プロレス好きの僕が、定期的に見てしまう動画。
それは鈴木みのる選手の入場シーン。
特に2013年1月に東京ドームで行われた新日本プロレス興行
まずはそれは見ていただきたい。
いや~、いいね!
しびれるよ。
まず中村あゆみさんがとにかくかっこいい。
Wikiで調べてみると中村さんは1966年生まれだから今年53歳、動画は2013年だから47歳の時だ。
にもかかわらずあのパワフルな歌声!
中村さんの代表曲『翼の折れたエンジェル』が発売されたのが1985年
僕は12歳、中村さんは19歳、鈴木みのる選手は17歳
あの頃と全く変わらない!
むしろ声が若干低くなったせいか、貫禄とパワフルさが増して、めちゃめちゃかっこいい!
しかも短パン!
そしてテレビ朝日のアナウンサーが紹介した二人のエピソードもいいね!
中学卒業と同時にプロレスラーになると決めたという鈴木みのる
その時からすでに、将来自分のテーマ曲は中村さんに作ってもらうと決めていたそうです。
知り合ってもいない大物歌手に対し、名も知れていない男子高校生が描いた一つの夢
(その夢が現実となって、今東京ドームに共に立っています!)
*実際は鈴木選手は横浜高校を卒業しているので、中学3年のときにプロレスラーになろうと心に決めて、高校に進学した、という意味
ちなみにこの「風になれ」が発表されたのが1995年
デビューして7年目のことだった。
しかし、その後はケガの影響でパンクラスでも負けが続いたり、他団体とのトラブルに巻き込まれ、バッシングを浴びたりして、鈴木選手にとって不遇の時代が過ぎて行った。
もしかしたらそんな鈴木選手を励まし続けたのもこの「風になれ」という曲だったのかもしれない。
鈴木選手は”嵐に向かって羽ばたく鳥のように”
時にもがき、苦しみながらプロレスの世界で輝きを取り戻していった。
自称”世界一性格の悪い男”
相手を挑発し、小ばかにしたようなファイト
試合中に鈴木軍のメンバーを介入させ、相手にダメージを与える戦法
試合後のふてぶてしいマイクパフォーマンス
確かに「この人、本当に性格悪い!憎たらしい!」と相手選手を応援する女性ファンを苛立たせるほどのヒール(悪役)を演じている。
本当の性格はどうなのかをここで書くのは野暮なので控えるが、
鈴木選手はいつだって最高のコンディションで試合に臨む、本当のプロフェッショナルだった。
藤原組・パンクラス仕込みの関節技、打撃はパワー型のレスラーを翻弄するのに十分なスピードと威力を持っているし
卍固めやドロップキック、スリーパーホールド、ゴッチ式パイルドライバーは、派手さはないが説得力がある。
(個人的にはしっかりと蹴り込むドロップキックの説得力がお気に入り)
ヒールレスラーとして観客を煽ったり、相手選手をこき下ろすのもプロの業だし
やられっぷりもまた見事。
相手選手に”決めさせる”という時は、受け身を一切取らずに無防備で真正面から攻撃を受ける。
美しく崩れ落ちるその姿は崇高でさえある。
本当のプロフェッショナルなのだ。
時に試合中、相手を攻め込み過ぎると新日本の選手の逆転勝ちに説得力がなくなってしまうことが難点だが、とにかくアラフィフとは思えないほど、攻めも受けも超一流。
その超一流のヒールが中村あゆみさんの前では大人しくなるのがなんともかわいい。
ちなみに鈴木選手の25周年、30周年と記念の年には入場の際、生歌を披露してくれている中村あゆみさん。
次は2023年のデビュー35周年?
鈴木選手は55歳、中村あゆみさんは57歳
ちなみに僕はその時50歳!
その時まで夢を追い続けていたいね。鈴木選手のように