この土、日、月と、僕はテレビで奇妙な親子を見た。
土曜日は娘
日曜日は父
月曜日は母である
まずはIMALが『めちゃイケ』の「矢部っち寿司」に登場
ここで、「いつも両親のことを聞かれるのが嫌だ」「私自身を見てほしい」と発言
このIMALは自身がパーソナリティを勤める番組に「母は呼ぶかもしれないが、父はない」とも言っており、父親との微妙な関係を匂わせた。
矢部っち寿司の後半、岡村とダンスを披露し、岡村に合わせてさんまの動きを真似するなど、
ちょっと雪解けの様相も見せたが、
未だにIMALとさんまさんの関係は微妙である。
ま、さんまさんとしては娘をかわいがりたいんだろうけど、
IMALとしては、家を出て行った父、遊びの激しい父、家庭を顧みない父とは距離をおきたいのかもしれない。

日曜日の『からくりテレビ』は抜きにして
月曜日の『しゃべくり007』には母、大竹しのぶが登場(娘も観覧)
さすがのおっとりキャラで、しゃべくりメンバーを振り回した。
芸能界の親子は多々あれど、大竹しのぶを母に持つというのもプレッシャーであろう。
IMALはカメラの外で、終始、膝に手を置き、尊敬するようなまなざしで母を見ていた。
そして大竹しのぶは、おっとり不思議キャラをいかんなく発揮し、若手芸人を手玉に取った。

最近は友達のような親子も増えているし、子どものほうが出しゃばって
「パパはね~」「ママは家では~」なんて自慢げに語ったりすることが多い。
しかし、大竹しのぶ、IMALの関係は、完全に芸能界の上下関係を保っていた。
大竹しのぶは決して「娘にこうなってほしい」とは語らず
「自分でやるしかない」と、娘を突き放した。
それを聞いて、娘は黙って頷いた。
大竹しのぶの普段のキャラとは一味違う、
厳しい母の顔だった。
このさんま、しのぶ、いまるという親子は、
普段の家庭ではどんな様子だったのだろうか。
しかも、この家庭には、亡き前夫との間の息子(にちか)君もいるのである。
この4人の一家団欒とはどんなものだったのだろうか。
この関係はなんなんだ?
僕はテレビで、さんま、しのぶ、IMALをそれぞれ別に見るたびに
いつも不思議な感覚に襲われるのだ。

ところでIMALの立派な顎と頬骨はどちらに似たんだ!?