テレビ朝日系列『お願いランキング』が大好きだ。
特に美食アカデミーの「おいしい順ランキング」がいいね！
何がいいって、このワーキンブ・プア街道まっしぐらの僕でも手に届くような店を紹介してくれるのがいい。
だって、ステーキやら、寿司やら、フレンチやら、高級グルメをどんだけ紹介されても「俺には関係ねーや！」「くそ！味もわからんバカ共が羨ましい仕事しやがって！」と思うだけで、「俺も食べてみよう！」という気はしない。
「1200円のランチでこの量はお得ですよ！」なんて力説されても、俺にはランチに1200円使う余裕はないし。
行列の耐えない噂のラーメン屋に並ぶほど暇じゃない。
「激安！絶品ホルモン！」なんて言われても、一緒に言ってくれる人もいなければ
自分が通勤やら外回りやらで寄れるような場所でなければ、わざわざ行く気力もない。
そもそも僕は面倒くさがり屋だ。
だからこそ、「ファストフード」やら「ファミレス」やら「ほか弁」やら「ラーメンチェーン」などを扱ってくれる美食アカデミーは、僕の味方なのである。
これまで、美食アカデミーで紹介されたものも、いくつか試してみた。
「なか卯」の”鳥しおうどん”は本当に旨かったし、
「ガスト」のオムライス、『Ｈｏｔ Ｍｏｔｔｏ』の唐揚げ弁当もなかなかだった。
で、先日は「ファストキッチン」の人気メニュー6品に”おいしい順ランキング”をつけていたのだが、辛口のコメントと感動のコメントの落差が実に心地よかった！
「ファストキッチン編」では商品開発者を引き連れ、社長自らがモニタールームで観戦（？）
始まる前、「どれも自信あります！」と余裕しゃくしゃくだった社長だったが、美食アカデミーに創業以来売り上げトップの「ベーコンエッグ・バーガー」をけちょんけちょんにけなされてうなだれる姿は実に滑稽であった。
天狗の鼻があれだけ見事に折られる場面も、そうそうお目にかかれないが、この「おいしい順ランキング」ではよく見られるのである。
カウントダウン形式でおいしい順が発表されるのだが、最初の３～４品を立て続けに酷評され、ボロボロになってしまう出演企業の人たち。
（きっと就職氷河期の学生の気分だろう）
しかし、順位が上がるごとに少しずつ得点は高くなる。
そして苦労して開発した商品が「旨い！」「これ考えた人天才！」なんて絶賛されたりなんかしたら、泣き出す人も続出。
さらに満点が出たりなんかしたらもう大変！
社長も部長も開発担当者も子供のようにはしゃぎまくり、抱き合ったり、泣き出したりして、普段の威厳が台無しなのである。
が、それだけ商品開発には苦労があったのだろう。
見ているこっちまでもらい泣きしてしまう。
で、そんな光景を見続けていると、どこで安飯を食べてもつい美食アカデミーのように辛口の判定をしてしまうのである。
先日、僕はロッテリアに入店。
美食アカデミーのアイドル、今や日本一人気があるといっていいイタリアン・シェフの川越達也氏が開発した「イタリアンハンバーグ」を頼もうと思ったが、ちょっとお高いので断念。
代わりにこれまた新発売の「しょうゆマヨチキンバーガー」を食べた。
まあ、鳥の竜田揚げに醤油の衣、それにマヨネーズなら外れはないはず。
ふつうに作れば及第点だろうが、そこは美食アカデミー”もどき”の僕
そう簡単には高得点は出さない。
まず、一口かぶりつくと、千切りキャベツがボロボロこぼれて恥をかいた・・・・。
減点！
というか、僕は千切りキャベツ嫌いだからさらに減点。
チキンが意外にジューシーじゃない。
ケンタッキーのにも、マックにも遠く及ばない。
減点！減点！
俺の隣の席のおっさんがもう30分以上コーヒー一杯でナンプレと格闘している。
減点！減点！減点！
後ろの部活帰りの高校生がうるさい！
減点！減点！そのまた減点！
斜め向かいのおねーちゃんの黒タイツに覆われた太ももが妙に艶やかだ・・・・・・加点
ま、総合して６点といったところかな？
ちなみに、先週の朝、同じくロッテリアで朝食を食べたのだが、
新発売の「チーズブレッド」
あれひどいぞ!
よく企画会議を通したな？というレベル。
ロッテリアの社員は舌バカなのか？
モニターを募って調査とかしてないのか？
サイズも妙に小さいし、チーズも弱いし、100円ショップのチーズパンのほうがいくらかまし。
同じ170円（だっけかな？）出すなら、コンビニでもっと旨いパン買えるし！
企業が自信を持って販売する新商品なんて
所詮、そんなもんだ。
消費者のわがままには答えてくれない。
ま、ファストフードの商品に「高い、旨くない」なんてけちをつけてる時点で僕はかなりの小物なんだけど・・・。
はぁ～～一度でいいから高級料亭の料理長とか呼びつけてみて～な～
