あれはまだ私が神様を信じていた頃
とある外国人女性に恋をしておりまして
彼女が大好きだというアイスクリームをご馳走しに、池袋へ行ったときのことでございます。
甘いものは割りと好きだが、コンビニスイーツぐらいしか食べない私が
一生懸命ネットで捜したのが「コールド・ストーン・クリーマリー」というアイスクリーム屋さん。
なんでも-9℃の石の上でアイスとトッピングのフルーツなどを混ぜ合わせて食べるというもので、
なかなか旨そうではある。
が、しかし、周りにいる客層がとても若く、当時からおっさんだった僕はすごく場違いな感じがして、一刻も早く底から立ち去りたい気持ちでいっぱいだった。
まあとにかく早く注文して空いてる席に座っちゃおうと思い、一番シンプルなイチゴのアイスを注文したとたん
なんとカウンターの向こうにいた4~5人の店員さんが
必要以上のハイテンションで歌いながらアイスを作り始めたのだ。
「え?え?何?何これ?だれの誕生日?」
と思うまもなく、店員さんのテンションは更に上がり、手拍子やらコテをカチカチならす音やらで店内はさらににぎやかに。
周りにいた客もうれしそうにこちらを見つめ、ケータイで写真を撮ろうとする者まで現れる始末。
は、恥ずかしぃ~!!
いや、歌とかいいから早く作ってくれ!っつーか、歌なしで作ってくれ!
連れの女性は意外な展開に最初は戸惑っていたが、とても喜んでくれた。
が、僕は本当は彼女をおいて逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
なんか、”罰ゲーム”をしている感じがして、結構汗をかいた。
歌が終わると見ていた客がいっせいに拍手をし、僕らはアイスクリームを受け取った。
アイスは結構旨かったけど、既に脇汗をかいていた僕は彼女に匂いが伝わってしまうんじゃないかと気が気でなくて
その後ちょっぴり距離を置いて歩いてしまった。
今となってはいい思い出・・・・・・・・・・・・のわけはない。
話は変わって、今日のフジテレビ『スーパーニュース』
特集は「この夏のスイーツ!」
う~ん・・・・ま、興味がないわけではないけど、
絶対に行かないからな~。
で、紹介されてたのが銀座の「ハーゲンダッツ」とか、千葉の人気のケーキ屋とか
白たい焼きの店とか、スイーツ宅配サービスなどなど
銀座のハーゲンダッツなんて、超高級志向のレストランで
フランス料理のデザートみたいに、でっかい皿に創作デザート(もちろんハーゲンダッツアイス使用)が盛られ、お値段1300円程
た、高っけぇ~~~~~!!
そんな店内はスイーツ好きの女性や、おデート中のアラフォーカップルなどなど満員御礼
アイスに1300円って・・・・・・・・・ま、僕も彼女がいたらおごるんだろうけど・・・・・
いや、それでもきっついよね?
で、そのハーゲンダッツ以上に気になったのが、渋谷にある「Razzle Berry」
なんでもフローズンヨーグルト専門店らしいのだが、まずこのメニューが恥ずかしい。
サイズがS/M/Lあるのだが、
その呼び方がキュート(S)、セクシー(M)、グラマラス(L)だって!
妙にそそらない?
お店のお姉ちゃんに「セクシー・・・」って注文するのか・・・・
ちょっと興奮するな・・・
そのお姉ちゃんの乳が大きくて思わず「お~グラマラス!」なんて言おうものなら
「グラマラスですね!」なんて笑顔で対応されかねない。
そして極めつけはその”あいさつ”
この店では「ありがとうございました」の代わりに「サンキューベリィ↑」というあいさつをするらしいのだが
「サンキューベリィ↑」って・・・・・・・
きっとマニュアルにそう書いてあるんだろうけど・・・バイトの姉ちゃん、恥ずかしくないのかな?
ま、おっさんの僕が心配する必要もなく、テレビ画面の向こうではお姉ちゃんが笑顔で「サンキューベリィ↑」を繰り返していた。
そして、そこには一人でアイスを買いに来ていた小太りの「スイーツ男子」の姿が!
小太り君は、ちょっとテレながらもアイスを受け取り、旨そうに食べていた。
ヘイ!おデブちゃん!そこまでしてスイーツを喰いたいのかい?
(ま、喰いたいんだろうね。確かに旨そうだったからね)
は~、でももし「サンキューベリィ↑」なんて言われてしまったら・・・・僕はなんと答えたらいいだろう?
「いえいえ、どういたしまして・・・・」では田舎者丸出しだし、
「サンキューセクシィ↑」ってやり返したら店員さんの笑顔が消えそうだし・・・
たぶん、顔まっ赤っ赤になりながら黙って受け取ると思う・・・・・・いつかの罰ゲームを思い出しながら
ちなみに、「スーパーニュース」のスイーツ特集で
芸能界きっての”スイーツ男子”として宇宙人耳・的場浩二が紹介されていたが
芸能界きっての”スイーツ男子”は芝田山親方だと思うぞ!!