俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

そこそこ女子

最近、僕がよく行くお茶の水の喫茶店ベローチェ

土地柄か、大学生やビジネスマンが多いのだが、「大学生とビジネスマン」という組み合わせの客もよく見かける。

つまり、就職活動中の学生がOB訪問とやらをして、すでに就職した先輩の話を聞いている、という構図だ。

僕は就職活動というものをしたことがなく、大学卒業と同時にフリーターになったので、OB訪問というものをしたことがない。

たとえ就職活動をしていたとしても、人見知りで、人に頼みごとをするのが苦手な僕は、OB訪問はおろか、連絡を取ることもしなかったろう。

できるだけ自分で解決できる道を探した結果、就職活動をしない道を選び、そして今の状態となった。

で、すごく後悔しているのだ。

目の前の学生さんたちにも「がんばれよ」「俺みたいになるなよ」と心で応援したい気持ちが50%

「会社つぶれろよ」「世の中の苦しみを味わえよ」と期待する気持ちも50%・・・・

ま、こんなんだから僕はまともな就職ができなかったんだろうな

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話は変わってバブル期、女性が理想の結構相手に求める条件は「三高」であった。

背が高い、収入が高い、学歴が高い

僕は背は172センチと並だが、学歴は悪くなかったし、あとはまともに就職さえしていれば勝ち組になれたのだがそこは失敗した。

で、モテなかった。(それだけが理由ではないだろうが)

一方、僕と違ってまともに就職したにもかかわらず、バブルがはじけて会社がつぶれてしまった人もいたし、アジア経済危機やらリーマンショックやら、ギリシャの経済危機やらで、外資系もIT系もファッション系も今やまったく安心はできなくなってしまった。

それとともに、女性が男性に求める条件も大きく変わったそうだ。

2012年2月のフジテレビ「ミスターサンデー」の特集によると、最近、20代女性が求める条件は「三平」なのだそうだ。

それは別に「釣りが好き」とか「才能がなくても名門の出」とか「ギャグひとつあるだけで全く存在感がない」ということではない。

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ようは「平穏、平均な収入、平均的な容姿」を求める”そこそこ女子”というのが増えているらしい。

それも、「三平”で”いい」のではなく、「三平”が”いい」のだという。

イケメンはすぐに浮気をしそうだし、ライバルも多い。自分と釣り合わないかもしれない。

今、羽振りがいい人も危険だ。IT系も外資系もファッション系も最初羽振りが良かったのに急にヒモみたいになった男たちがたくさんいた。

だから公務員がいい。公務員”で”いいのではなく、公務員”が”いい。

それが三平主義なのだそうだ。

おじさんたちは「夢のない話だ」「目標が低い!」と嘆くかもしれない。

が、同じオジサンでも僕のような正社員になれなかったオジサンは思う。

「堅実な人生が一番だ」と。

僕も20年前に時が戻るなら、間違いなく公務員を目指していると思う。

それも超積極的に。

そうすれば、今頃、三平女子にモテモテで、”公務員婚活”でも指名されまくるだろうに。

そしてさらなる”平”を求めて

「平屋建て、平社員、平田満似」

「平均的な身長・体重・体脂肪率

「平凡な名前の子供、平凡な趣味、平凡パンチの愛読書」

などを目指すに違いない。

みんながみんな、そんな人間を目指せば、貧富の差もモテ・非モテの差も生まれず

世の中が平和になるに違いない。

ま、平田満には迷惑な話だが・・・

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