みんなは気づいているだろうか
松岡昌宏が一生懸命叫んでいることを。
参天製薬の目薬「サンテ FXネオ」のコマーシャルで、必死になって戦っていることを。
あの「ファイトー!」「いっぱーっつっ!」というやつだ。
ちなみに僕が子どもの頃は、勝野洋と渡辺裕行バージョンだった。
なんにでも感化されやすいバカな子どもだった僕は、
ジャングルジムに登ろうとするサトウコウジ君(通称サトコ)に向かって「ファイトー!」と叫ぶ
サトコは僕のほうに手を伸ばして「いっぱーっつ!!」と叫び返す(のだが、僕は助けない)
そんなことばかりしていた。
リポビタンDは現在もメンバーを変えながら「ファイトー!」「いっぱーっつ!」と叫んでいる。
しかし、叫び系CMに敵なしと思われたこの状況に、堂々と挑戦状を叩きつけたのが
この奇人・織田が叫ぶ「来たー!」は当時大学生だった僕は戸惑わせた
「な、な、何が来たんだ?」
「おい、おい、だいじょぶか?そんなに力入れんでも・・・」
と思うほど、織田裕二のテンションは異常に高かった。
そして2007年、ものまねタレント山本高弘の出現により、
「来たーっ!」は再び脚光を浴びた。
これにより、「来たーっ!」と言えば、織田裕二(もしくは山本高弘)
現在は「サンテFX ネオ」と商品名がリニューアルし、
そして歴代のタレントに負けじと、松岡君もありったけの気合で
無理やりなテンションで
必要以上のギラギラした目で、
「来たーっ!」と叫んでいる。
しかし、松岡君に注目してくれる人はいない・・・・
一生懸命頑張っている松岡君の
マネをして遊ぼうとする小学生は皆無だし
一生懸命頑張っている松岡君を
パロってみようとするモノマネ芸人もまたいない。
松岡君は頑張っているのである。
それはそれは力を入れて
声の限りに叫んでいるのである。
僕は彼の叫びの中に
「織田裕二を越えてやるぞー!」
「俺が”来たーっ!”のスタンダードになってやるずぉお~っ!!」
という気合を感じるのだ。
確かに名物CMの後釜というのはツラい・・・
「来たーっ!」=「織田裕二」の図式を壊すのは、簡単な作業ではない。
だからこそ・・・・松岡君はありったけの力で叫ぶのだ
「きぃたぁぁぁぁぁぁぁぁぁl!!!!」
しかし残念ながら、松岡君にはまだ何も来ていない・・・・・
頼む!!みんな、松岡君を見てやってくれ!!