1月3日の放送で、「磯野貴里の別れた夫が登場！」と番組内でさんざん煽っておいて
「トークが盛り上がりすぎて時間がなくなったので次回に！」とＶＴＲ放送にもかかわらずドタキャンした『行列のできる法律相談所』
その後、「視聴者唖然！」とＪ－ｃａｓｔニュースなどでも話題になった。
僕もその時の放送を見ていて「妙に磯野貴里と元夫の再会場面の煽りＶＴＲが流れるな～。これが今回の目玉か・・・」と思い、「あれ？でも今回は鬼嫁スペシャルのはずなのに、磯野貴里のところだけ”懺悔スペシャル”になってるぞ？」と気づき、時計を見ながら「あれ？これ、放送時間、間に合うのか？」と思ったところ、案の定放送終了になってしまったのだ。
ま、そもそも本編の鬼嫁スペシャルがそこそこ面白かったし、磯野貴里ネタにそれほど期待はしていない。
さらに、以前の「カンボジア学校建設プロジェクト」でも似たようなことがあったので、『「行列」ってこういう汚いことするんだよな～』ぐらいにしか思わなかった。
今回も通常の1時間番組にもかかわらず「この後、正司マネージャー（磯野貴里の元夫）登場！」とＣＭ直前に4回も煽り、「スキップしながら登場する元夫」「”バイバイ！”と磯野貴里に言い放つ元夫」の姿を何度も流した。
そしてついに元夫、正司マネージャーの登場！
が、なんと「スキップしながらの登場」と「磯野貴里に”バイバイ！”」が最大の見せ場であり、それ以上の場面がなかったのである！
つまり、前回と今回にわたって散々オチを見せておいて、そのままオチを上乗せせずに流してしまったのである。
うわ～～。きっつぅ～～。
”怒り”というよりあきれるわ・・・。
その程度のレベルでいいんだ・・・。
なんか、番組全体が「貴里子ってる」な・・・。
そう言えば、昨年に引き続き、今年も行なわれた企画「懺悔スペシャル」
空気の読めない女・磯野貴里
心のない男・東野幸治
ゲストに対して失礼な言葉を浴びせる上、下品な司会者・島田紳助
この中で一番悪いと思われる一人を選び、滝行で水に打たれるという企画だったのだが、ＶＴＲがちょっと変わっただけで、昨年と全く同じ流れ
え？これでいいんだ・・・。
てっきり「自分に挨拶に来なかった芸人に恫喝」したときの懺悔とかも入ってるかと思ったのに・・・
それにしても、この程度の番組なら僕でも作れそうだな。
企画はこれまでの刷りなおしばかりだし、
司会だって、男のゲストが来たら「浮気してるでしょ？」って話を振ればいいんでしょ？
そういえば、ここ最近の『行列のできる～』の企画と言ったら
いくつかをサイクルで回している感じ。
『ガキの使いやあらへんで』のコーナーみたいに、人気コーナーを周期的に行なっているのだ。
「気の毒な夫スペシャル」も僕のお気に入りの企画だったが、さすがに今回で6回目となると飽きてくる。
歴代チャンピョン（宮迫、河本、オール阪神、ノッチ）のエピソードを超えるものが現れないし、何よりも可哀想すぎてチャンピョンにすることも忍びなかった本田泰人・高岡由美子がシャレにならない結末になってしまった。
おそらく本田以上の気の毒な夫は現れまい。
全ての企画がマンネリ化し、パワーダウンしているのだ・・・
いまさらだが、もはや『行列～』は法律番組の形をなしていない。
紳助さんの好きな「グルメ」「レジャー」「若手いじり」「値踏み」「プロデュース」（新人発掘・懇意のタレントを含む）ができる場所のひとつでしかない。
ならもう番組の看板を下ろしてしまえばいいのに。
そんで新たに紳助さんの番組を作ればいいのだ。（カンボジア学校建設プロジェクトも引き継いで）
そもそもこの番組は、紳助さんが持っている他のどのゴールデンの番組より自由度が高い。
クイズをしなくてもいい、鑑定をしなくてもいい、アンケート結果を公表しなくてもいい
そして弁護士の判定を聞かなくてもいい・・・・・・
変に法律番組の看板をぶら下げているからおかしくなるのだ。
裁判員制度が始まった昨年でさえ、ほとんど法律を取り扱わず、企画ばかりやっていたんだから。
やめちゃえばいいのに。
