」を選べば肌を傷つけ、「肌に優しい」を選べば剃り残してしまう。
一応、社会人としては「剃り残し」があってはならないということでちゃんと剃れるほうを選んできた。
僕の感覚としては電気カミソリより、SHICKのカミソリのほうが深く剃れる。
が、やはりこれは諸刃の刀でもある。
特に新品の刃は切れすぎて、結構な血玉ができる。
急いでいる朝にこれは辛い。が、急いで服を着てしまうと、白いワイシャツにアゴ下の血がついてしまう。
一方、3週間くらいたった古い刃では剃り残しが多い上に、何度もゴリゴリ剃ろうとするので肌も赤くなる。
まったくもって厄介な肌と髭なのである。
が、さすがに最近、肌がボロボロになってきたので、12年ぶりに電気に変えてみようと思っていた。
12年のうちに「電気カミソリ」は「電気シェーバー」に名前を変えた。
きっと技術も飛躍的に進歩してるに違いない。
そんな時に、彼女がPHILIPSの電気シェーバーを買ってくれたのである。
さっそく使ってみた。

スイッチを入れてみたが、振動が少なく音も小さい。
正直、充電をたっぷりしていても「電池切れか?」と思うほどパワーがなさげである。
実際肌に当てても、まったく刺激が少ない。
彼女が肌に優しいタイプを選んでくれたからだが、なんとも物足りない。
僕はカミソリ時代に、血が出るほど髭をゴリゴリそぎ落としていたタイプである。
それぐらいしないと髭は剃れない、という皮膚感覚が身についてしまっている。
だから、Philipsのとてもお上品な肌感覚はなんとも物足りない。
で、実際に、初日、二日は午後一には髭が出てきてしまっていた。
仕方なく電気シェーバー用のローションを買ってきて、それをアゴに塗ってから使ってみた。
すると何も塗らない時より滑りもよく、深く剃れる。
まだまだカミソリの深剃りには敵わないが、悪くはない。
なんとも、髭をそった後のヒリヒリがないのがいい。血が出ないのがいい。
そしてアゴの下を剃るときに、首が柔軟に動く姿が実にカッコイイ。
今後僕がもう少し上手に”彼”を使いこなせるようになれば、もっと深く剃れるだろう。
彼のほうも慣れてくれば、僕の肌質とか剃りにくい場所とかがわかってくるだろう。
僕は彼とうまくやっていけそうな気がする。
僕はこの髭剃りに「としおくん」という名前をつけた。
としお君はよくよく見ると実にかわいい。
上から見ると、間抜けなロボットのように見える。

しかも、としお君は髭を剃った後に、頭を開いて水洗いできるのだが、その時の顔がターミーネーターの中身のロボットみたいで更にカッコイイ!
最初の間抜けなお顔と、開いた後の怖い顔とのギャップがたまらない!
本名「PHILIPS RQ1050」もターミーネーターっぽいしね。

さらにさらに
このとしお君、立ち姿もなんともかわいい。
スタンドに立ててみると、ちょっとクリオネっぽい。


「流氷の天使」と呼ばれるクリオネ
体は透明で内臓だけが透けていない。
そして体の側面に羽のような翼足があり、それをパタパタさせて泳ぐ姿がなんともかわいい。
さらにさらに、クリオネは
普段のかわいらしい姿とはうって変わって、捕食の時は頭がパカッと開き、中から「バッカルコーン」という6本の食指を伸ばして相手の養分を吸い尽くすのである。

「かわいい!貪欲ですよ!」
「頭が割れるんですよ!まさに天使の裏には悪魔の顔が・・・」
「内臓が透けているというこの格好よさ・・・」
中川翔子はその様子にいたく感激し、
うちの「としお君」もそれ、できるんですよ。

バッカルコーン!!

これだけでブログを書こうとした僕もね、ある意味”どん欲”ですよ!!