アンナ「ヨーコさん、あたし風邪引いちゃって今週、体調最悪ですよ。」
ヨーコ「へ~、バカでも風邪引くのね」
アンナ「ひど~い!でもホント、薬飲んでも治らなくて」
ヨーコ「医者行けよ」
アンナ「え~、面倒臭~い!」
ヨーコ「面倒臭いじゃないだろ。直らなくてもいいのかよ~」
アンナ「え~、や~だ~」
ヨーコ「全くもう」
アンナ「ヨーコさん、なんとかして~、ゴホッ!」
ヨーコ「うつすなよ・・・もうネギでも突っ込んで寝ろよ」
アンナ「ネギ?」
ヨーコ「ああ、昔ばあちゃんに教わったのよ。風邪引いたら尻にネギを突っ込むと治るんだって」
アンナ「え~!痛そ~!」
ヨーコ「でも一発で治るってよ」
アンナ「でもそんなの突っ込んだら寝られな~い。あたし横向きで寝られない人だから」
ヨーコ「何で寝るのよ」
アンナ「え?寝ちゃだめなの?でもおネギ入れたままじゃパンツも履けないんじゃ・・・」
ヨーコ「いや、抜くに決まってんじゃん!何で突っ込んだままなのよ!」
アンナ「え?抜いていいの?」
ヨーコ「当たり前じゃない」
アンナ「浣腸みたいなもの?」
ヨーコ「いや、もう少し入れといたら?」
アンナ「5分くらい?」
ヨーコ「ん?たぶんね」
アンナ「その後は?食べるの?」
ヨーコ「食べるか!捨てろよ!」
アンナ「どこに?トイレじゃ流れないよ」
ヨーコ「じゃ、生ゴミにでも出せよ」
アンナ「でも、おばあちゃんが泥ネギと間違えて食べちゃうかも・・・」
ヨーコ「知るかよ!ちゃんと生ゴミの袋の中にでも入れとけよ!」
アンナ「でも長すぎない?」
ヨーコ「じゃ、切ったらいいだろ・・・」
アンナ「え?包丁で?」
ヨーコ「いや、それは汚いだろ。はさみかなんかで切れよ」
アンナ「なるほどね。ところでそろそろ5分たったかな?」
ヨーコ「はあ?」
アンナ「そろそろネギ抜いてもいい?」
ヨーコ「もう入れてたのかよ!早く抜けよ」
アンナ「はい。ちょっと待ってね。よいしょ!っと」
ヨーコ「なんで医者は面倒でネギはいいんだよ・・・」
アンナ「あ~あ、泥ネギみたいに・・・見てよ、ヨーコさん!」
ヨーコ「別に報告しなくてもいい・・・って、玉ねぎ!!??」