俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

キャバ嬢っぴ

今日、紀伊国屋でウロウロとしていたら、とてつもなく気になる本が目に入った。

それが『ユダ 伝説のキャバ嬢”胡桃”、掟破りの8年間』(立花胡桃著 祥伝社)だ。

帯によると「18歳から8年間、大宮・歌舞伎町・六本木とNo.1をキープしたカリスマ・キャバ嬢の実体験に基づいた小説風ノンフィクション。”女ヤクザ”の異名をとり、最盛期には1日の売上1000万円、月給800万円!を稼いだ彼女の心の闇を描く。」

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一日の売り上げ1000万!!

このフレーズに僕はぶったまげた。

何考えてんの!?


キャバクラに行ったことのない僕は、どこのだれがこの娘に1000万もの大金をつぎこむのか、全く想像がつかなかった。

一晩で5人客がつくとしても一人200万円ずつ!おいおいおい!!

たしかに、浜崎あゆみ似できれいではあるけど、営業のやり方は業界用語で言う「おらおら営業」

つまり「金がねえなら近づくな!手持ちがないなら借金でもしてこい!」という感じ(らしい)

それでも彼女のもとには金持ちの客がどんどん集まるって・・・・・どうなってんの?


ま、僕も対峙したら間違いなく誘惑に負けるんだろうけど、

少なくとも金なし下戸の僕はキャバクラに近づかない。

だってお金をつぎ込むだけ無駄じゃない?

おもしろいのか?

キャバ嬢が客を本気で好きになってくれるなんてないんだろうし、

なんか、見下されているようで・・・正直、腹立たしい感じもするし・・・


で、この本、非常に興味を引かれるものがあったのであるが、

どうせ読んでも客を見下すようなこととが書いてあってハラワタが煮えくり返るか、

とんでもない額の金のやりとりが書いてあって、さらに僕が嫉妬して落ち込むのがオチなのでやめた。


たぶん、それで正解だと思う・・・
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それにしても、最近のキャバ嬢に対する世間の認知度はなんなんだろう?

小学生のなりたい職業ベスト10に「キャバ嬢」がランクインし

キャバ嬢メインの雑誌『小悪魔ageha』が雑誌不況の中で勝ち組の○十万部を突破。

キャバ嬢メイクのモデルがテレビや雑誌、ファッションショーに当たり前のように現れ、

街にはキャバ嬢メイクの女の子が溢れて、『小悪魔ageha』のモデルに会いにキャバクラに行って人生相談を受ける時代になった。

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これほどタイトル文字を目立たせない雑誌も珍しい・・・コンビニにもあるのだが、キラキラしすぎ!!


んで、深夜に何気なくテレビを見ていたら、今度はケータイゲームに

キャバ嬢育成ゲーム「キャバ嬢っぴ」なるものが登場

テレビCMでは「女の子はだれでもキャバ嬢になれる・・・」とかいうコピーを使っている

確かにそうなんだろうけど、

いったい日本はどうなってるんだ!?

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このゲーム、自分でキャバ嬢キャラクターを作り、育成していくゲームで、様々な洋服や髪型、アクセサリーをゲーム内で購入し、自分だけのキャバ嬢を作り上げ“ネオ銀座”のナンバーワンを目指すというもの。

接客モードで稼いだ収入が集計され全国ランキングでプレイヤーの順位が発表されるのだそうだ。


これに参加するユーザーって、キャバ嬢好きの男性、オタク青年はもちろん、意外に女性も多いような気もする。キャバ嬢自身が参加していたりして・・・。

下手すると中高生とか、小学生でも参加できたりするのか?

でも自分のキャバ嬢をナンバー1にするために、お金を払って洋服やアクセサリーを購入しなければならないなら、

本当のキャバ嬢にお金使ってるのか同じぢゃない!?

もちろん、使う額が違うんだろうけど、こんなゲームにはまる中高生が増えたらと思うと

本当に将来の日本が心配になるのは僕だけか?

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僕はゲームの類もまったくやらないので、「キャバ嬢っぴ」にはまることはないと思うが

単に売り上げNo.1になればいいだけなら

「客を同伴に誘う」

「アフターの誘いに乗る」

「客と寝る」

とか選択すればいいんじゃね?(それはできないのか?」


で、このゲームをやるときには、ユーザーは

キャバ嬢の気持ちになってやればいいのか、

タニマチの気持ちになってやればいいのか、

それとも客の目線でやればいいのか迷うところ

もしかしたらキャバ嬢に一蹴された客が、復讐心がてらキャバ嬢をボロボロにしてしまったりする例も出てくるかも

リストカットボタン」はあるのか!?

ちなみに、先述の立花胡桃

自分の身に起こったある事件から、「男」と「金」に復讐を誓うことになったそうだが

彼女が「キャバ嬢っぴ」をやったらおもしろいかもしれない。

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あ~、押尾学とマンションにいたのが胡桃嬢だったら世の中の均衡が保てたのににゃ~