俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

恋愛カウンセラーの条件

先日、日本テレビの『シアワセ結婚相談所』を見ていたら、なかなかもしろい人が出ていた。

この番組は、ゲストとして独身女性(番組内では”独女”)を呼んで、女子力検定などをしたり

既婚女性(番組内では”幸女”)を呼んで主婦力を検定したりする。


その判断をするのは、番組内では”結婚相談員”と呼ばれる池内ひろ美(結婚離婚コンサルタント)、魚ちゃん(運命激辛鑑定士)、名越康文精神科医)などであるが、

僕はその中でも、魚ちゃんと呼ばれる在日韓国人の女性が好き。

この人、とにかく歯に衣着せぬものいいで、実に気持ちいい。

「あなたは2年後に結婚します。でもすぐ離婚します」など、韓国人独特のイントネーションでスパスパとゲストの運勢を切っていく姿はなかなか痛快である。

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さて、6月15日放送の回は、独身女性タレントを集めての「出会い力アップ検定」を行なっていた。


バツイチあり、肉食系女子あり、キャバ嬢あり、女芸人ありと、なかなかバラエティに富んでいる。

大島麻衣小倉優子倉持明日香あたりはまだまだモテるような気もするのだが・・・。


番組では彼女らの生活や考え方から、「出会い力」を探っていったのだが、そこに出てきたある相談員は、これまたなかなかインパクトのある女だった。

登場したのはなんと「体重103kgの恋愛カウンセラー」「(バツイチ子持ちなのに)3年間で5人にプロポーズされ」「現在、13歳年下の東大卒の夫を持つ」という女性

名前を「羽林由鶴」という。

この人、ネットで調べてみたら最近、かなり有名になってきた人で、公演の依頼が殺到し、各地で引っ張りだこの売れっ子カウンセラー

何でも今、この人にカウンセリングを頼むには30分で5000円、2時間で2万円ぐらいかかるらしい。

この触れ込みを聞いただけでも興味は沸くが・・・

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このデブ

とにかく調子に乗りまくっている。

一応「今でも太っているコンプレックスはある」とはいうものの、さすがに5人の男にプロポーズをされてきた売れっ子カウンセラーだけに、自信満々

『「些細なこと」をしただけで、オンリーワンの女性になれる』と豪語する。


僕はこの人の記事を書くためにわざわざこの人のホームページまで見てみたのだが、このHPの構成がなんだが怪しい。

なんだがネットでよくみる「短眠で経済力をアップさせる秘訣」「だれでも簡単に苦労せずに痩せられる方法」「誰とでも簡単にセックスが出来る方法」みたいなHow to本を1万円ぐらいで売っているホームページにそっくりなのだ。

「自分はこの方法を編み出して人生がバラ色に変わった!」「それも”たった一つのこと”を実践しただけで」と長々とつづり、けっしてその「たった一つのこと」を公開せず、

「それを知りたかったら1万円振り込め」で締めくくるようなホームページ。

それにそっくりなのだ。

う、胡散臭い・・・


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しかしこのデブの自信はまったく揺るがない。

番組ゲストの女性タレント達の悩みに対し、明確に、確信を持って答えていく。

「よい妻は、夫の世話をよくする妻だと思っていたら行き詰まる」

「老後のことが心配で結婚するなら、残念な結果になる」

「恋愛のかけひきなどしなくていい。自分に正直でいい。自分を偽って結婚してもあとで後悔するだけ」

「夫は私より13歳年下だが、だから夫の世話をしなきゃとは思わない。むしろあたしは夫より13歳年下だと思ってる。だから夫に『お願~い、やって~』と甘えられる」

などなど

まあ、恋愛カウンセラーらしく答えていくのだが、

道端カレン小倉優子のような、見た目のよい女性タレント陣を、羽林が上から目線でアドバイスしていく構図がなんとも面白い。

なんだが、ゲストの女性タレントの心の声が聞えるようだ・・・

なんであたしが、あんたみたいな素人デブに恋愛のアドバイスを受けなきゃなんないのよ・・・


たまたま女性に免疫のないデブ専のお坊ちゃまをたぶらかしただけでしょ・・・


そんな声が・・・

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仮に僕が恋愛のカウンセリングを受けるとして、僕より大分劣る見た目のカウンセラーに

「大丈夫。僕でも結婚できたんだから、君でもできるよ」

なんて言われたら、励みになるだろうか?

もちろん、イケメンカウンセラーに「僕がモテる理由を教えてあげようか?」なんて言われたら鼻につくが、ブサメンにアドバイスされるのもまた癪な感じだ。


僕なんて、更に性格がひねくれているから、羽林が偉そうに何かを言っても

「おメー、バツイチじゃねーか。結婚失敗してるべ」

「お前だって今後また離婚する可能性だってあるのに、なぜ偉そうに言える?」

「なぜお前に”こうすれば老後も安心”なんて言える?お前44歳だろ」


などなど。

なんか、あのデブが偉そうに、しかもシアワセそうな顔でアドバイスをしてくるのを素直に受け入れられないのだ。

いくら「あたしでも結婚できたんだから」と言われても、「オメーのはまぐれだべ」と言い返したくてしょうがないのだ。

恋愛の相談を受ける相手は、”自分より少し上か下”がちょうどいいと思うのだが・・・

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しかし、僕がなんといおうと、羽林はこれまで1000人以上の女性のカウンセリングをこなし

一部ではカリスマ的人気を誇り、今では売れっ子カウンセラーの一人となっている。


羽林にプロポーズした5人の男に、ぜひともその魅力を聞いてみたいものだ。

というか、そいつらの素性をぜひとも知りたいものだ。

なんだが、去年起きた、ブッサイクな結婚詐欺女が男を次々殺害していった「結婚詐欺殺人事件」

それを見た時のような後味の悪さを感じたのであった・・・。

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                      こういう女に惚れる男達って・・・・・・