俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

い・ろ・は・す

今日、なんとなくコンビニに入り、水を買おうと冷蔵庫の前に立った。

 

ボルヴィックだあ、エヴィアンだあ、外国の水は高いし

 

南アルプス天然水だの、パナジウム天然水なども、なかなかバカにならない。

 

なんだって日本の水は、お茶と変わらぬぐらい高いのだろう?


そう思ってみていると、一つ異様に安い水を発見。

 

なんと520mlで105円!

 

これは安い。


僕は迷わずそれに手を伸ばしたのだが、

 

ペットボトルを掴んだ瞬間、「うげっ!!」と悲鳴を上げてしまった。

 

そして思わず「なんだこりゃ?」とドスを効かせてしまった。


それは、なんかセミの抜け殻を掴んだような、

 

はたまた、脱皮したてのふにゃぬにゃのザリガニを掴んだような感覚。

 

はっきり言って、気持ち悪い。


その水の正体は「I LOHAS

 

あの、阿部寛がコマーシャルをしているやつだ。

 

イメージ 1

 

「おいしい+環境にいい」をテーマに、

 

富士山麓大自然が育んだ軟水を、樹脂を40%削減した軽量ペットボトルに収納

 

飲んだ後はペットボトルをくしゃくしゃにねじって捨てることができるというもの。


しかししかし、これがまたなんとも頼りない。

 

このペットボトル。

 

水が満タンに入っていても、

 

ペットボトルは掴んだところから

 

”ベキベキ!ベキベキ!”と凹んでしまう。


環境にはいいんだろうけど、

 

僕、なんともコイツが信用ならない。

 

なんか、このペットボトル

 

妙に栄養失調な感じで不健康


なんか「がんばってる感」がないのだ。

 

このナヨナヨペットボトルを見た後では、

 

他のペットボトルが実に個性的で、自己主張をしていて、かっこよく見える。


この「い・ろ・は・す」のペットボトル

 

例えるなら、足を怪我してしまったところに

 

「俺がおんぶしてやるよ!」って現れたアンガールズ田中のような・・・

 

そんな感じ。

 

「いや、お前の背中に乗るぐらいだったら、俺、足引きずってでも自分で歩くわ」

 

そういいたくなる。


なんか、頼りにしたくもないし、

 

ペットボトル本人も、まったくプライドがない感じ。


僕はペットボトルに自宅から麦茶を詰め込んで会社に持っていったりするもので

 

ペットボトルさんにはいつもお世話になっているのである。

 

むしろ、「頼り」にしているのである。


それが「い・ろ・は・す」のペットボトルははじめから「2度目はないよ!はやくつぶしてくんな!」

 

と投げやりな感じ。

 

これって、そんなにエコか?


おそらく僕は「い・ろ・は・す」とは友達になれないので、この際、言っておく。


環境に良ければいいってもんじゃないんだよ!!

 

俺はお前とは信頼関係を結べないからな!!

 

イメージ 2