俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

小学生からのアドバイス

木曜日はいつもより少し遅く家を出る。
必然的に小学生の登校集団とすれ違うことになる。
私は子供が嫌いです。
うるさいし我が儘だし理不尽だし屁理屈ばかりだし、親の言うことを聞かないし頭悪いし第一幼稚だ。
私は子供に生まれなくて本当によかったと思っています。

さて、そんなことを考えながら、馬鹿な小学生の群れの中を遡る。
俺の願いは
奴らがよそ見をせず、はしゃぐこともせず、おとなしく通り過ぎること…
祈るような気持ちで通り抜けた
どうやら今日はことなきを得たようだ。

そう、ホッと胸をなでおろし、駅へ向かおうとすると、一人の小学生が皆よりだいぶ遅れながらとぼとぼとこちらへ歩いてきた。
しかも、あろうことか、こちらをじっと見ながら近寄ってくる
(なんだテメー、やんのかコラァ!)
と心のなかですごみつつ、それでいて小学生の自信ありげな含み笑いに少しびびりつつ、やや警戒しながら歩いていった。
依然、小学生の目は俺をロックオンして放さない。

そしてあと2メートルですれちがうという時に小学生は俺に向かってこう言った。
「向こうにう○ち落ちてるよ」
そうして小学生はまたニヤニヤしながら去って行った…

バカヤロー!!
知らない大人に声かけんじゃねー!!
うんこ投げるぞコラァ!