俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

これでいいのだ損保ジャパン

それは元光GENJIの諸星和巳がフジテレビ『笑っていいとも』に出演したときのこと

諸星は同じく光GENJIの山本純一が自動車教習所に通っていたときの話を披露

運転のことなど何も知らない山本は、教官に「そこで半クラ!」と指示をされたが、いきなり発せられた”半クラ”の意味がわからず、とりあえずクラクションを軽く”プッ”と、押して教官に苦笑いをされたという。


実は僕も似たような経験がある。

僕が免許をとった17年前、自動車教習所の教官はそれはそれは怖い存在だった。

今はどうなっているかわからないが、昔の教官はルックスもヤクザ仕様だし、ガラも愛想も悪かった。

おまけに僕は茨城で免許を取ったので、教官の方言がほとんど聞き取れなかった。

「オメ、ハンドルは”ずーずぃずっぷん”だろがぁ↑」と言われて、「な、何ですか?」と聞き返されたら怒られてしまった。

「こうだろがぁ!」と手の位置を直されて、初めて「あ、”十時十分”か・・・」とわかった。

また、車の前にカラーコーンが置いてあって、「頭振れ!」と言われたが、意味がわからなかったので、とりあえず頭を左右に振ってみたが「オメ、バカかぁ↑まったく今の大学生はよぉ」とまた怒られてしまった。(正解は、ハンドルを左右に大きく切って車の先頭を大きく左右に振ること)

怒られると必要以上にショックを受ける僕は自動車教習所で怒られたことがトラウマとなり、以後車に乗ることは一度もなかった。

今、立派なゴールド免許保持者である。

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さて、そんな私であるから、いわゆる「自動車保険」というものには全く縁がない。

よって自動車保険の内容については文句のつけようがないのだが、そのCMについては一言いいたい。

それは上戸彩が出ている「損保ジャパン」のCMである。


以前は、上戸彩がパンダのぬいぐるみを着て出演していたのであるが、それがまあ、実に子供だまし

上戸彩にパンダの着ぐるみ」=かわいい

って、本当にそれだけのCM

パンダの着ぐるみが登場する意味も説明もまったくない。

会社のイメージも尊厳もない。サービスも保険内容もまったく伝わらない。

上戸彩にかわいい格好をさせて顧客の気を引く”

損保ジャパンって、その程度の会社か?と思った。


そもそも、”パンダの着ぐるみの自動車保険”って、どれだけ信用がおけるんだろう?

僕だったら「ここだけはやめておこう。子供だましだもの」と避けるけどね。


さらに言わせてもらえれば、上戸彩ファンであればこそ、僕は「彩ちゃんを馬鹿にするな!」と思う。

「彩ちゃんをピエロにするな!というか、パンダにすんな!そんなことしなくても十分にかわいいだろーがぁ!」と思うのである。


そうした視聴者及び上戸彩ファンの心の叫びが耳に届いたのか、

最新の企業CM「心配、グッバイ。損保ジャパン」は、なかなかいい仕上がりになっている。

上戸彩のキャラクター、ストーリー性、保険の必要性などが、コミカルに且つ印象的に表現されて、いい感じにできあがっているのだ。

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新車を買った上戸さん。

うれしそうに運転席に座り、ふとバックミラーを見ると、メガネをかけスーツに身を包んだ「心配性の上戸さん」が現れる

「お~新車はいいね~」「でも、ぶつけたらショックだなぁ」

「安全運転ですから・・・」

「ふっ。どうかな?」

「自信あるんだけど」

「じゃ、これはなに?(とバックミラーの交通安全のお守りを手に取る)」

「それは・・・」

「ほら、やっぱり不安なんだ」

「ん~~~~(といってを口をとがらせ、クラクションを指先で”ピッ”と鳴らす上戸さん)」

その後、2人で損保ジャパンに行き、自動車保険に入る。

そして車に乗り込むと、そこにはもう心配性の上戸彩さんはいない。

-心配、グッバイ。損保ジャパン-


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損保ジャパンさん!

やればできるじゃないの!!それでいいのよ!!


ちょっといじけ気味に”半クラ”を鳴らす上戸彩さん、最高っす!

「くすっ」と来ましたよ。

ぬいぐるみなんて必要ないじゃない!


自分の中身に自信がないやつはまず外面だけを整えようとする。

外面を変えることで自分の中身を変えることもできるが、それはもともと自信がない人がすることだ。

損保ジャパンともあろう企業がすることではない。


「もっと」「シンプルに」「わかりやすく」行きましょうよ!損保さん!
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