先月の放送だったか?
それはこんなことだった。
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タイトルは「まんじゅう娘」で、歌詞も
「~おっぱい娘は WowWowWowWow~♪」
という感じだったらしい。
で、つんく♂はこの曲を非常に気に入っていたのだが、メンバーの大反対で却下。
特にドラムのまことはかなり反対したらしい。
ちなみに「ズルい女」も「ロックバンドがやる曲じゃない」ということでまことは反対していたらしい。
が、つんく♂にはあるポリシーがあった。
それは
ということ。
事実、「ずるい女」も「Loveマシーン」も大ヒットした、という話
(結局シャ乱Qのまことはいろんな意味でセンスがないということになってしまうのだが、それはそれであたっているような気もする・・・)
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まあ、別に”いい話”ではなかったが、意外に”深いな”と思ってしまった。
というのは、確かにモーニング娘の曲はほとんどダサかったからだ。
特に「Loveマシーン」以降の曲はダサかった。
「恋愛レボリューション21」の歌詞を初めて聞いたときは笑ったもんな。
「超・超・超、いい感じ! 超・超・超・超いい感じ!」なんて、当時のギャルだって使っていない死語だった。
「おっさんが無理して若い女の子が使いそうな言葉を歌詞にいれると、こんな感じになるんだな~」
「これはさすがにモーニング娘のメンバーも恥ずかしかったろうな。」
「メンバーもつんく♂のことを裏で”おっさん、ダセーんだよ”って罵っているだろうな」と思ったものだ。
ものすごくヒットをし、国民的アイドル(?)となった。
「ダサいくらいの曲のほうがヒットする」というつんく♂の考えはその通りとなり、宴会や忘年会での定番となった。
やはり時代を築いた人というのは、時代を読む能力に長けているのだろう。今は知らんが。
そういえば、島田紳介が羞恥心らヘキサゴンメンバーに書いた歌詞も果てしなくダサかった。
「顔を上げないよ もう泣くなよ 大好きだから」なんてセリフから入る昭和テイストの曲は、思わず寒気がするくらいダサかったが、それでも売れた。
もちろん、売れたからといって、「いい曲」「素晴らしい曲」というわけではない。
カッコ悪いものはカッコ悪い。
だが、確かに新しすぎるものは万人には受け入れがたいのは確かだ。
「ちょっと古いテイスト」くらいのほうが、各世代にウケる。
つまりは”テレビ向け”なのだ。
そして忘年会向け、カラオケ向けなのだ。
だからモーニング娘はヒットしたと言える。
で、ここから無理やりの論理に入る。
「ダサいものが売れる」とするならば、今、もっともダサいものはAKB48と言える。
しかし、今をときめくAKBに、ダサい要素があるのか?
ま、しいて言うならいつも真ん中にいる子なんだろうな。
おそらくそれがプロデューサーのセンサーに引っかかったんだろうな。
確かにね、売れてる。
表面的には・・・
で、話はここで終わって良かったんだけど、どうしてももう一言だけ言いたくて。
全国紙に「今日、センター様からお言葉があるので、全国民はYoutube動画を見るように」と通達し、
いかにも演出がかかった、お涙頂戴映像を全国に流し、国民にアピールするところとか。
テレビのコメンテーターはセンター様の引退報道に対し、神妙な顔で遺憾の意を唱えなければならないところとか。
なんか、北朝鮮が新しいリーダーを必死にカリスマに見せようと演出しているのにすごく似ているのだ。
本人、並の人なのに。
あと「自分、不器用ですから・・・」と高倉健ばりに繰り返し、今年の流行語にしようという魂胆が見えるのもなんか嫌な感じだ。
最後の引退コンサートとか、引退公演も、ものすごい演出をしてくるんだろうな。
アントニオ猪木の”引退カウントダウン”みたいにしたらウケると思うぞ。
あれ、最高にダサかったから。
猪木が「非常識」で、敦子が「不器用」・・・似た者同士か・・・