それは11月22日の深夜のこと
格闘技大好きな僕は、フジテレビの「K-1事前SP」という番組を見ていた。
K-1についてはいろいろ言われているが、なんだかんだ言って僕は見てしまうし、
今年のグランプリ優勝は誰なのか、気にせずにはいられない。
今年の決勝は昨年度の覇者レミー・ボンヤスキーか、
はたまた急成長著しいバダ・ハリか、
復讐に燃える3連覇王者セーム・シュルトか
最強の外敵、アリスター・オーフレイムか、
どの選手が優勝してもおかしくないとはいえ、この4人のうちの誰かだとは思う。
で、K-1は試合も面白いのだが、僕は試合前の選手紹介が結構好きなのだ。
やっぱり選手に思い入れを持って見ると、テレビ観戦が何倍もおもしろくなる。
その選手のKOシーンや練習風景、家族や仲間との絆なんかを見ると、熱くなるな。
だからこそ大会前のこうした格闘技番組も大好きだったのだ。
が、いや、最近のこれ、ひどいよ。
司会の浅草キッドはともかく、
とにかく格闘技のことなど何も知らないミーハー集団が
そろいもそろって「バダハリ、バダハリ」「バダ様、バダ様」と
まるで私設応援団のようにバダハリ一人を応援しているのだ。

確かに僕もバダハリは大好きだ。
とにかく伸び盛りだし、今年は初優勝の可能性も大きい。
が、ここまで番組で贔屓にされると、ちょっと嫌になるな。
そもそも僕はこの西山という女が嫌いだ。
モデルとしては知らないが、K-1のサポーターになって調子に乗りまくっている。
選手にプロポーズされただの、フジテレビの『ジャンク・スポーツ』あたりで嬉しそうに話しているのを見たことがある。
まず間違いなく社交辞令か「一発やらせろ」というアプローチなのだろうが、自分がいかにモテるかを語る姿が忌々しかった。
で、この西山という女はK-1のサポーターという立場でありながらバダハリのファンを公言し、バダハリばかりを応援し、バダハリが負けると泣いたりするのである。
よくそれで他の選手に取材ができるものである。(しているかどうかは知らないが)
で、最近は続々と格闘技を知らないアイドルがK-1の放送席に座ってきているのであるが、
西山はいかにも姉御風を吹かして偉そうにしているのが腹立つ。
夕べの「K-1事前スペシャル」でも、にわかバダハリファンの優木、吉澤に対し先輩風を吹かせ
番組を仕切っており、30分番組中、ほとんどバダハリ特集になっているのである。
これ、他の選手に対してあまりに失礼じゃない?
それとも、これも「バダハリを押せ!」という谷川の指示なのか?
なんか、これだけ「バダハリ、バダハリ」と言われると、天邪鬼の僕は
「バダハリ、1回戦で負ければいいのに」と思ってしまう。
僕もバダハリ選手が好きなのであるが、西山と同じというのが嫌だ。
西山を黙らせるためなら、バダハリが負けてもいいと思っている。

と、僕はK-1の番組と西山茉希にひどく嫌悪感を持っているのであるが、
あの放送を続けているということは、それほどテレビ局に苦情は来ていないということであろう。
おそらくK-1好きはテレビ局に電話をかけるほどの根性はなく
僕と同様、ネットでネチネチ言うのが好きなんだろうな。
ああ、嫌だ嫌だ。
話は変わって、今年のベストヒット歌謡際の司会が
藤原紀香は以前から「衣装が派手すぎて歌手より目立ちすぎる」との批判があったが、よりによって西山と交代なんて・・・
藤原紀香は本当の格闘技好きなのを僕は知っている。
学生時代からマッチョの彼氏を持ち、
芸能界に入って最初に輝いたのがフジテレビの深夜の格闘技の情報番組『SRS』だ。
もちろん、K-1は創生期からの付き合いで、たくさんの選手と出会い、その戦いを見届けてきた。
だから昔からのK-1の選手とも親交が厚いのもうなずけるのだ。

もしK-1までも藤原紀香から西山にシフトチェンジしようというのなら、それはあんまりだ。
変な芸能人を集めたってK-1の人気回復にはならない。
今一度K-1の原点に立ち戻るべきなのだ。
西山と谷川を排除し、
石井館長よ、カムバック!!