俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

通勤電車

都営新宿線デビュー

都営新宿線で通勤するようになって3週間が経った。 行きも帰りも圧迫地獄の中央線に比べれば、乗車率という点ではだいぶ楽になった。 とはいうものの、まだまだどの車両に乗ればより快適な通勤時間を過ごせるのかはつかめておらず、未だ試行錯誤中である。 …

ひがめども ひがめども

それはなんとも目障りな男だった。 仕事に疲れ、生気を失った乗客で埋めつくされた中央線 僕の目の前に座っている30前後の小太りめがねのサラリーマンは、そこがまるでゲームセンターかのように、一人白熱のプレイを繰り広げていた。 それはとある木曜の夜 …

音漏れチャカチャカ

それはとてつもなくタチの悪い奴だった。 朝の通勤電車に乗った途端「うわ~・・・・最悪だ・・・」と思った。 イヤホンからキチガイのような音楽をチャカチャカ鳴らしたバカがどこかにいる。 それがもう、ひどいのである。 ちょっとした音漏れなら我慢もで…

映画談義

それは仕事帰りのこと 僕はいつものように中央線の下り電車に乗り、本を読むでもなく、音楽を聞くでもなくゲームをすることもなく、ひたすらぼんやりすることに時間を費やしていた。 この時間のこの電車はまず座れることはない。 新宿からの30分弱の時間を、…

寝顔注意

それは金曜日の夜のことだった。 僕は9時ごろ職場近くで夕食を済まし、帰りの満員電車に乗ろうとしていた。 ドア付近はものすごく混雑をしていたが、車内の奥は嘘みたいに空いているようだった。 僕は「すみません、すみません」と言いながら無理やり体を押…

浮かれ親父

今日は朝からなんとなくいやな予感がしていた。 『めざまし占い』の順位も低かったし、天気も朝からじと~っと蒸し暑かった。 駅で電車に乗り込もうとした時も、ドアが開いた瞬間に「うわ~失敗した~」と思った。 もっと空いている車両はあったはずなのに、…

電車の中の高校生

最近、苦手なものがある。 それは”電車の中の高校生” 神はなぜこの世に”電車の中の高校生”というものをお作りになったのか。 ”電車の中の高校生”はこの世に必要なものなのだろうか。 僕がそう思うようになったのは、わりと最近のことだ。 電車内でのマナーが…

出会いに飢えて・・・

みなさんは通勤電車の中で、どのように過ごしているでしょうか。 僕は以前はi-podで音楽を聴いたり、文庫本を読んだりしていたのだが、最近、電車の中の暇つぶしにほとほと困っている。 運よく座席に座れたら問題ない。 僕はケータイに今日も全く着信がない…

日本人として・・・

地下鉄三田線のドアが開く 僕は勢いよく乗り込み、反対側のドアの前に立つ。 降りる駅は二駅先。ちょうど、こちら側のドアが開くので、僕が一番先に降りられるという寸法だ。 やるね、僕ちゃん。この段取り屋さん! この駅は、それほど人が乗り込むわけでは…

満員電車、RapでGo!

WOW、WOW、WOW~Yeah~!! WOW、WOW、WOW、UH~~~Yeah~Yeah~♪ オレは今、舞員電車に揺られて、家路を急ぐ! 禿げたおっさん背中を押され体はくの字に曲がってる! オレの目の前にはOL!プリンと形のいいお尻! 声をかけてはみたいけど、悪い癖だよ人見…

一瞬だけ・・・

それは夕べのこと 僕は御茶ノ水駅から中央線快速列車に乗り、新宿方面に向かっていた。 時間は夜の11時過ぎ。 まだ終電までは時間があるとはいえ、金曜の夜だけに車内に人は多い。 そして新宿に到着すると、一気に乗客が降りていって、車内がガラガラになっ…

サンドバックおやじ

それは昨日の帰りの電車内でのこと。 僕は新宿からの下り電車に乗っていた。 夜11時半の電車は、平日だからか、まだ終電まで時間があるからかわからないが 意外なほど空いていた。 僕はつり革につかまり、音楽を聴いていた。 ちなみに僕は音漏れしないように…

今日は1勝3敗

世の中には腹の立つことが多い。 何が腹立つって、やっぱりマナー。 マナーがよろしくないですね。 ああ、世の中の人が、みんな吉永小百合さんだったら日本もいい国になるのに。 駅まで向かう、この坂道 僕の5メートル前を、たばこを吸いながら歩いている奴…

中央線の女子高生

先日、電車できれいな人にあった。 僕の真横に立ったその女性。 年の頃、20代中盤。 すらっと背が高く、黒のスーツでバシッと決めている。 篠原涼子か伊東美咲を思わせるビジネスウーマンで、窓の外をまっすぐ見つめる端正な顔立ちは凛としている。 「朝から…

リアル電車男様

ああ、疲れた・・・ 今日も一日が終わった・・・ あとはこの満員の帰宅電車で1時間我慢すればお家に帰れる。 お家に帰ったら、シャワーを浴びて、冷房をがんがんにつけて、アイスを食べて、一人Hをして・・・ ああ、そんなことを考えていたらまた人が乗り込…

高校生の英語レッスン

「15、16、17と、あたしの人生暗かった・・・ 過去はどんなに暗くとも・・・夢は夜開く・・・・」 なんて、宇多田ヒカルのお母ちゃんの名曲を口ずさんじゃうほど 僕の人生、暗かった・・・・・・ 「彼女いない歴が年齢と同じ!」なんて笑えたのも20代…

歌バカ

その日、僕はいつもより遅く電車に乗っていた。 いつもは7時台の中央線に乗って通勤しているので、 そりゃもう地獄である。 が、朝9時の中央線は実に穏やかだった。 「ガラガラ」というほどではないものの、隣りに立っている人と十分に距離を保てるぐらいは…

Rap でGO!

今朝、満員電車に乗っていたら、隣で妙にシャカシャカ音を立てている奴がいる。 ヘッドフォンステレオから音が漏れているのだ。 あの音って、どうしてあんなに耳障りなんだろう。 しかもよりによってラップだ・・・。 ロックとかパンクとか、ヒップホップと…

フィリピンパブ嬢のマナー

夕方5時、総武線の上り列車 ボクは千葉方面から乗っていたので比較的空いていた車内の端っこの座席に腰を下ろし うつらうつらしていた。 眠い・・・。 ひたすら眠い。 電車の揺れは、疲れた体に心地よく、僕は熟睡体制に入ろうとした。 すると電車は市川駅…

横断歩道を渡る人たち

その親子を見るのは2回目だった。 朝8時20分の山手線内回り 僕がたまたま掴んだつり革の下に その親子は座っていた。 はじめて見たとき、小学校低学年の息子は、”ドラえもんの漢字練習帳”を見ていた。 右側のページに、マンガでその漢字の成り立ちが 左側の…

ミスター・ダンディ

その日、僕は巣鴨駅から山の手線に乗り込み、秋葉原へと向かっていた。 夕方6時15分の山手線は驚くほどにすいていて、ぼくは何なりと座ることができた。 その日は午前から午後にかけて移動があった上、これから秋葉原で3つめのお仕事 疲れて文庫本を取り出…

総武線にキレる女

僕は新宿駅で、総武線を待っていた。 午後4時半の新宿駅13番線のホームは割りと空いていた。 僕が列の1番前で電車を待っていると、「まもなく、13番線に、千葉駅の電車が参ります」とアナウンスがあり、見慣れた黄色い電車の姿が見えた。 ああ、来た来た。 …

中央線のオバQ

先日、中央線に乗ったときのこと 土曜日の昼すぎだったので車内はすいていたが、僕は健康のためあえてドアの横に立っていた。 すると、とある駅でびっくりするくらい「オバケのQ太郎」に似た女性が乗ってきた。 「オバケのQ太郎」に似た女性って・・・・・も…

デルヘリ嬢は凛として・・・

今日は小雨交じりの午後でした。 今日も仕事をもらえなかった僕は、駅からの坂道をとぼとぼと歩きながら家路につきました。 僕は傘を持っていなかったので、長く緩やかな坂道を少し早足で歩きます。 僕の後ろをヒールを履いた女性が、同じく急ぎ足でコツコツ…

どちらかといえば

今朝、通勤電車の中で、ものすごいいびきをかいて寝ているおっさんがいた。 それはそれはものすごい、地響きのような豚鼻だった。 僕は向かいのいすに座っていたので、まだ良かった。 隣りに座っていた方はさぞ不愉快だったろうに。 「生理現象だからしかた…

やりすぎmas

朝、仕事場に行くと変なやつがいた。 真っ赤なサンタの帽子にサンタクロース柄のネクタイ そいつは俺を見るなりハイテンションで「Merry Christmas!」と声をかけてきた。 職場のイギリス人だった。 こいつは来週からクリスマス休暇を取るとか…

浅草へ

目が覚めると、そこは浅草だった。 その日、僕は確か東武線に乗っていた。 本来なら春日部で降りなければならなかった。 しかし、仕事疲れか人生疲れか うっかり寝過ごしてしまった。 電車が止まり、駅員に揺り起こされた。 「お客さん、終点です」 ぼ~っと…

小さなことからコツコツと

今朝、優雅にロッテリアで朝食をとろうと思って、席に着いたら隣がベトナム人カップルだった。 僕は昔、ベトナムにいたことがあるので、すごく懐かしかった。 あの独特の抑揚があるしゃべり。 強気な女と、それにどこまでも尽くしそうな優男の会話。 ロッテ…

親子亀

朝の満員電車に乗る。 ものすごい混雑だ。 もしかしたら乗れないかもしれない。 だからといってすぐに飛び込んではいけない。 人と人の間に立つと それはもう息ができないくらいの圧迫感だ。 前から押され、後ろから押され、右から押され、左から押され 息も…

小学生からのアドバイス

木曜日はいつもより少し遅く家を出る。 必然的に小学生の登校集団とすれ違うことになる。 私は子供が嫌いです。 うるさいし我が儘だし理不尽だし屁理屈ばかりだし、親の言うことを聞かないし頭悪いし第一幼稚だ。 私は子供に生まれなくて本当によかったと思…