俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

どのレジへ

フジテレビ『スーパーニュース』にて、スーパーのレジで進みが早い列を選ぶコツを教えていた。

番組によると

①一番奥のレジに並ぶ

②前に並んでいる客のカゴを見て、野菜が少ない人の後ろに並ぶ

③男性客の後ろに並ぶ

などが紹介されていた。

もう少し詳しく解説すると


①一番奥のレジに並ぶ

通常スーパーは、入り口から一周すると「果物・野菜コーナー」「鮮魚」「精肉」「お惣菜」の順に並んでる。

一周するとカゴが重くなるため、できれば一番近いレジで精算を済ませたい。

ということで総菜コーナーから一番近いレジとその隣が自然に客が集中するそうである。

だから最初からその奥のレジに並ぶようにすると並んでいる客が少ないそうである。


②前に並んでいる人のカゴに、野菜が少ない

野菜は形が不規則なため、バーコードのシールが歪みやすい。よって機械が1回でバーコードを読み取ってくれないケースが多い。

また、じゃがいもや玉ねぎなどで袋に入っていないものは個数をいちいち数えなければならないし、バーコードでなく画面にタッチして精算することもあるのでやはり時間のロスになるという。

③男の客の後ろに並ぶ。

男性客でスーパーのレジに並ぶ客。それは独り暮らしの寂しい客。

料理もせず、当然野菜も買わず、ビールと惣菜と弁当の客。

男性客のカゴはそれはそれはシンプル。

ということでやはり男性客は会計が早いのである。

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ただ、僕も37歳まで独身で、一人暮らしも18年間していたので、さらなるコツを持っている。


やはりまずはレジに並ぶ人数。これは基本だろう。

次にレジに並んでいる人たちのカゴの中身。

これもよくスーパーに行く人なら当然チェック項目。

さらにレジ打ちのお姉さん(というかおばさん)。ここまで来て初めてベテラン主婦(僕は主婦ではなかったが)と言える。

レジ打ちの早いおばさんの顔を覚え、その人の列に並ぶ。

慣れたレジ打ちのおばさんは本当に早い。流れるようなスピードだ。

これがバイトの高校生だと腹が立つほど遅い。その上、ビニール袋をケチる。

やはりレジはおばさんがいい。

ただ、時折「研修中」の札をぶら下げているおばさんがいるからそこは要注意だ。


さらに言うなら、スーパーでは1番レジ、2番レジ、4番レジなど、時折不規則にレジに人がいる場合がある。

その列に5人、6人並び始めると当然マイクで助けを呼び、隣のレジを開けるわけであるが、すぐに隣のレジに移れるように上の例なら4番レジに並んだほうがいい。(次にレジに人がつくのは3番、5番だからだ)。


しかし自分の前に二人か三人ぐらいしか並んでないなら、もう覚悟を決めてそこに並び続けたほうがいい。

列を変え続けて得をすることなんてことはほとんどないからだ。

また、隣の列のほうが進みが早くても気にしない。

買い物は毎日のことなのである。

毎日ストレスをためるのは体によくない。

どうせレジに並ぶのは5分程度のことだ。

覚悟を決めて並んでしまうのが一番いいかもしれない。

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んで、僕はというと、レジ待ちでイライラしないためにどうしているかといえば

そのレジ打ちのおばさん、お姉さんの背景をイメージすることにしている。


おばさんなら「ああ、この人はこの道13年のベテランで、子供が中学生になったと同時にパートを始めたんだろうな。夕方の時間帯にスーパーのレジを打ってるということは子供の夕食は作らなくてもいいんだろう。お父さんの帰りも遅い。きっと外で酒を飲んで帰ってくる感じだな。この人はスーパーの惣菜の残りでも買って帰るんだろうな・・・」

「このおばさんの疲れよう・・・きっと旦那が安月給で、独り暮らしの大学生の娘に十分な仕送りをすることができない。だからこうして朝からレジを打ち続けてるんだろうな」

なんてことを想像する。

一方、若奥さん風なら

「結婚してこの地に住むようになったんだろうな。子供はまだだが、結婚して会社を辞めて、なにか仕事をしようとパート募集のチラシを見て来たんだろうな。」

「そんで休憩時間にスケベな店長に『子供はまだなの?最近ご無沙汰かな?』なんてセクハラを受けてるんだろうな?」

「んでベテランのレジのおばちゃん達に軽く仲間外れにされたりして、『あたし、この土地の馴染めないみたい・・・知り合いもいないし・・・』なんて旦那に愚痴を言ったりするんだな。でも仕事で疲れた旦那はあんまり話を聞いてくれなくてそれが夫婦喧嘩の原因になったりするんだな。そんな時に鮮魚コーナーの吉田君に『どうしたんですか?最近、元気ないですよ』なんて優しく心配されたりして禁断の果実を・・・」


そんなことを考えながらレジを待つと意外に時間が短く感じる

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