Ａ「部長、いかがですか？ペプシネックスの夏バージョン？」
Ｂ「・・・・・・」
Ａ「浴衣姿の山田優ちゃん、かわいいっすよね～」
Ｂ「・・・・・・」
Ａ「松山ケンイチ君も、今をときめく俳優さんだし、来年もこのメンバーでいっちゃいますか？」
Ｂ「・・・・・ねえ・・・」
Ａ「はい？なんですか？いや、ボーナスなんてまだ早いっすよ～」
Ｂ「あのＣＭ、本当にあれで”あり”なんですか？」
Ａ「なんでですか？”あり”に決まってるじゃないですか！最高っすよ！」
Ｂ「なんで山田優はうちのＣＭの時だけあんなに髪染めるんですか！」
Ａ「いや、あれは本人の好みでして・・・」
Ｂ「日本人の染め上げた金髪に浴衣って、一番安っぽいんだよぉ！！」
Ａ「いや、それは部長の好みじゃ・・・・」
Ａ「いや、でも・・・・・あ、松山君はいいでしょ？」
Ｂ「よくないっ！なんであいつはあんなにモゴモゴしゃべるわけ？」
Ａ「いや、それが彼の味なんですよ」
Ｂ「知ったこっちゃない！暗いんですよ！もっと、すっきりした味わいのタレントはいないんですか！」
Ａ「水嶋ヒロとか？」
Ｂ「いるじゃないですか！さっそく水嶋ヒロ、ブッキングして！来年使いますよ！」
Ａ「は～い！女性はどうしますか？山田優ちゃん、いいと思うんだけどな～」
Ｂ「あんたの目は節穴か！この系譜を見てみなさい！」
Ａ「ああ、なんかわかりますね。」
Ｂ「いいですか？ペプシ・ネックスのイメージは”クール”なんです！都会っぽくて、かっこいい！ちょっと冷たい感じで、でもゾクゾクっとするような美人が理想なんですよ！」
Ａ「あ～、じゃ、ちょっと山田優ちゃんも違いますね～。僕、好きなんだけどな～」
Ｂ「あんたの好みはいいんだよ！他にいないのか、来年の候補者は？」
Ａ「そうっすね～・・・・・・・マリエちゃんとか？」
Ｂ「だから、なんでお水系にいくんですか！」
Ａ「お水系じゃないっすよ～。マリエちゃんセレブっすよ！高級感あるじゃないですか～。それに山田優ちゃんの後って感じが・・・」
Ｂ「見た目が安っぽいんだよ！」
Ｂ「もっと都会っぽくてクールでカッコイイ、むしろ冷たい感じの・・・」
Ａ「う～ん・・・・観月ありさ？」
Ｂ「古っ！」
Ａ「いや、部長はまだお若いから古く感じるかもしれないけど、僕ら30代にとっては観月ありさは”伝説の少女”っすよ？」
Ｂ「知らないよ！何それ？」
Ａ「デビュー曲っすよ～。も～これだから平成生まれは・・・」
Ｂ「他にいないの？クールでカッコイイ人・・・」
Ａ「クリスタル・ケイとか？」
Ｂ「う～～～～～～～～～～～ん・・・・・コーラというより・・・・コーヒー・・・かな？」
Ａ「部長・・・訴えられますよ・・・・。じゃ、黒木メイサは？」
Ｂ「あ！それいいね？ブッキングして。すぐブッキング！」
Ａ「へ～い」
Ｂ「なんか、『ガキの使いやあらへんで』の芸能人釣り選手権のメンバーじゃね？」
Ａ「（ばれたか・・・）今年がトータス松本さんだから、別に男前じゃなくてもいいですよね？女性でもＯＫ？」
Ｂ「そうだね～。でも弾けてる感じの人がいいね。パワフルで・・・」
Ａ「じゃ、浜田ブリトニーで・・・」
Ｂ「弾けすぎだよ！というか、全然コーラのイメージないし！」
Ｂ「それ『こち亀』のメンバーじゃない？」
Ａ「（くそっ、バレてるわ）あとは・・・草なぎ君？」
Ｂ「いや、確かに一度弾けたけどさ～」
Ａ「あ～もう！面倒臭っ！これだから最近の若い奴は！優柔不断でやってらんね～。もうこれ！これでいいでしょ？」
Ｂ「おっ、弾けてるね！じゃ、これで」
Ａ「え？まじ？ファン太郎・・・・・」
