俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

向井理と杏ちゃんは・・・

最近気になるCM

 

それはハウスメイト第二章「告白編」


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とある都心の駅構内

 

遠距離恋愛の杏ちゃんと向井理君は束の間のデートを終え、またそれぞれの家へ帰っていく。

 

新幹線のホームへ向かう杏ちゃんを見送り、在来線のホームに向かう向井君

 

が、杏ちゃんはすぐに振り返り、向井君の背中をじっと見つめる

 

そして杏ちゃんの募る思いはついに爆発

 

「ねえ!」と大声で向井君を呼び止める。

 

「ん?どうした?」という顔で振り返る向井君

 

「もう離れるの嫌だ。一緒に暮らそうよ!!」

 

杏ちゃんの心の叫びがたくさんの人でにぎわう駅構内に響く

 

すると向井君は一瞬のきょとん顔ののち、少し照れ笑い

 

そして再びSUICAをピッと当て、杏ちゃんのもとへ歩み寄る。

 

杏ちゃんもたまらず向井君の胸に飛び込み、向井君は杏ちゃんをしっかりと受け止める

 

~幸せを始める部屋 ハウスメイト~

ハウスメイトCM2009 第二章 - YouTube


(CM第二章)

 

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なんなんでしょう。

 

僕はこのCMが気恥ずかしくてしょうがない。

 

なんか、いろいろな思いが巡り巡って、最終的になんとも気恥ずかしい。

 

遠距離恋愛のせつない恋の一場面なんでしょうけど、

 

いや、こりゃ、まいっちゃうな。



実は僕の青春時代にも、同じようなCMがあった。

 

それはJR東海のCM

 

あの、山下達郎の「クリスマス・イヴ」に載せて、深津絵里や牧瀬理穂が遠距離恋愛の彼を迎えるシーンを描いた日本CM界における名作中の名作だ。

 

僕は少年時代、あのCMを、胸をさわさわさせながら見ていた。

 

なんともいてもたってもいられない気持ちで見ていた。

 

大人の恋愛への憧れか、はたまたカッコいい恋愛模様に対するジェラシーか。

 

「うらやまし~」という気持ちと、「あ~~・・・かっこいいな~」なんて気持ちが入り混じって、

 

とりあえず学校の廊下でムーンウォークブレイクダンスを練習せずにはいられない

 

純情な少年のこころをざわめかせるに足る、なんともロマンティックなCMであった。

CM JR東海 X'mas Express 深津絵里 1988年 - YouTube

 

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あれから20年

 

僕は向井君と杏ちゃんが紡ぎだすせつない恋人同士の決意のシーンが恥ずかしくてたまらない。

 

これは、僕が大人になってしまったことが原因だろうか?

 

それとも、他の人も同じように感じているのだろうか?


まず、杏ちゃんの気持ちを思うと恥ずかしい。

 

杏ちゃんは子供の頃から男の子に交じって少年野球をしていたような、活発で男の子っぽい子供だったそうだ。

 

モデルとなった今も、トーク番組などに出る杏ちゃんは兄貴肌というか、けっこう“いなせ”な感じである。

 

男の僕から見ても清々しい、気持ちのいい性格である。

 

その杏ちゃんが、放ついじらしい女の子のせりふ

 

杏ちゃんはどんな気持ちで演じていたのだろうか?

 

台本を読んだ杏ちゃんは「え~~、これあたしが演るの?恥ずかし~~」と思ったのではないか。

 

ま、男の子っぽい杏ちゃんが演るからこそ、「ツンでれ」っぽくて逆にいいのかもしれないが、

 

なんか杏ちゃんの心境を思うと、僕まで恥ずかしくなる。


これって、女の子は憧れるシチュエーションなんだろうか?

 

もし「向井君相手だったら言ってみた~い!!」なんていう人がいたら、ぜひ演ってみてほしい。

 

結構はずかしいと思うぞ。

 

もし東京駅でこんなこと叫んでいる女がいたら、おそらく何人かは携帯で写真を撮るし、

 

何人かは舌打ちをし、また何人かは立ち止まってその結末を見守り、さらに何人かは声を出して冷やかすだろう。

 

「おいおい、ドラマの見すぎだべ」

 

「おい、バカップルが自分に酔ってるぞ」

 

ちなみに僕だったら黙ってブログに報告する。

 

「東京駅にアホがおった」

 

「ば~か、ば~か、うんこ死ね!W浮気で別れろ!」


で、もし、実際に遠距離恋愛の二人が、東京駅でこんな心境になったら・・・・叫ぶか?

 

「もう離れるの嫌だ。一緒に暮らそうよ!」って叫ぶか?

 

叫ばんよな。

 

実際は・・・・メールだよな。

 

それでも女の子はこのシチュエーションに憧れるものだろうか?

 

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さらに引き返して彼女を抱きしめた向井君。

 

君はこの後どうするつもりだい?

 

普通に考えたらどこかでお泊まりってところだろうけど

 

今晩、確実に“燃える”よね?

 

普段以上に情熱的に・・・・する、よね?

 

で、一緒に暮らすのはいいんだけど、どっちかは仕事を変えなければならない。

 

どうするんだろう?

 

彼女知らずの僕だったら「お前が一緒に暮らしたいって言ったんだからお前が仕事辞めてこっちに来いよ!」と

 

千年の恋も一気に冷めるようなオツにゃんな一言を言ってのけるだろうが、

 

かっこよくて頭も良くて、性格もよくてセンスもいい、ミスターパーフェクトの向井君はどうするんだろう?

 

彼女のために仕事辞めてくれるかな?それとも杏ちゃんが折れるかな?

 

向井君は確かに格好いい。

 

でも向井君と付き合ったらけっこう疲れるような気もする。

 

これは想像だが、

 

自分の家で彼女に手作りの料理をふるまってくれるやさしい向井君は、彼女が食事中にもかかわらず、食べ終わったお皿を次々と洗い始めてしまう・・・

 

テレビの前の大きなソファーに彼女と二人で座り、右手で彼女の肩をやさしく抱きながら、左手でコロコロカーペットを転がし、彼女の抜け毛を掃除する向井君・・・

 

なんか、ミスターパーフェクト向井君を思うと、そんな映像が浮かんでくるのだ。

 

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ま、向井君のことはさておき、このハウスメイトのCM

 

僕は見ていて恥ずかしい

 

なんか“いかにも”って感じで

 

実際はありえないんだけど、ドラマでは“ありがちな”

 

そんな感じ


80年代の恋愛を2009年にって・・・

 

ああ、恥ずかしい


きっと演じているほうも「・・・・恥ずかしい」

 

見ているほうも「は、恥ずかしい」

 

もしかしたらこのCMを考えた人も「・・・・恥ずかしい」
(メイキングでは監督さんは”鳥肌が立った”とかぬかしているが・・・)


なんかとりあえずスポンサーの意向に沿って

 

「昔から定番の、連距離恋愛ドラマでよくある、憧れのシーン」を作ってみました・・・・・・

 

そんな感じ。


なんか、だれも得しないような感じだ。

 

きっとハウスメイトの社長だけが喜んでいるんだと思う・・・・・・・


「離れて暮らすの嫌だ。一緒に暮らそうよ!」・・・・・・・・・・か


ふふふ


あ~~~言われてみて~~~~~

 

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