オレンジジュースが好きだ。
子供の時はファンタ・オレンジ一辺倒だったが、
大学に入ってから100%オレンジにはまった。
当時、『ダンベル体操』を推奨していた鈴木正成先生の講義で、「筋肉をつけたいなら赤身、特に牛肉を食え!そして100%のフルーツジュースでビタミンを採れ!」というようなことを聞いてから、一人住まいの我が家には100%オレンジジュースが常備されるようになった。
その後、映画『ボディガード』で、また”オレンジショック”を受けた。
飲み物を進められても「オレンジジュース・・・」と渋く注文。これがまた格好良かった。
オレンジジュースをあれだけ渋く注文し、格好良く飲めるおっさんはなかなかいない。
僕はますますオレンジジュースを飲むようになった。
その後、僕は仕事の都合で海外で過ごすことになるのだが、彼の地はフツーツ天国だったため、生搾りフルーツジュースが格安で飲めた。
が、一方で熱帯の国というのはバカみたいに砂糖を入れる国でもある。
つぶつぶ入りのフレッシュ生搾りオレンジジュースに砂糖をたっぷり入れられた時の「台無し」感はそれはそれは大きなものだった。
が、それでも僕は100%にこだわり、日本に帰ってきても果汁100%以外のジュースは飲まなかった。
遠い記憶の中に飲んだことがあるような・・・
確か、薄~いオレンジジュースだった気がする。
が、酸味の弱い薄~いオレンジジュースをごくごくやるのも、たまにはいいかもしれない。
そう思って一つ購入したのだ。
夕食時、僕は冷蔵庫から『なっちゃん』を取り出した。
果汁は50%
(うん、薄い薄い。まあそんなもんだよな)
が、意外にペットボトルは厚く、硬質である。
最近、ペラペラなペットボトルが多い中で、結構しっかりと堅さがある。
いいね~。
時代に逆らっていていいね~。
角があって、固さがあって、実に持ちやすい。
そして持った時の感触がいい。
で、肝心の味はというと、「薄さ」よりも「甘さ」が際だつ。
「甘い!」
なんか・・・・・いや~~~砂糖の甘さというか
人工甘味料というか・・・
なんとも・・・・・うん、甘いね。
ラベルには「果汁感、たっぷり!」などと書いてあるがもちろん果汁の感じはなく
うん。やっぱり子供の飲み物なんだ『なっちゃん』は。
でもいいかもしれない。
だって、『なっちゃん』だし・・・・50%だし・・・・・・・
ま、これでしばらく『なっちゃん』を買うことはないけど、
『なっちゃん』のペットボトルはしっかり堅い
これだけは評価できるかもしれない。