俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

子役順

昨年、大ブレイクした芦田愛菜ではあるが、ここに来てアンチが増えているという。

人気が出ると必ずアンチのファンが出てくる。

嫌いな人が出てこそ初めて人気者、という面もあるだろうが、それが子役となるとさすがに悲しい。


芦田愛菜はすでに「CMで見たくない女優」1位に選ばれているが、その理由は「とにかく出過ぎ」「カツラやエステのCMにまで子役は必要なのか?」「ちゃんと学校に行っているのか?」など様々。

かつては「芦田愛菜は美少女だから大人になっても大丈夫!美人になる!演技も上手いから女優として売れ続ける!」なんていう評価もあったが、さすがに最近は「子供っぽくない」「笑顔が過剰」という意見が大多数を占めているようだ。

ちなみに僕は昨年、顔を斜め上方(子供が大人を見上げる方向)に向けて首を傾げ、眉間に鼻の付け根の皮膚を収縮させ、歯を見せ目をつぶしながら過剰な笑顔を作る「芦田愛菜笑い」というのを開発した。

これはかなり好評で、嫁にウケたので、洗濯物を干すのを忘れて怒られているときなどに使うと非常に有効だったのだが、最近ではこれをやると「なんかムカつく・・・」と火に油を注ぐ結果になる。

芦田愛菜の人気の急落はこんなところにも影を落としている。

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で、芦田愛菜人気に陰りが出始めた昨年、突如現れたのが本田望結ちゃんだ。

年齢は愛菜ちゃんと同じ7歳。

ご存知『家政婦のミタ』の子役を務め、確かな演技と素のかわいらしさで人気急上昇の子だ。

確かに本田望結ちゃんのバラエティ対応力は芦田愛菜ちゃんに勝るとも劣らない。

バラエティに呼ばれれば、サービスでミタさんの物まね「承知しました」や、ローラのものまねを披露し、

「好きな人はいるの?」「バレンタインデーに本命チョコは渡した?」と聞かれれば、ちゃんと恥ずかしそうに答える。(『家政婦のミタ』で共演した長男役・中川大志君が好きらしい)

また得意のフィギアスケートは浅田真央二世とも言われ、

将来の夢は「滑って踊れる女優」と、完璧なまでの対応を見せている。


確かに本田望結ちゃんはかわいい。

芦田愛菜ちゃんにはない大人っぽさもあるし、初々しさもまだある。

昨年、芦田愛菜ちゃんがやってきた「映画のプロモーションで着ぐるみでダンス」「歌手デビュー」「アニメの吹き替え」「CMに引っ張りダコ」「バラエティ番組のMC」「映画、ドラマで大物俳優・若手実力派俳優と共演」などもこなしそうだ。

多少、世間の人は子役の台頭に食傷気味な雰囲気もあるので、昨年の芦田愛菜ほど騒がれることはないだろうが、それでも昨年よりはずっと露出が増えるはずである。

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で、本題はこれからである。


『おしゃれイズム』『メレンゲの気持ち』『アカン警察』『志村動物園』・・・

これらはかつて芦田愛菜が出演し、続いて本田望結が呼ばれた(と思われる)番組である。

で、二人が出演したこれらの番組に、最近、当たり前のように呼ばれている二人組がいる。

芦田愛菜が道を作り、本田望結がならした場を、なんの苦労もなくスキップしながら歩いている二人。

それが小林星蘭ちゃんと谷花音ちゃんである。

最近、バラエティ番組でこの二人をセットで見ることが本当に多い。

この二人は子役事務所が同じであるが、基本コンビではない。

が、いかにも三番手・四番手といった二人が、実に無邪気にバラエティ番組に出演している姿を見て、僕はまたまた悲しくなってしまったのだ。

なぜなら、フロンティア(開拓者)芦田愛菜が、今や「メレンゲの気持ち」のMCとなり、

大人たちのわけのわからない、全く興味のわかない話にもおとなしく頷いていなければならなくなったに対し、

小林星蘭谷花音ちゃんはそれはそれは無邪気に、素の子供としてテレビを楽しんでいるのである。

芦田愛菜がカメラの位置を気にしながら、かわいく映る顔を作りながら、一生懸命コメントをしようとしている一方、

小林星蘭谷花音はカメラに背中を向けて、仕事を忘れて動物と戯れていたりするのである。

芦田愛菜が子供の舌には絶対に合わないであろう食べ物を食べ、「あ、おいしいです」なんてコメントしているころ、

小林星蘭谷花音ちゃんは「アカン飯」をお行儀悪く食い散らかし、キャーキャー言っているのである。

で、どちらが好感度がいいかといえば、

どうみても子供らしい小林星蘭谷花音コンビなのである。

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役者の格で言えば、完全に芦田愛菜本田望結のほうが上だ。

K-POPで言えば、愛菜ちゃん望結ちゃんがKARAや少女時代

星蘭・花音ちゃんがT-ARAやAfterschool


ちょっと前の若手お笑い芸人で言えば愛菜ちゃん望結ちゃんが はんにゃ・フルーツポンチ

星蘭・花音ちゃんがロッチ・ジョイマンだ。


新日本プロレスで言えば、愛菜ちゃん望結ちゃんが棚橋弘至中邑真輔

星蘭・花音ちゃんが後藤洋央紀真壁刀義


ジャニタレで言えば、愛菜ちゃん望結ちゃんが山下智久亀梨和也

星蘭・花音ちゃんが田口淳之介小山慶一郎・・・・


東京の住みたい街ランキングで言えば愛菜ちゃん望結ちゃんが吉祥寺・自由が丘

星蘭・花音ちゃんが中目黒・三軒茶屋


頭痛・生理痛薬でいえば、愛菜ちゃん望結ちゃんがバファリン・EVE

星蘭・花音ちゃんが「命の母」「婦宝当帰膠」といったところだ。




したがって、星蘭・花音ちゃんの次に出てくる子役は

自動的に「最近、テレビに出てる子役の○○って、新日本プロレスでいえば”オカダ・カズチカ”よね」

とか

「子役の○○って、グルメレポーターで言えば迫文代よね」

みたいな言われ方をされてしまうということである。


子役なのに迫文代よばわりをされたら終わりである。

できれば「生理痛でいえば”ロキソニンS”みたいな、急に出てきた感じじゃない?」と呼ばれたいものである。

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