俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

24時間テレビ35

青山学院大学付属中学で起きた壮絶ないじめの首謀者は、宝塚出身の女優Kの娘か」

そんな記事が週刊誌に載って数日後、「黒木瞳24時間テレビでいけしゃあしゃあとチャリティーを訴えているのは納得できない!」

そう僕の友だちが訴えてきたのだが、実は僕は24時間テレビ自体を見ていない。

でも今年の24時間テレビも、何かと話題になっているらしい。

主なものをあげてみると

・平均視聴率が17.2%で歴代2位

佐々木健介ファミリーが4人でリレーマラソン。家族の絆を猛アピール。

佐々木健介ファミリーの子供が夜の時間帯にテレビに出てしまい、放送法に触れる

・チャリティーラソンを24時間監視するネット集団登場。ズルをしていないか、随時ツイッターに報告。

屋久杉を見るために障害を持った女の子と登山。その際、立ち入り禁止区域に撮影クルーが入る

・製作費(推定)40億円、スポンサー収入(推定)60億、募金額2億ちょい、出演者のギャラ ?億

平成ノブシコブシの吉村が生放送で他事務所の先輩、我が家・杉山にケンカを売り、本人さえ知らない事情を暴露。番組が不穏な雰囲気になり、吉村のブログが炎上
http://www.youtube.com/watch?v=SYa5Mdhr_dM

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まあ、24時間テレビは貧しい国の人や、障害を持っている人は取り上げるが、いじめ問題については無関心なので、黒木瞳が出ていても問題はないかもしれないのかもしれない。

というか、パラリンピックの話題もほとんど触れず、前田敦子卒業コンサートを中継しているような番組だから、障害者にすら興味はないのかもしれない。

24時間電気を無駄遣いしていることで、省エネにも無関心だし、むしろ「いいことを全部やる番組」みたいにとらえているから、揚げ足を取る人がいるのである。

24時間テレビの効果というのは

・製作費を含めて、何十億というお金が動くので景気がよくなる。

・スポンサー企業のイメージが良くなる。

・出演者のイメージが良くなる。

・子どもはまだこの番組の偽善性がわからないので、素直にボランティア精神を教えることができる。

・数億円だが募金が集まり、途上国などの支援ができる。

夏休み最後の日曜日なので、宿題をやらなければという気持ちになる。


こんな感じだ。

それがわかったうえで見れば、心が動かされることはない。

出演者がみな涙で歌を歌い、涙で走り、それを涙ながらに応援したって構わない。

今さら「出演者はギャラもらってないで、その分寄付しろ!」なんて大人げないこともいうまい。

観たい人だけが見ればいいし、おいしい汁が吸いたい人だけが番組に出演すればいい。

黒木瞳もそんな奴らの一人なんだろう。

ただ一つ痛快だったのが、24時間テレビ内の「チャリティー笑点」で、「み・ら・い」を頭文字に五・七・五の川柳を作るコーナーだった。

座布団運びを手伝う黒木瞳に対し、林家泰平は

み・・・見逃すな
ら・・・乱暴する子
い・・・いじめる子

という川柳を発表し、ネット上で称賛されていた。
http://www.best-worst.net/news_afljWKvD3O.html

泰平、GOOD JOB

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