俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

M-1 2008 その1

はい、はい、はい。

見ました!M-1グランプリ2008!

いろいろな人がいろいろな評価を下す中

僕も個人的な感想を書きとめておきます。

あくまで個人的な感想なのでクレームをつけないでね。へこむから。



まずは決勝1st Round


1 ダイアン

 いや~、おもしろかった!個人的に敢闘賞をあげたいくらいです。他のサイトを見てもおおむね高評のようです。

 正直、普段のネタから言えば、爆発力がないし、華がないし、ちょっと狙いすぎるし、番組的にもしょっぱいスタートになるんだろうな。ポイズンガールバンドみたいにはずすだろうなと思っていたら、いい意味で期待を裏切られた!

 今までのダイアンとまるで違う!最初、真ん中、ラストとそれぞれ笑いのツボがあって、ストーリーがあって、意外な展開があって、ちゃんとお客さんに伝わる漫才。

今までのダイアンのネタの中で一番おもしろかった。

 2年連続で決勝に残ったのは伊達じゃなかったんですね。

「順番がもう少し後なら決勝も・・・」という声が2ちゃんねるでもあがるくらい。

 僕も少なくとも笑い飯よりは面白かったと思いました。


2 笑い飯

 う~ん。正直言います。あまり好きじゃありません。だから期待もしてなかったし、「はずせ~」と思いながら見てました。

 で、ネタ終了後「そこで終わりかい!よし!はずしたな!」と思ったのですが、意外に点数がよくて驚き!紳助さんも95点つけるか?

「つまらない!」とは言いませんがね、正直僕の予想よりはるかに点数が良くてあせりました。

ま、個人差はありますからね。僕の中ではダイアンより下です。


3 モンスターエンジン

 はじめて漫才見ました。「意外におもしろかった・・・・」というのが感想。

はじめの”アメリカ映画によくありがちなおしゃれなセリフ”がちょっと伝わらなかったが、

真ん中のエイリアンとのやりとりの件は面白かった・・・笑えました。

ただ、最後のオチのセリフが最初のフリに戻ったので、最初伝わっていなかった僕には「?」でした。

 でも、案外おもしろかったし、決勝に出てきても納得だし、ネタも見れて良かった。

神様ネタよりも好きです。来年期待してます。


4 ナイツ

 ま、予想通りのネタだったんですが、やはり安定していますね。

宮崎駿ネタは見たことがあるんですが、少しずつ変えてくれましたね。

「城」のところでテンションが下がったり、メガネでツボに陥ったり。

あと期待以上に「下ネタ」を入れてくれたのでおもしろかった。

ボケの数が37つ!すごいな。

審査員の大竹まことが「最初の”ヤホー”で『こいつら大したことないな』と思うんだが、それがコイツ達のテ。あとでどんどんおもしろくなってきてやられちゃう」と言っていたが、まさにその通り。

「城」のところでテンションが下がるというネタも、最初「?」、でも最後まで聞くと「なるほど」と笑いと感心が生まれる。

今年の勢いをそのまま持ち込んだ感じ。決勝2ndステージ納得です。


5 U字工事

 期待通りです!おもしろかった!

 審査員にあまり受けなかったのはしょうがない。審査員は関西出身が7人中5人ですから。

ちなみに僕は神奈川出身で、大学が茨城、仕事で埼玉にも3年住んでたりしたので関東の微妙な力関係がよくわかります。あのネタはわかる人にとってはおもしろいよね~。

 同じネタをレッドカーペット(1分バージョン)で見たことがありますが、4分ネタでさらにおもしろくなりましたね。

「優勝できるネタではない」「栃木ネタには限界がある」などいろいろ言われていますが

僕は大好きです!決勝で見れて良かった!


6 ザ・パンチ

 ああ、残念。

ザ・パンチは個人的に大好きなコンビ。

「お願~い、○○して~」という嘆き節、ツボです。

新しい突っ込みを聞く度に大笑いしていました。


そして今回のネタ・・・・・・レッドカーペットの1分ネタを4倍に薄めた感じ。

ノーパンチ松尾の突っ込みも全部レッドカーペットで聞いたことあるし・・・

 
 ああ、残念。

「お願~い、新しいネタ見せて~」

 
7 NON STYLE

 今年、東京進出したんですか。でもオンエアバトルでよくネタを見てたのでよく知ってました。

個人的にあまり好きなSTYLEではないんですが、実力者ですよね。

う~ん、すみません。あまり好きなコンビではないのでちゃんと評価できません。

2ndステージ進出は予想していたので、いいんじゃないですか。


8 キングコング

まず最初に思ったのは「ああ、オレもアンチ・キングコングだな~」ということ。

「はずせ~、すべれ~」と思いながら見ている自分がいる。

そしてちょっと笑ってしまうと悔しがる自分がいる。

キングコングにしては出だしは緊張して変な間があったり、ろれつが回っていない感じ。

「よしっ!」

しかし徐々に調子が上がっていき、かみ合っていく。

そういえば今回は梶原の動きに頼らない、漫才らしい漫才だな。

あ~、やっぱりうまいな。

この時点で決勝2ndステージは覚悟したのだが・・・意外に点が延びない!?

そしてまさかの8位!

「え?なんで?」

多くのアンチ・キングコングでさえ予想していなかった惨敗。

2ちゃんねるでは「キングコング全然おもしろくない!」「西野ざまあ見ろ!」「梶原、離婚しろ!」とアンチファンが狂喜乱舞


ん~、僕の個人的な感覚では笑い飯やNON STYLEよりは上だったし

「やっぱりコイツらはうまい」と思わせる出来だったのに。

ん~・・・いや、僕は・・・良かったと思うよ・・・。

誰がなんと言おうとね。


9 オードリー

まずはオードリーが敗者復活に選ばれたことについては「よかった」の一言。

これで「千鳥」「麒麟」当たりがきたらガッカリだったけど。

やはり漫才で「今が旬」といえるのはナイツとオードリーだと思ってたからね。


今年売れまくって、いろんなところでいろんなネタをやってたけど

いつも感心をさせられる。

すごく練習してるんだろうな~と思わせる好感の持てる二人。


ネタも良かったわ!面白かった!

若林の突っ込みはいつもはアンダースローからコメカミへの軽めの平手打ちなのに

今回はオーバースローからの力のこもった突っ込み。力はいってるわ。


そして観客も旬の二人の漫才を何よりも楽しんでいる。

だからこそセリフを噛んでも咳き込んでも笑いにつながる。

決勝2ndステージ進出は全く文句なしです!

1stステージで一番笑いました。どんだけボケるんだよ!



というわけで決勝進出はオードリー、NON STYLE、ナイツの3組

いずれも初出場ということで、新しい時代の幕開けを感じさせました。


個人的にはオードリー、ダイアン、ナイツ、U字工事キングコングあたりが面白かった。


続きは「その2」で!