俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

「とくダネ!」のすごさ・・・

このことを書こうか書くまいか、結構悩んでしまった。

 

だって、これから書くことはフジテレビの朝の報道番組『とくダネ!』と、お昼のトーク番組『ごきげんよう』の話なんだもの。

 

おそらく普通に働いている方は朝8時~10時までの『とくダネ!』も、

 

午後1時から1時半までの『ごきげんよう』も観ていない。

 

普通のサラリーマンは会社でバリバリ働いている時間帯だ。

 

だからおそらく共感を得られないだろうと思う。

 

こんな時間にテレビが見れてしまう自分が結構恥ずかしかったりする。

 

が、思ったことはなんでも書くのが僕の性分なのでとりあえず書いてしまおう。


それは今日の昼のこと

 

僕はうちで御飯を食べながら、『ごきげんよう』を観ていた。

 

ごきげんよう』は小堺一機がMCのトーク番組で、毎日3人のゲストが登場する。(正確にはゲストは3日連続で登場。毎日一人新しいゲストが登場し、一人が抜けていく)

 

「今日のゲストは誰かな?」なんて思ってみていると、なんと本日のゲストはフジテレビの高島彩アナと中野美奈子アナ


この時点で僕はズッコケてしまった。

 

「なんで自分の局のアナウンサーがゲスト!?」

 

確かに高島アナと中野アナはファンの多い人気アナだ。

 

しかも「アリモニ(early morningの略)」というデュオを組んで歌を出したりもしている。

 

もしかしたら新曲のPRのためかもしれないが、

 

それにしても安上がりで手前味噌だ。

 

絶対、2人にギャラは出ないと思うし・・・。

 

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そしていつものサイコロトークがはじまる。

 

中野アナが振ったサイコロの目は「旬な話」

 

中野アナは今年から『めざましテレビ』から『とくダネ!』に異動になったので、その話を披露

 

特に、一緒に番組に出演している笠井信輔アナの話で一発笑いをとってやろうと試みた。


笠井アナといえば、僕もずっと気になっていた存在である。

 

笠井アナは入社24年目の46歳。

 

フジテレビ・アナウンス部専任部長を務める、今やフジテレビのエースと言ってもいいポジションだ。

 

アナウンサーとして今、一番脂の乗っている時期であるはずだが、

 

どうもこの笠井アナ、どんくさい。

 

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まず、小倉智昭の横に立つと、見た目が坊ちゃん臭く、

 

また事実、小倉さんに「坊や」扱いをされている感じがする。


で、笠井アナもそんな丁稚っぽい扱いが嫌いなほうではないらしい。

 

「小倉さんのためにニュースをわかりやすく解説し、褒めてもらう!」ということに生きがいを感じているように見える。

 

しかし彼の気合は見事なまでに空回るのである。


例えば彼が担当する「得もり」というコーナー

 

その日のニュースの中で、特に取り上げたい話題について、フリップやホワイトボード等を使って詳しく説明するコーナーで、笠井アナの見せ所だ。

 

事件の流れや背景を説明するために、人間関係図などがボードに描かれていて、笠井アナは解説を加えながら、ボードに、「殺害を依頼!」とか「愛人関係」みたいな短冊をバンバン張っていく。

 

しかし、この短冊が結構な割合でボードにくっつかないのだ。

 

もう、見ている僕の方が「毎度毎度、磁石が弱くてくっつきにくいことはわかってるんだから、最初から強い磁石つけとけや!」と突っ込みを入れたくなる

 

そんなミスを笠井アナは毎日毎日披露してくれる。

 

さらに、説明を噛むことは日常茶飯事。

 

事件の流れを間違えて、言い直したりすることも多い。

 

もともと複雑な事件を解説するために出てきているのに、説明の手順を間違えるものだから、事件がさらにわかりづらくなったりもする。

 

そして笠井アナのもっともかわいいところは、「小倉さんに認めてもらいたい」という一身で、

 

小倉さんとホワイトボードに集中するため、結構な割合でカメラに背中を向けるのだ。

 

その度に視聴者の僕は「笠井く~ん、カメラはこっちだよ~。視聴者に後頭部を見せてどうすんの~。君の頭でボードが見えないよ~」なんてからかったりする。

 

笠井君は基本、「できない子」なのだ。

 

それを小倉さんは温かく見守り、後輩アナウンサーはちょっと小ばかにしながら聞いているのだ。

 

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で、話は突然、『ごきげんよう』の中野美奈子アナに戻る

 

中野アナは、まず先輩の笠井アナが毎朝、自分よりずっと早く局に来て、

 

自分が担当するコーナーの練習を一生懸命していることを告白。

 

「でも笠井さん、あんなに練習しているのに噛んじゃうんですよ~」と笑った。


中野「ある時、”裁判員裁判”って言わなきゃいけないところを裁判員サイパ、じゃなかった、サンバって言っちゃって」

 

小堺「???」

 

中野「で、訂正したのに、また次に裁判員せいば、サンバって言っちゃって(笑)。」

 

小堺「サンバ?裁判員サンバ?あはははは!サンバね!」

 

司会の小堺さんはゲストの話を拾って広げる天才である。だから頑張ってサンバを踊りながら裁判をする演技を見せてくれ、その場は収まった。


が、視聴者である僕は中野アナに

 

「大事なことで噛んでるのはおメーじゃねーか!」と言わざるを得なかった。


笑いを取るためには絶対に噛んじゃいけないところで、確実に2回も噛んでみせた中野美奈子

 

笑い飯じゃあるまいし、ボケにボケを重ねてどうする・・・・

 

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                            いや、グーじゃなくて・・・・・

 

これを思うと、『とくダネ』ってすごい番組である。

 

小倉さんやゲストコメンテーター、若手の長谷川豊アナらが番組を締めてくれるから何とか持っているものの

 

フジテレビのお荷物コンビが原稿を読んじゃうのである。

 

しかもフジの女子アナ一原稿が読めない中野アナが、先輩の笠井アナの噛み癖を笑い、

 

ついでの軽部アナのアドリブの弱さを笑っているのである(『ごきげんよう』で言ってた)


そして小倉さんが夏休みやオリンピック取材などでスタジオを空けると、

 

お荷物アナに笑われている、坊ちゃんアナが番組を仕切っちゃうのである。


フジテレビって意外に大らかなんだな・・・・

 

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