俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

堀北真希と佐々木希

最近、気になるCM

それは富士フイルム「年賀ポストカード」のCM

毎年この季節になると「お正月を、写そっ♪フジカラーで写そっ♪」という歌とともに流れる伝統のCMだ。

このCMの最大の見どころは樹木希林

毎年毎年コミカルな役をこなし、圧倒的な存在感を見せつける大女優である。

もう30年以上富士フィルムのCMに出続けているが、今も全く見るものを飽きさせない。

変わらず「さすが!」のキャラクター作りである。

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僕が子供の時は、岸本加代子が店長役として、樹木希林とコミカルなやりとりをしていたが、2004年からはTOKIOの長瀬君が店長役を務めている。

長瀬君はどちらかというと珍客・樹木希林に振り回されるような役どころで、岸本加代子のように堂々と渡りあうことはできないのだが、さすがに怪優・樹木希林を相手にそれを求めるのは酷だろう。

さすがに5年以上も同じシリーズで作っているので、ここ数年は次第に慣れてきた感もある。

で、いつの間にか堀北真希が店員として加わっていたのですが、このCMにおいては堀北真希は全く存在感を示すことができず、アシスタント的な役どころに終始している。

ま、堀北真希はもともと存在感のある人ではなかったが、このCMにおける堀北真希はひどい。

「あれ?いたの?」という感じだ。

が、しょうがない。それが実力だ。

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で、2012年のお正月に向けてのCMなのだが、なんと長瀬店長がはずれてしまい、昨年からゴリ押し的に加わった佐々木希が堀北と組んで店員として樹木希林と対峙することになったのだ。

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TVCMは、おなじみの綾小路さゆりに扮する樹木希林、フジカラーの店員として堀北真希佐々木希の豪華メンバーが出演。

2012年の干支である辰にちなんだ年賀状を作ろうと、綾小路さんが「まんが日本昔ばなし」の龍の背に乗って登場し、堀北真希が撮影した綾小路さんと龍の写真がバラエティ豊かなデザインのテンプレートに収まり年賀状が完成するという内容。

2人の店員による何ともかわいらしい掛け合いがあり、最後にハッピースマイルキャンペーン実施中の告知でCMを締めくくる。


http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0585.html
より一部抜粋
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で、このCMを見た瞬間、僕はなんともいえない不安に陥ってしまった。

なんだろう、この「頼りなさ」は。

堀北真希佐々木希しかいない店の“不安さ”は。


それはもう、飛車角抜きで将棋をするような、

山下智久錦戸亮のいないNEWSを見るような、

三浦大輔村田修一のいない横浜ベイスターズをみるような、

そんな頼りなさなのである。

主役不在というか、どちらも責任持つ気なしというか

なんか、”顧問のいない女子の部活”みたいな馴れ合いなのだ。

女の子だけで集まってオチのない笑い話をしながらキャッキャとはしゃいでいる。

そんな感じなのだ。

そんなCM、よく流すよな・・・

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樹木希林はあいかわらずのコミカルさでCM前半を魅了するのだが、CM後半の佐々木希堀北真希のシーンでCMが台無し。

自ら存在感を発揮できない若い姉ちゃん達が、言われた通りの芝居して体裁を保っている。

そんな、なんとも言えないシュールな出来なのである。


そもそも、堀北真希佐々木希に店をまかせて留守にしてしまう店長がどうかしている。

おそらく二人はお留守番もろくにできない。


堀北はおそらく客が来ても「いらっしゃいませ」も言えない。

無表情で、無言で立っている。

客はきっとそんな店員に戸惑うだろう。


佐々木希は間違いなくお釣りを間違える。

777円の支払いに1000円札を出されたら、何も考えずに333円のおつりを渡す。

やつはそういう女だ。

年賀状印刷の説明を求められても答えられず、「年賀状じゃなくてもメールで大丈夫ですよ」とごまかし、プリント印刷を頼まれたら「ケータイに保存したらどうですか?」とやりすごす。

やつはそういう女だ。

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それにしても・・・

富士フィルムのCMは今後どうなってしまうんだろう?

このまま堀北、佐々木の二人で押していくのだろうか?

あの二人で樹木希林と渡りあおうとでも言うのだろうか。

伝統のCMも時代の波には勝てないということか・・・

おそらく来年あたり武井咲あたりをぶち込んでジ・エンド

そんな感じの気がする。

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