俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

世界よ、これが日本のバラエティだ。

今年の流行語大賞はお笑い芸人スギちゃんの「ワイルドだろう?」が受賞した。

ここ数年、「なでしこJAPAN」(2011年)「ゲゲゲの~」(2010年)「政権交代」(2009年)と、イマイチ「それ、流行語か?」というものが続いていたが、今年は文句なし。

これほどわかりやすい大賞はない。

スギちゃんの活躍ももちろんだが、スギちゃんの姿がなくても「ワイルドだろう?」はよく耳にし、口にしたりもした。

一方、ノミネートすらされなかったが、個人的には映画「アベンジャーズ」の宣伝で使われた「ニッポンよ、これが映画だ!」というキャッチコピーも今年を象徴するものだと思っている。

このコピーを初めて聞いたときにはそれは「ムカッ」とした。

まるで日本が本物の映画を知らないかのような挑発的なコピー。

内心、「アメリカのB級ヒーローがどんちゃんするだけだろう?」「所詮内容もない、派手さだけが取り柄のアメリカ映画だろう?」

なんて思っていた。

が、妻に誘われて映画を観てみたら意外に面白くてまた悔しかったりもした。

で、このコピーの秀逸なところは、「○○よ、これが△△だ」という語呂でいくらでも応用が可能なところだ。

「中国よ、これが歴史の真実だ!」

アメリカよ、これが日本の法律だ!」

「世界よ、これが日本の駄菓子だ!」

こんな似たようなフレーズを新聞、雑誌、広告、ネットの記事などで何度も見た。

このキャッチコピーを作った人はなんらかの形で表彰されていいはずだが、社内でボーナスでももらったのだろうか?

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さて、話は変わりますががここでちょっとクイズです。



ある男が道を歩いていました。そして一人の女を見るなり、「あ、どうもいつもお世話になっております」とあいさつをしました。

しかし女はその男と一度も会ったことがありません。

男はどうしてこんなあいさつをしたのでしょうか?















答えは「その女性は男のお気に入りのAV女優だった」・・・







我ながら・・・下らない・・・

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先日、夜、嫁と映画『レ・ミゼラブル』という感動映画をナイトショーで観て、12時すぎに家に帰った時のこと

テレビをつけると、「ビートたけしのあと6回だけやらせてTV」というのをやっていた。

このテレビは、「たけしが2012年を振り返る」という名目だが、結局は単なる深夜エロバラエティで、その内容が実に良かった。

なんだか僕が80年代、90年代にやっていた、正統深夜エロバラエティ

低俗で、下品で、下らない

実に懐かしいバラエティだった。


だって、番組内のコーナーが

ノーパン跳び箱だの、エロ川柳だの、エロジェスチャーだの・・・・

下品の極致!

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司会のビートたけしはいつもどおりなのだが

その隣には全く使い物にならないビートきよし(司会用のメモすらまともに読めない)

その前には観客に見立てたたけし軍団

深夜バラエティらしいエッチなゲームに中学生のように興奮し、大騒ぎしているのだが、そのメンバーを見て見るとガダルカナルタカ、ダンカン、井出らっきょ、松尾板内、グレート義太夫と、

それこそ20年前と変わらない面々。

独り立ちできない悲しい大人たちが”殿”ビートたけしをとりまいている。


僕は最初3分見て「これはヤバい・・・」と思ってチャンネルを回そうとしたのだが、意外に嫁が興味を示し、

「なにこれ?信じられない! え?見ないの?」というので続けて見ることにした。

嫁は韓国人なのだが、こんな下品なバラエティは韓国では絶対に放送されないらしい。

何度も何度も「これ、大丈夫なの??」と目を丸くしていた。


そしてたけしの後ろにはエッチなメイド服に身を包んだセクシーガール達がいるのだが、妙に見覚えがある。

「あ~~、これはこれは・・・」

僕は一人一人の名前を嫁に教えようとしたのだが、辞めた。

つまりそれは、僕が知っていたら嫁にとっては不愉快な人たちの名前だったからだ。

僕はわざとらしく「あの~・・・あれじゃない?その~・・・グラビア女優さんとかかな?」と言うと

嫁は「ふ~ん。みんな結構かわいいね。AKBよりかわいいんじゃない?」


うん、そうね。


そして嫁は「あ、この子かわいい」と松浦あや似の一人の女の子に目を付けた。

さすがわが嫁、お目が高い。

その子は今年、スギちゃんの如くAV界で売れまくった期待の新人紗倉まなだよ。

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で、番組は終始お下劣に、終始バカらしく進んでいく。

昔はこんな番組いくらでもあった。


志村けんの「バカ殿」でも普通にトップレスの女の人が出ていたし

「毎度お騒がせします」「時間ですよ」なんてドラマでも下着や裸の女性が出ていた。

深夜になると「トゥナイト」「ギルガメッシュないと」「おとなの絵本」といったバラエティで普通にアダルトビデオの新作をダイジェストで紹介していたり、「私のおっぱい、揉んでください」なんてコーナーをやっていたりした。

少年だった僕はこうした番組で性に目覚め、崩壊し、人生を転がり落ちて行った・・・・というのは言い過ぎだが

まあ、大人になっていったのだ。



逆に言えば、こういう番組を流せなくなって、青少年の健全な精神の育成には役に立ったかもしれないが

同時にエッチなことに興味を持たない「草食男子」を生んでしまったのではないか。

それが日本の晩婚化、非婚化を生み、少子化を生み出したのではないか。


日本は安倍内閣となって中国、韓国、台湾との関係が心配されており、いつ反日テロや日本製品の非買運動が起こって経済的、政治的混乱が起こるかわからない状況になっているが

実はこの極東の国々(の男性)をもっとも根深くつないでいるのが日本のAVであったりする。

中国に行っても韓国へ行っても台湾に行っても「日本のAVは最高だ!」と言われるそうな。

決して表には出ないが、日本の漫画やアニメ以上に世界に出回っているのが日本のAVなのだ。

日本はこのエロ産業を保護し、支援し、平和と友好のために・・・・・


なんて難しいことを考えるまでもなく

バラエティ番組に出ていたAV女優は屈託なく、明るかった。

ムッツリな視聴者のやましい期待とは裏腹に

現在のAV女優は実に明るく、楽しげで、いかにも今の若者らしく能天気だった。

愛想の一つもふりまけないどこかの陰気なアイドルと比べても

よっぽど見ている人たちを幸せにするし、見ていて楽しい。

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韓国人の嫁がなんだかんだ言って最後まで見てしまうほど、日本の深夜エロバラエティは面白い(ようだ)

2013年、バラエティ番組の規制緩和を強く望む。
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