俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

寝床変わりて

先日、引越しをした。

3年間住んだ国分寺市のアパート(駅から徒歩15分、1K50000円、築年数不明、壁極薄物件)から

江戸川区のアパート(駅から徒歩15分、2DK73000円、築22年)へ

華麗なる(?)転身である。


で、それとともに寝床が変わった。


僕は小学校5年生の時からずっとベッドで寝ていたのだが、その27年前に買ったベッドをずっと使っていた。

その上で人生の3分の1を過ごし、素敵な夢も辛い夢もたくさん見てきた。

泣いたことも怒ったことも笑ったこともあった。

一人でエッチしたことも二人でエッチしたこともあった。

晩年はギシギシと激しく鳴って結構気を使わせてくれたが、めちゃくちゃ愛着があった。

が、兄も弟も結婚をし、このシングルベッドを使用する人がいなくなったということでとうとう粗大ゴミに出すことになったのだ。

なかなか頑張ってくれたベッドだった。

引越しを手伝ってくれた家族もしんみりと見送ったものだった。

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新居は和室が二間

で、部屋をなるべく広く使いたかったので、布団を敷いて寝ることにしたのだが、僕には一抹の不安があった。

それまでスプリングの入ったマットレスの上に寝ていたので、基本寝床は弾力があって柔らかかったのである。

たまに実家に帰省して畳の上に布団を敷いて寝ると、二日目には背中が痛くなってしまうくらいだったので、畳の上に寝ることに不安を覚えていた。

そこで僕は新居近くのドン.キホーテでなるべく分厚いマットレスを買うことにした。

かろうじて3つに折りたためる厚さ7センチメートルのマットレスである。

マットレス全体に、スポンジでブツブツの突起があって、拷問っぽくもある。


僕はその上に汗取りマットとシーツをかけ、寝てみた。

引越しの疲れもあってか、1日目は泥のように眠った。

朝、起きても背中は痛くない。

ちょっと安心である。


二日目、この日も深い深い眠りについた。

で、朝、目が覚めると、これまた快調なのである。

前のベッドは朝、起きると背中が痛くなることも結構あった。

が、背中は実に調子いいのである。

起床予定時刻の7時まであと1時間あったので僕は2度寝することにした。

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目が覚めたとき、さすがに「やばい!」と思った。

2度寝に入ろうと思った刹那に意識が消え、ぐっすり眠った感がある。

僕の経験からして2時間は寝てしまったに違いない。

おかしい?目覚ましに全く気がつかなかった。


で、慌てて時計を見ると、なんと6時半

30分しか寝ていなかったのである。

僕はなんとなく「ラッキー・・・」と思いながら3度寝に突入・・・・


で、三度目に目が覚めたとき、これまたぐっすり眠ってしまい、寝ぼけるどころかすっきりしてしまっている。

これはヤバイと思い時計を見るとなんと”6時50分”

で、なかば投げやりに4度寝に突入。

目覚まし時計の音で目が覚めたが、これまた目覚めがすっきりなのである。


僕は驚いた。

こ、これはいったい・・・なんなん?

まるで異次元の眠り

30分しか寝ていないので2時間眠ったような錯覚を覚え

10分の眠りでさえもすっきりとさせてしまう。


畳の効果なのか、マットレスの効果なのか・・・

はたまた寝床の硬さの問題なのか・・・・


今まで僕がありがたがって寝ていた柔らかいスプリング入りのマットレスってなんだったんだ?


こうして僕はミラクル・スリープを手に入れたのである。

いや、マジで畳に布団っていいわ・・・・

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ただ、・・・・・・・・・・・・立ってバックするとき面倒だけどね・・・・