俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

今、千鳥に絡まれたら

先日、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系列))を見ていた時のこと。この日の企画は”大悟サンタ”なるもので、街ブラで見つけた人妻にプレゼントを贈るというもの。

そしてプレゼントと共に大悟がその場でメッセージを書いた色紙を渡すのだが、その内容が下ネタで、渡された女性が結構リアルな苦笑いを見せるのだ。

僕は千鳥は好きなんだけど、なんか・・・こういうのに絡まれるのは嫌だなぁ・・・

https://www.tv-asahi.co.jp/tvchidori/backnumber/1428/

 

この”大悟サンタ”は毎年恒例の企画のようで、下ネタ色紙も例年のことらしい。

2023年は武蔵小山でロケ。今や超売れっ子の千鳥が街ロケをしていると子供を連れた若いママさんも足を止め、目を輝かせてロケの様子を見つめる。千鳥の人気と知名度は絶大で、今や中高生はもちろん、30代~40代でも、特にファンでなくても「あ!千鳥だ!」という感激とともに受け入れてくれるだろう。

千鳥の二人は子連れのママに近づき「結婚して子供ができてからママにサンタは来ていますか?大悟サンタはそんなママにプレゼントを持って来ました」と声をかける。声をかけられた人は千鳥に声をかけてもらった喜びと「いつもがんばっているママのために」というフレーズに感激。期待を煽るだけ煽っておいて出されたプレゼントはセブンスターとか釣りのルアー、カエルのおもちゃというオチ(しかし若いショートカットのママにはバカラのグラスやラルフローレンのパジャマなど高級なものを上げるパターンも)。

ここまでは千鳥らしくて実にいい!深夜のバラエティ番組の醍醐味というか、くだらなさが逆に最高に面白い。千鳥に声をかけられたママもプレゼントはちょっと肩透かしだったが、いい思い出にはなったろう。「この前千鳥に絡まれた!」と友達に笑って話すこともできるだろう。問題はこの後だ。大悟サンタは”チン太郎”という謎の人物を天から自分の元に下ろし、その人のメッセージを色紙に書いて渡すのだが、微妙な下ネタを入れてくるのだ。『テレビ千鳥』は深夜の番組なので観る側からしたらちょっとした下ネタがあってもいいのだろうが、インタビューを受ける側の人は真昼間にいきなりファンでもない芸人に下ネタをつきつけられるのだ。これがちょっとキツイ。

『テレビ千鳥』を楽しみにしている千鳥ファンにとっては何でもないことなんだろうけど、特別ファンでもないのにこれをやられるのはなぁ・・・。そんな人妻たちの苦笑いに気づいているのかいないのかわからないが、いつも通りノブが突っ込んでスタッフたちが笑い、製作者側だけではしゃいでいる様子が画面越しに伝わってくる。

昔、長渕剛さんがドラマ『とんぼ』の中で、朝のマラソン中に酔っ払いの若者グループにからかわれたらビンタを喰らわし「茶化して喜ぶおもちゃじゃねぇんだよ、人間ってのはよぉ」ってすごんでたんだけど、本当にそうだと思う。

【とんぼ】茶化して遊ぶオモチャじゃねえんだよ人間てのはよ‼️今じゃ考えられない80年代ドラマ「とんぼ」 #長渕剛 #とんぼ #小川英二 (youtube.com)

ただ基本的に千鳥はロケの名人で、僕も千鳥の街ロケ、旅ロケは大好き。千鳥の芸人いじりも面白くて大好きなのである。ただ一般の人に絡むとなると、まだ何か足りない気がする。これがとんねるずの木梨さん、明石家さんまさんなら街で急に声をかけられ、ある程度いじられても感激すると思うのだが。その理由が自分が子供の頃から好きだった芸人さんだからなのか、いじりに愛情が感じられるからかなのかはわからない。

ただ今回『テレビ千鳥』を見て、なんとなく「俺も年下の千鳥にいじられて笑われるのはなんか癪だなぁ~。きっと苦笑いしてその場をやりすごすんだろうけど、内心ドン引きするだろうなぁ~」と思ってしまった次第である。

 

僕とアナルとシャワートイレ

先日、『くりぃむクイズ・ミラクル9』(テレビ朝日系列)を見ていたら「20代~60代の主婦100人に質問。家電・電気製品が3つしか使えないとしたら選ぶのは?」というアンケートのランキング・Best9を当てる問題が出ていた。主婦が選んだということで家事でよく使うであろう冷蔵庫・洗濯機・掃除機や、生活必需品のエアコン・スマホなどが当然ランクイン。残りは何だろうなぁと妻と予想してみたのだが、僕らの意見は一致した。

温水洗浄便座のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 話はかわるが、昔、『リンカーン』(TBS)というバラエティ番組で出演者のダウンタウン、さまぁ~ず、雨上がり決死隊、キャイ~ンらがお互いの「旅行の際の必需品」を発表し合うコーナーがあった。その時に浜田(雅功)さんが”携帯トイレシャワー”を挙げていたのに驚いた記憶がある。おそらく10年以上前の話だが「さすが芸能人は違うなぁl~」「浜田さんは旅行にわざわざそんなものを持って行くのかぁ~、軟弱だなぁ~」と思った記憶がある。”庶民は普通に紙で拭く”、そう信じてやまなかったし、僕も当時は普通に紙で拭いていた。尻の穴も丈夫で文句ひとつ言われたことはなかった。

 が、2023年も終わろうとしている現在、僕もシャワートイレのない生活は考えられなくなっている。まだシャワートイレ歴は9年だが、その間に何回か引っ越しを経験していて、新居に移るたびにシャワートイレを設置している(か大家さんに設置を依頼している)。

 値段はピンキリだが、以前常夏のマレーシアに住んでいた時は”温水”も温かい”便座”もなく、水シャワーの機能だけだったので安かった。基本的にマレーシアでは水でお尻を洗う習慣が昔からあったようで、最初からトイレについているパターンもあった。

https://o-nishi.up.seesaa.net/image/image-84265.jpeg

海外のシャワートイレは温風で乾かす機能がついていないパターンも多いので、水滴だけトイレットペーパーで拭きとってゴミ箱に捨てるのが僕のやり方(*海外のトイレは紙が詰まりやすいのであまりトイレに流したくない)。

今、僕は中国・北京在住だが、当然シャワートイレを設置してもらい、快適な快便ライフを送っている。

が、今の仕事は地方に出張することも多く、ホテルに泊まるとシャワートイレがついていないこともよくあるのだ。出張はたかだか二泊三日なので、これまで出張の時だけは紙でなんとか対処していたのだが、悲しいかな今年50歳になる僕の肛門は悲しいほど弱くなっていた。紙でゴシゴシこすると肛門のシワの部分がすぐに腫れ上がるし、なかなかウンコは取れないし、かといって大量のトイレットペーパーをトイレに流すわけにもいかないし・・・。結局出張最終日にはヒリヒリする肛門にオロナイン軟膏か何かを塗って帰る羽目になるのだ。つまり、僕の肛門はもう紙では刺激が強すぎ、受け付けなくなっているのだ。

そこでついに買ってしまった携帯おしり洗浄機”ハンディ―シャワー”。こんなものを持って出張や旅行する日が来るなんて・・・。でもちょっとドキドキ・・・

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=RpZfWX-ZG7U

今は日本の温水洗浄便座の普及率は80%以上だという。僕の息子も生まれた時から温水洗浄便座のあるウォシュレット・ネイティブだ。もはや生活必需品。

今思えば紙で肛門を拭いていた頃の僕はなんて野蛮で不潔な民族だったのだろう・・・。

 

冬が来れば思い出す・・・

あれは中学3年生の時だったか(1988年)。兄貴の部屋に置いてあった『明星』の“YONG SONG”(通称ヤンソン)を見ていてたまたま紹介されていた記事が目についた。大沢誉志幸がクリスマス・コンピレーションアルバムをプロデュースするという。僕は特段、大沢誉志幸さんが好きというわけではないが、クリスマスソングは大好物。それで少ない小遣いをかき集めて駅ビルのレコード屋に向かい、カセットアルバムを買ったのだった。そんでテープが擦り切れるほど何回も聴いたのだが、実にゴキゲンなアルバムだった。

Amazon.co.jp: Dance To Christmas: ミュージック

1.『Dance to Christmas』
このアルバム制作に参加した大沢誉志幸鈴木雅之&雅美兄弟、バブルガムブラザース、GWINKO、杏子(バービーボーイズ)さんらがそろい踏みで歌う表題曲。最初はR&B調、やや怪しいリズムで始まり、Bメロはメロディアスな優しい旋律でそれぞれのアーティストが個性を発揮、サビは典型的なクリスマスソングって感じでコーラス、みんなで歌ってハッピーな気持になること必然。僕の中では代表的なクリスマスソングの1つなんだけど、世間には浸透しなかった。いい曲なんだけどなぁ、今聴いても。

Dance to Christmas 大沢誉志幸、鈴木雅之、聖美、バブルガムブラザーズ (youtube.com)

2.『静かな夜 Black&White』
バブルガム・ブラザースが『WON’T BE LONG』で売れっ子アーティストの仲間入りをしたのが1990年。その前もとんねるずの『みなさんのおかげです』なんかに出てたから顔と名前くらいは知っていた。で、彼らの歌をこのアルバムで初めて聞いた時、度肝を抜かれた。いわゆるクリスマスソングの系譜ではないんだけど・・・カッコいいんだ。歌もうまいし、当時中学生だった僕の心には刺さりまくった。なんかニヒルで悪い感じ。先生の前ではいい子を演じながら混沌を胸に葛藤していた多感な中三だった僕はバブルガムブラザースの“悪い大人”の雰囲気と大沢誉志幸さんのラップの妖しさの虜になってしまった。今でも時々このメロディーが頭に浮かんでくるほどの”迷曲”。

大沢誉志幸 & バブルガムブラザース / 静かな夜 〜black & white〜 (youtube.com)

バブルガム・ブラザーズ THE BUBBLE GUM BROTHERS (B.G.B.) / 不注意なLOVE SONG / SOUL SPIRIT  PART II (7") - HIP TANK RECORDS

3.『クリスマスの一生』
正体不明、エル・タバスコスなるグループ(?)の楽曲。エル・タバスコスの情報はネット上にほとんど出ていないんだけど、どうも大沢誉志幸さんのサポートメンバーらしい。僕が彼ら(?)の名前を聞いたのはこのアルバムだけで、その後の活動もよくわかっていない。でもこの曲は本当に素晴らしい。楽しいんだ、これが。南半球の真夏のクリスマスがテーマなので、底抜けに明るい世界!しかも転調・転調でまるでボヘミアン・ラプソディ!ハチャメチャでめちゃくちゃだけどなぜか楽しい!こんなクリスマスソングがあってもいいはずなんだけど、南半球のクリスマスは需要が少ないらしく、日本のクリスマスソングの定番にはならなかった。かといって夏の曲にも入れられず、浮いた存在となっている。でも俺は忘れないよ、エル・タバスコス!

エル・タバスコス/クリスマスの一生 #Lyrics (youtube.com)

 

あのアルバムを聴いていたころから35年経ったか・・・

宣材写真

先日、生まれて初めて”宣材写真”なるものを撮った。

僕は別に芸能人でも有名人でもなんでもないのだが、ここ中国の職場では研修やセミナーでちょこっと日本のことを紹介するように依頼されることがある。その際、広報用に写真を提出してくれと言われることがあるのだ。

それまではスマホで自撮りした写真を送って適当に使ってもらっていたのだが、ある時、主催者側から「ちゃんとした写真を送ってほしい」と言われてしまったのだ。実は中国の人は大学の先生やセミナー講師、営業マンや大企業の社員にいたるまで結構ちゃんとした宣材写真を持っている人が多く、さすがにそういった人の並びで僕の間抜けな自撮り写真が並んでいると恥ずかしいと思うようになっていた。

そこで僕も50歳にして初めて宣材写真を撮ることにしたのだ。

(*↓ これは私ではありません。ビジネスプロフィール写真の見本です)

https://www.hommezup.com/contents/category/business/

会社事務所の近くに小さな写真屋があって、そこで撮ってもらえることを知った僕は中国人スタッフと共に撮影に向かった。普段はラフな格好でオフィスにいる僕も今日だけは一張羅にネクタイまで締めて出勤していた。

写真屋につくと「どんな写真がいいんだ?」と訊かれた。

まあ、使うのは中国にいる間だけだし、せっかくならちょっとカッコいいやつを撮りたい。背景はブラックで、ちょっと斜めに構えた感じかな?もういい年したおっさんなのでちょっと威厳もほしいな。ネット上で「投資の仕方教えます!」「会社運営なら…」とか言い出しそうなおっさんは腕組んでるイメージだな。

中国人スタッフに通訳してもらって、自分のイメージを伝える。するとカメラマンは僕を立たせ、細かい指示を与えてくる。「顎を引いて」「体が横に傾いてる!まっすぐ!」「スーツの腕の部分の皺が気になるな」「ちょっと笑って」「顔をちょっとだけ正面に!」「顎が前に出てる!」「顔も傾いてる」「表情を柔らかく」「歯は見せるな!」「次は歯を見せて!」

小さな写真屋だと侮っていたが、意外に細かい。プロの仕事をしてくる。で、これも不思議なのだが、写真を撮ってもらっている間、なんだかちょっと”嬉しい”のだ。”嬉しい”と感じている自分がいるのだ。

幼少のころから写真が苦手でカメラから逃げるような子だったし、青年時代も「こんな不細工な瞬間を撮るなんて性格の悪い奴だ」と友達に陰口を叩き、自分の写っている写真を見たがらないような自意識過剰な男だった。

でもアラフォーになったあたりから見た目をあきらめるようになり、「ま、他人にはこう見えてんだな。モデルじゃあるめーし、別にいいや。結婚もできたし。おっさんはおっさんらしくしてるのが無難」と思うようになった。写真撮影も「撮りたきゃ撮れ」と無感情で収まるようになった(集合写真の類は送られてきても保存せず)。

でも今回、宣材写真をプロに撮ってもらったことにちょっと興奮し、出来上がりの写真にまたニヤニヤが止まらないのだ。ちゃんとこめかみのシミは消してくれたようだし、白髪交じりの恰幅の良いスーツ姿のおじさんは貫禄すらある。いかにも「仕事ができそう」「いいアドバイスをくれそう」な感じに映っているのだ。これには僕も驚いだ。年を取って初めて見た目で得をした気分になった。セミナー講師の宣材写真みたいなものは、新進気鋭の若手実業家もいいが、おじさんも映える。で、プロのカメラマンはちゃんと冴えないおっさんを”映えるおっさん”に仕上げてくれる。いや~うれしいな。

料金は50元(約1000円、データのみ)。嫁も「いいじゃん。仕事できるっぽいよ。これなら情弱くらいなら騙せるよ」と太鼓判。「実家の両親にも見せてやれば?」という提案は丁重に断ったが、自分のスマホにはちゃっかり保存。時々見てニヤニヤしている。

セミナーで話すことはまったく準備できていないが宣材写真は準備万端。あ~、この写真使いたいな~。だれか声かけてくれないかなぁ~

https://pro-reversi.com/2021/05/29/portrait-biz-8/

 

バッサリと

橋本徹氏が「岸田政権残念」とバッサリ
城彰二は「(サッカー日本代表は)負けるべくして負けた」とバッサリ
和田アキ子は「(山崎まさよし騒動に)本当に理解できない」とバッサリ

 

ひろゆきが物価上昇で“質素”になる給食に「どう考えても政府がバカなだけ」とバッサリ
YA-MANは朝倉未来について「覇気のない“あの人”には負けない」とバッサリ
藤本美貴は「条件で好きな人を選ぶのはあり?」のお悩み相談に「好きになるのも条件じゃん」とバッサリ

 

誰が切ったか 誰が切られた
誰が切ったか 誰が切られた
真犯人は 別の人

 

ぱるるが共演男性のリアクションに「つまんない人だな」とバッサリ!
金子恵美広末涼子の不倫騒動を“3バカトリオ”とバッサリ
小島慶子はジャニーズ会見で井ノ原氏が発した『落ち着いて』に「会見の本質をわかっていない」とバッサリ

 

ブラッド・ピットトム・クルーズ主演作を「くだらない映画」とバッサリ
ハリポタ盗用疑惑で米裁判所は「似てない」とバッサリ
夏井いつき先生はゲストの作った俳句の出来栄えについて「発想を生かす気がないのか?こいつらは」とバッサリ

 

誰が切ったか 誰が切られた
誰が切ったか 誰が切られた
本当に切ったの 別の人

 

渋谷日向子が「調子の割には意外とスコア的に耐えられていると思うが、面白みはない」とバッサリ
藤本美貴はまたまた出てきて低年収の非モテ男に「お金だけが愛の全てではない」とバッサリ
1.4東京ドームのIWGP世界ヘビー挑戦が決まった内藤が9.24神戸のジェフ・コブ戦を「なんのリスクもない」とバッサリ

 

誰が切ったか 誰が切られた
誰が切ったか 誰が切られた
真犯人は 別の人

 

時間と時刻の理解の難しさ

息子の担任の先生からついに「ご家庭でも息子さんの勉強をみてやってください」という電話が来てしまった。

僕も妻も「息子には好きなことを伸び伸びやってもらいたい」、「勉強しろとうるさくいう親にはなりたくない」という考えだったが、あまりの理解の遅さに先生や同級生にも迷惑をかけてしまっていたのかもしれない。

そこで息子が小学校から帰ってきたら、妻が息子の宿題とテストの間違い部分の訂正を、僕が帰宅後に30分勉強を見ることにした。そして息子に「時間と時刻」という単元を教えて3日目、僕は愕然とするのである。

父「一時間は何分?」

子「・・・60分」

父「一分は何秒?」

子「・・・60秒?」

よしよし、さすがにこれは覚えたようだ。

父「じゃ、今、何時?」

子「え?え~っと・・・6時ぃ、・・・」

父「短い針を見て。5時と6時の間。まだ6時になってない」

子「じゃあ、5時」

父「何分?」

子「え?え~っと・・・22分?」

父「違う。もう一度見て」

子「32分」

父「違う」

子「40分」

父「・・・。この小さい目盛り、上から1分、2分、3分、4分って数えるんだよ。でもそれだと時間がかかるから、この大きい数字で5分、10分、15分って数えてもいいって、昨日勉強したな?」

子「え?じゃあ、、、1分、2分、3分・・・」

父「・・・」

子「27分」

父「何時?」

子「え?え~っと・・・6時・・・」

父「(ムッ)・・・」

子「5時・・・27分」

父「そう。じゃあ、今、ウルトラマンが来たら、何時に帰ることになるの?」

子「知らん」

父「ウルトラマンは何分戦えるの?」

子「3分」

父「今から3分たったら、何時何分?」

子「え?え~っと・・・・・・・・・・・・・・・知らん」

父「今、5時27分だろ?あ、もう5時29分。ここから3分戦うんだよ」

子「3分ってどのくらい?」

父「3分って・・・3分だよ!あの、この小さい目盛り、これが1,2,3」

子「ああ」

父「このおもちゃの時計で5時29分、(あ、もう31分になってるけど・・・)5時29分作ってみな」

子「ん~・・・」

(2分ほど時計をくるくる回し・・・」

父「今、何してるの?」

子「わからん」

父「5時29分を作るんだよ」

子「・・・こう?」

父「う~ん、これ!これが5時29分。ここから3分。針を動かしてみな」

子「・・・」

(3時を作ろうとする息子)

父「3分ってわかる?」

子「う~ん、わからなくなってきた」

父「1分ってわかる?この小さい目盛り。これが1分」

(3時3分に時計を合わせる子。無言で時計を取り上げ、5時29分に設置し直す私)

父「今、5時29分です。ここから3分。小さい目盛りで1,2,3。数えながら針を動かしてみな」

子「い~ち、に~い、さ~ん」

(長針は5時36分まで進んでいた。無言で時計を取り上げ、また5時29分に戻す私)

父「今、5時29分です。ここから小さい目盛り3つ。これが3分。1つ動いたら1分、2つ動いたら2分」

子「うん」]

父「3つ動いたら?」

子「3分?」

父「そう!これ!何時?」

子「え?え~っと、5時・・・32分」

父「そう。だからウルトラマンは5時29分にきたら、5時32分には帰るんだよ。わかった?」

子「・・・なんとなく」

父「ちなみに3分って何秒?」

子「え?え~っと・・・60秒」

父「1分が60秒でしょう?3分は?1分が3つだから?60秒60秒60秒」

子「え~っと・・・180秒」

父「そう。はあ。今何時何分?」

子「え?え~っと・・・5時・・・40分くらい」

父「だから何分?」

子「よんじゅう~・・・にふん?」

父「ま、もう43分だけど。で、今日は何時まで勉強するの?」

子「え?知らん」

父「自分で決めていいよ」

子「え?・・・知らん」

父「自分で時計見て、何時まで勉強するか決めな?」

子「え?え~っと・・・30分?」

父「・・・何時まで勉強するの?」

子「え?30分?」

父「何時30分?それとも30分間勉強するの?」

子「・・・知らん」

父「・・・じゃ6時まで勉強しようか」

子「うん」

父「といっても・・・6時まであと何分?」

子「え?・・・知らん」

父「今、5時・・・47分だろ?この長い針が12のとこにきたら6時だろ?それまで何分?」

子「・・・わからん」

父「数えてみなよ!小さい目盛りを!」

子「・・・12」

父「なんでだよ!今、5時47分だろ?あ、もう48分か。で、次が49分。49分が1分、次が2分!そうやって数えるの!」

子「1,2,3,4・・・12!」

父「だから!・・・あ、そう、12・・・単位は?」

子「12時!」

父「・・・」

息子は来年、小学4年生になります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上の文章を書いて、僕が考えたタイトルは「ウルトラマンは何時に帰る?」だった。

でもせっかく「AIタイトルアシスト(β版)」に申し込んだのでそちらのタイトルを採用することにした。AIが考えたタイトルは

・教育の重要性と親の役割

・時間と時刻の理解の難しさ

・子供の成長と学習のサポート

だった。

暖かくなる瞬間はエクスタシー

北京の今日の気温は3度。しかし僕が勤めるオフィスは来週にならないと暖房が入らないとのことで、今は足元にある電気ストーブで暖を取っている。
ああ、いいなぁ。暖かいなぁ・・・。しばらく忘れていたな、この幸せ。
寒い日に、暖房に近づいて手の平を温めると、指先にドクドクと血が巡っていって徐々に温まっていくこの快感。この10年、南の国に住んでいたので忘れていたが、これも一種のエクスタシーだよな。

手の指が温まったので次は靴を脱いで足の指を温める。
あぁ・・・・あったかい・・・。
この指先に徐々に血が通う感じ!むず痒いような、指先が膨らむような・・・なんとも言えない快感!もう仕事なんてどうでもいい。しばらくこの暖かさに浸っていたい・・・。俺が幸せなら俺のする仕事もきっとうまくいく・・・。

そういえば子供のころ、室内スケートリンクに連れてってもらったことがあったな。滑っているうちは夢中で気が付かないんだけど、手の指先、足の指先はかじかんでて、それでもしばらく滑った後に、リンクの中央に設置してあった暖房室に入り、手袋を外して暖を取った時のあの直後の感じ!

あと高校時代、自転車通学してたんだけど、冬の帰り道は自転車を漕いでるうちに指先・足先・耳先・鼻先など先という先の感覚がなくなっちゃうんだよな。そんでうちに帰ったらすぐ両手・両足をコタツに入れてしばらくブルブル震えていると、次第にじわぁ~って暖かくなっていって、失禁するかのようなあの感覚!あれも良かったなぁ~。

これって体が極限まで冷えた状態から、暖かくなるその瞬間だけ味わえる贅沢な時間だったんだな。暑い国では決して味わえないし、ずっと温かい部屋にいても感じられない。寒いところに出ていて、体がキンキンに冷えたガクブル状態からじゃないと味わえない贅沢。石油ストーブのオイリーな匂いもコタツ布団を上げた時の蒸れた匂いもなんだかいい!薪ストーブのぼぅわっという音とか一瞬顔が焼けたかと思うような熱波もいい!そして指サックをはめたように指先から温まって血がどくどく流れていく感じも、やはり体ががっつり冷えた後に味わえる贅沢。
これを味わえるなら、冬も悪くないかもな。

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