俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

そうだ!We're ALIVE

嫁と息子がアニメ『チェンソーマン』にハマっており、我が家のカーステレオでも米津玄師の『KICK BACK』がヘビーローテーションで流れている。僕は毎日車で通勤しているのでここんとこ毎日聴いているのだが、冒頭の歌詞「努力!未来!A Beatiful star!」って・・・あれだよね?

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米津玄師 Kenshi Yonezu「KICK BACK」- 『チェンソーマン』Chainsaw Man OP - YouTube

『チェンソーマン』ノンクレジットオープニング / CHAINSAW MAN Opening│米津玄師 「KICK BACK」 - YouTube

 

外国人妻と8歳の息子は当然知らないだろうが、おじさん世代は敏感に反応してしまうあの曲。調べてみると発売は2002年だから今から20年前。モーニング娘。の14枚目のシングルとして発売された『そうだ!We’re ALIVE』。懐かしいな、あの頃僕はまだギリ20代だった。

調べてみると確かに米津玄師氏はつんく♂さんに許可をもらってこの曲の一部を拝借したらしい。ネットでも「米津玄師は実はモー娘。オタだったのでは?」なんて憶測が飛び交っているが、確かにこの曲のインパクトはすごかった。

この頃のモーニング娘は『LOVEマシーン』が出て、『ハッピーサマーウェディング』と続き、『I wish』『恋愛レボリューション21』『ザ☆ピ~ス!』なんかも出て、売れに売れまくっていた。オリコンもほとんどで1位を獲ったし、CMタイアップ、オリンピックのテーマ曲、24時間テレビのテーマソングと、だれもがモー娘。人気にあやかりたがった。紅白もモー娘。のためにたっぷり枠を取っていたし、モー娘。使っておけば視聴率も取れて人が集まって物が売れる、OLはカラオケでモー娘。を歌いまくり、おじさんは忘年会・宴会で踊りまくった。名実ともに「国民的アイドル」と言ってよかった。そんな中発売された『そうだ!We’re ALIVE』を披露する姿は貫禄すらあった。もう当時は大スターとなっていたモー娘。の曲なので多少の不自然さを強引に盛り上がりに変える力があった。オタクでもない僕が見ても「かっこいいな」と思ったものだ。

(2002.02.20)モーニング娘。「そうだ!We're ALIVE」 - YouTube

以前、ブログに書いたが僕はつんく♂さんの「ダサいくらいの曲のほうが大衆ウケする」というポリシーが大好きで、事実この頃のモー娘。の曲はまあダサかった。歌詞はこちらが赤面するくらいダサいのにメチャメチャ売れていた。若い女の子、OL、アイドルファン、オタクはもちろん、ふつうのおじさんも耳にしていたのだから、つんく♂さんの時代の読む眼は確かだったのだろう。

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さらにこの『そうだ!We’re ALIVE』の先読み感はすごかった。動画の倍速視聴に慣れたZ世代のために令和の曲はイントロを極端に短くしたり、転調を繰り返したりしてとにかく飽きさせない工夫を散りばめているらしい。が、つんく♂さんはすでに20年前にそれを先取りしていた。『そうだ!We’re ALIVE』の転調のすごさといったら、3曲くらい別の曲をくっつけて作ったんじゃないかと思うほど。それが変わったり戻ったりを繰り返すのだが、ハチャメチャでメチャメチャなのに結果楽しい。特にこの2002年2月20日のパフォーマンスはモー娘。史上でもベストのパフォーマンスじゃないかと思う。ファンじゃない人が見ても、”国民的アーティスト”だけが持つオーラみたいなものを感じたし、これだけ個性の違うメンバーが揃っていればだれかしら推しが見つかって応援したくなるってなもんだ。古参メンバーの貫禄、新人メンバーの初々しさ、それが混ざり合ったカオスな状態がまたおもしろく、カッコいい。

米津玄師もこの大先輩つんく♂さんへのリスペクトもあって自分の楽曲に取り入れたのではないか。僕も息子世代のアニメソングで20年前のアイドルソングを思い出すとは思わなかったな。米津玄師さんの世代のバトンをつなぐリレーに感謝!

2002.02.20)モーニング娘。「そうだ!We're ALIVE」 - YouTube