俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

がんばれおっさんモデル

オシャレには本当に無頓着である。

高校までは、私服を含め、着るものは全て母親まかせだったし、

大学も田舎の大学だったので、ジャージで通っていた。


社会人になってからは、外ではスーツ、

家の中ではスウェット兼パジャマ

下着やTシャツ以外の衣服はほとんど10年物だ。


服なんて1年に1回買うか買わないか。

ここ2年間は経済的にピンチだったので、服は買っていない。


だからこそ、今年の冬ぐらいは新しい服を買ってみたい。

そんな衝動に今、駆られている。


しかし、普段からファッションをチェックしていないと、いったい何を買ったらいいものか、

何が流行っているのかさっぱりわからない。

そこで、とりあえず本屋に寄って男性ファッション誌をめくってみたのだが、

いや~~~~なんでしょうね。


とりあえず手に取ったのは、チョイ悪親父系の『LEON』

ジローラモが表紙を飾っている奴だ。

年齢的にも、今の僕にはこれくらいかな、と思っていたのだが、いや~~~~~~~無理っす。


昔、ちょびっと呼んだことのある『Men’s Nonno』

あ、すみません。間違えました。失礼しました。


『UOMO』?

・・・・・・・・・・・・・住んでる世界が違う・・・・・・・

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困った・・・・。

若い俳優さんが表紙を飾っているような男性ファッション誌は、さすがに36のおっさんにはきつい。

ストリート系、モード系、オニイ系も全然趣味に合わない。

あとは僕がかろうじて合いそうなのはチョイ悪系のファッションだけなのだが、

どうも外人さんモデルが着ているものは、イメージがつかみづらい。


だって、外人モデルさんって、最初から顔がきれいで、スタイルがいいから、

おしゃれしなくても十分格好いいんだもん。

たぶん、ステテコ履いてても格好いいと思うぞ。

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で、ジローラモみたいなイタリア人っぽいモデルだと、わざと胸をはだけて、素肌でシャツを着たり、素足に靴を履いたりしているが

おそらくあれは日本の気候に合わないと思うぞ。

日本のように、夏は高温多湿、冬は乾燥して肌寒い気候だと、なかなか欧米のファッション通りにはできにない。

昔、映画『トップ・ガン』で、トムクルーズがTシャツの上に革ジャンを羽織っている姿が格好良くて日本でも真似しているやつがいたが、日本ではTシャツの上に革ジャンスタイルは、夏暑く、冬寒いという、なんともならないファッションであった。

特に僕は最近、冬が寒いのである。

30歳を越えたあたりから、首もとと、足元が妙に寒いのである。

20代までは寒さに強かったのに、最近は服の隙間から風が入ってくるのに本当に弱いのである。


だから、雑誌どおりのファッションで日本の冬の街中を歩いている自分をイメージしてみると、

それだけで寒くてたまらないのである。


あれ、やめてもらえせんかね?

外国人モデルだと、全然、自分が着ているイメージがわかないし、

同じファッションをしてしまったら、見栄え的にも実利的にもキツイような気がしてならないっす。


確かに外国人モデルだと、見栄えはいいんでしょうけど、

親父のファッション誌だけ外国人モデルってのはハードル高くない?

外国人モデルがドーベルマンみたいな犬を連れてカッコつけてポーズをとっているのを見ているだけで、

犬にも格好良さで負けてる気がして悔しくてしかたがない・・・

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おっさんは自分に自信がない生き物である。

特にファッションには到底無頓着な生き物である。

そのおっさんが頑張って、おしゃれをしようと、男性ファッション誌を開くのである。

もうちょっと、希望の持てる紙面を作れないものか。


モデル、岸辺四郎とか、伊藤四郎とか、佐野史郎とか、マギー司郎とか・・・・

もっと、読者に夢を希望を与えてくれるモデルはいるはずである。


かろうじて、他の雑誌で渡辺謙阿部寛がモデルをしているのがあった。

彼らも僕と比べたら比較にならないくらい格好いいんだけど、

それでも外国人モデルよりかは親近感も沸くし、イメージもつきやすい。


僕は日本のおっさんモデルにもうちょっとがんばってもらって、

「ああ、鈴木史朗でさえ、おしゃれでこんなに格好良く見えるんだから、僕もがんばろう!」と思えるような紙面をぜひとも作ってほしい。

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