俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

バーベキュー紳助

フジテレビ『ホンネの殿堂!!紳助にはわかるまいっ 秋の4時間スペシャル』を録画

今日、少しずつ見てみた。


現在、ちょうど秋の番組改変期とあってスペシャルものが多い。

今週のゴールデンタイムだけでも


9月20日(日)
ジャンクSPORTS 2時間スペシャル!」
田舎に泊まろう!3時間スペシャル」

9月21日(月)
「ものまねグランプリ~ザ・サバイバル~」
「いま聴きたいHEY!HEY!HEY!名曲スペシャル」
「たけしのTVタックル、どうなる!?ニッポン?政権交代でホントに変わる?怒りの鉄拳3時間スペシャル」

9月22日(火)
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学3時間SP」
「どこよりも超スゴい!ギネス世界記録公認!びっくり超人100連発スペシャル」
キングオブコント2009」

9月23日(水)
ナニコレ珍百景 史上最強!驚きのニッポン衝撃風景グランプリ」
はねるのトびらSP」
爆笑レッドシアターSP」
「8時だヨ!全員集合SP」

9月24日(木)
「史上最強メガヒットカラオケベスト100 完璧に歌って1000万円」
奇跡体験!アンビリーバボー 最強!見たことない!!衝撃映像55連発スペシャル」
ダウンタウンDX 秋の3時間スペシャル」

9月25日(金)
ミュージックステーション 秋の3時間SP」
「世界を変える100人の日本人!2時間スペシャル」
ぴったんこカン・カン スペシャル」

9月26日(土)
島田紳助の想い出オークション」
「逃走中」
「寿命をのばすワザ百科2HSP


ふ~、もう書き出すだけでおなかいっぱい!

テレビ好きの僕も、さすがにこれだけあると嫌になる。

そもそも、スペシャルモノは当たり外れが大きいし、何よりも時間がもったいない。


スペシャルモノは2時間に統一してほしい。

いくら「スペシャル」と銘打ったって、このご時勢、3時間テレビに視聴者を釘付けにするのは難しい。

社会人はもちろん、学生でも3時間テレビの前に座ることは珍しいだろう。

宿題だってあるだろうし、ゲームだってしたいだろうし・・・・


そこへきて、フジテレビは『ホンネの殿堂!!紳助にはわかるまいっ 秋の4時間スペシャル』である。

4時間番組なんて、考えられない!

視聴者の現状を知らないのか、それともよっぽど自信があるのか・・・
(ま、DVDに録画して見た僕が言うのもなんなのだが・・・)

イメージ 1


で、肝心の中身なのだが、

もう「紳助さんでおなかいっぱい!」

これに尽きる。


この番組は、街角のインタビュー結果を元に


”独身女性に聞く、浮気したら「シラを切りとおしてほしい」VS「全部ぶっちゃけてほしい」”

”大学生男子にとって、30代、40代前半、40代後半、50代の女性タレントは女としてセーフかアウトか”

”OLに聞く、出川哲郎フットボールアワー岩尾、抱かれるならどっち?”

”40代主婦が選ぶ、一流芸能人と二流芸能人の境目は?”

”大阪の小学生が選ぶ、面白くない芸人勝ち抜き戦”

などなどの結果を発表する番組である。


正直、びっくりするくらい『ロンドンハーツ 格付けし合う女たち』に似ている。

一般視聴者にとって、自分達はどう評価されているのか

芸人や女性タレント達はその結果をドキドキしながら見たり、お互いにけなし合いながら見たりするのが売りだ。

イメージ 2


今回はスペシャルということで



たくさんのゲストが登場。


舌戦を繰り広げた・・・・・・・・・・・・・ところもあった。

が、実際に目立ったのは島田紳助トークばかりである。


アンケートの結果が出ると、「おかしいよ~!」と叫ぶ芸人

すかさず紳助のフォロー!

好感度調査に自信満々で出てくる芸人に

間髪いれず紳助のトラッシュ・トーク

芸人同士がののしり合いを始めると

すぐに間に入って火に油!


とにかく、芸人の発言の全てに紳助がコメントをプラスする形。

全てが紳助経由で会話が進められ、

全てのオチが紳助の突っ込みで終わるという形。


なんか、たくさんの芸能人が紳助さんを取り囲んで、中心にいる紳助さんにパスを出し合っている感じ。

芸能人同士のパスなどほとんどない。

芸人は自分で笑いを取ることすら放棄し、紳助さんにいじられることを尻尾を振って待っている感じ

イメージ 3


しかも、紳助さんのコメントに対しては、だれも対抗できない。

それは紳助さんの話術、論理性、言い切り口調、芸能界における力、全てがかさなって、できた特別な関係である。

「あなたたちは男の気持ちをわかっていない!」と紳助に言われたらぐうの音も出ないし

「ほんならお前らに深~い話したろか?」と言われたらみんな静かにお説拝聴である。

「出川!お前は立ち食いそばの安っいうどんや!一流と言われたら(逆に)終わりや!」と言われれば出川哲郎は感激し、感謝し、周りの芸人も「うわぁ~」っと感動し、紳助さんに尊敬のまなざしを向ける。


とにかく、紳助、紳助、紳助なのである。

バーベキューの串でいったら、「肉・肉・野菜・肉・野菜」

お肉が紳助、あとはカス


もう、紳助だらけでおなかいっぱい。

本当に紳助さんは今、我が世の春を謳歌している・・・・・・。

イメージ 4


でも、やっぱりなんだかんだ言って、番組はおもしろかったんだ・・・・・・やだやだ・・・・・・