俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

『サンドイッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』に思う

僕は小学校に入りたての息子を持つアラフィフのおじさんであるが、『サンドイッチマン芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)という番組にドハマりしている。

サンドイッチマン芦田愛菜という好感度の化身がMCを務め、ゲストは自分の好きなことにかけては”博士級”の知識と情熱を持つ純粋無垢な子供たち。

コンプライアンスの問題もなく、視聴者からのクレームもゼロ、おそらくテレビ朝日が今一番プッシュしたい番組、そして子供を持つ親が子供に一番見せたい番組であろう『博士ちゃん』。

我が家では子どもより親の僕のほうがハマっている。特に前回の「(昭和大好き博士ちゃんが選ぶ)昭和の歌姫ベスト20」は面白かった。裏番組の「24時間テレビ」(日本テレビ系)を脅かすほど視聴率も良かったそうだ。

”昭和の歌姫”なら僕のほうが詳しいだろうと高をくくっていたのだが、いやはや御見それいたしました。博士ちゃん、あなたたちは素晴らしい・・・

f:id:Yamazy2019:20210823220621j:plain

 

それにしてもサンドイッチマンの二人はすごいよな。僕は彼らより1つ上なんだけど何でここまで違うおじさんが出来上がるのだろう?人間の出来がまるで違う。

サンドイッチマンも僕と同じように毒を吐いているように見えるのだが、彼らの毒はカフェインレスのコーヒーのように、ノンアルコールビールのように誰にも何もダメージを与えず、みな笑って受け入れてくれる。

一方、僕を含め一般のおじさん達の吐く毒は大体人を傷つけ、イラつかせるので、その後若い世代から大きな反発を喰らう。

 

そしてサンドさんはとにかく子供の扱いが上手い。子どもがたくさん出演する番組のMCといえば昔は所ジョージさん、明石家さんまさんらがいたが、二人はうまく子供たちをコントロールしたりいじったりして笑いに変えていた感じ。立場的にも番組MCであり、”面白い先生”といった関係性だった。

でも『博士ちゃん』におけるサンドイッチマンは番組進行は芦田愛菜ちゃんに任せ、完全に”親戚のおもしろいおじさん然”としている。

僕にも子供の頃、親戚中の子どもから好かれているおじさんがいて、その人は自ら子どもたちとプロレスごっこウルトラマンごっこ、おままごとをしてくれた。そしていつも子供に叩かれたり砂をかけられたりしていたのだが、ニコニコしながらやられ役をしてくれた。僕たちはそれが楽しくて盆と正月に会うのがいつも楽しみだった。

『博士ちゃん』のサンドイッチマンも博士ちゃんに知識で圧倒されたりバカにされたりするのを楽しんでいる。そして博士ちゃんたちも大人に教える優越感に満たされながら生き生きとプレゼンをしている。

いや、すげぇな。今現在、僕には姪っ子が一人いるけど、まあ懐かないのにね・・・。

 

そして天才子役から今や国民的女優へと成長した芦田愛菜ちゃん。

彼女の成長は福原愛ちゃんのそれと似ている。

日本国民のだれもが彼女を子供の頃から知っていてその成長を見届けている。

いわば”国民の姪っ子”

しかもあんなにかわいく、賢く、いい子に育ってくれて、もうどこへ出しても恥ずかしくない自慢の姪なのである。

子供の頃から売れっ子なのに、未だに謙虚に、まっすぐ成長している奇跡の子役。

その愛菜ちゃんとサンドイッチマンの番組なのだから、テレビを見ている親御さんは安心、安全、なんなら「うちの子も出られないかな~」と思って見ている親御さんたちはたくさんいるはずである。

 

僕も愛菜ちゃんとサンドさんのかけあいを毎回幸せな気持ちで見ている。

博士ちゃんとの絡みとちがい、サンドさんは愛菜ちゃんを持ち上げたり、下げたりしながら楽しんでいる。愛菜ちゃんは少し戸惑いながらもうまくサンドさんたちに合わせている(本心はどうなんだろう?)。

【再び サンド激おこ!?愛菜ちゃん活躍しすぎ問題】テレビ未公開トーク! - YouTube

そして好感度おじさんとお姉さんたちの前で、いろいろな博士ちゃんが「よくぞ私の話を聞いてくれた!」とばかりにものすごい熱量でプレゼンをしているのが実に微笑ましい。子供って・・・こうあってほしいよね。天才じゃなくてもいいし、いい子じゃなくてもいいから、なんかこう・・・好きなことに夢中になれる無邪気さがあってほしい。このくらいの時期は。

それに付き合う親御さんは本を買ったり休みの日に実物を見せにいったりとまあ大変そうだけど、でもこの番組に出たことで報われた感じがするだろうし、テレビで生き生きと好きなことを話す子供が誇らしいんだろうな。

 

とにかく素敵な番組『博士ちゃん』、ぜひ観てくださいね~。

葉加瀬太郎作曲! 番組テーマ曲【博士ちゃん】特別公開!! - YouTube

葉加瀬太郎さんが博士ちゃんのために作ったテーマソングも素晴らしい!↑)

f:id:Yamazy2019:20210823225347j:plain


 

 

 

 

 

サーセン

ここ最近、”謝罪の仕方で叩かれている人”を良く見る。

名古屋の河村市長

サンデーモーニング」の張本勲

メンタリストのDaigo氏

雨上がり決死隊宮迫博之氏・・・

 

実業家の西村博之氏は炎上を鎮火させる方法について自身のYoutubeチャンネルで「ひたすら謝り続ける」「毎日謝罪放送をし続けると2週間くらいで文句を言う人がいなくなる」「”質より量”で謝ったほうがいい」とアドバイスをしたらしいが、僕は個人的にはカズレーザー的謝罪”がお気に入りだ。

f:id:Yamazy2019:20210818233937j:plain

今や1億総ご意見番状態の日本。

政治家、有名人が問題を起こせばテレビでもネットでもみんな言いたい放題。

「俺が一言、ビシッと本質をついたことを言ってやるよ!」とばかりにそれぞれが別々に同じようなカキコミをするもんだから相当な批判の数になっている。

実際ネットに書き込みする人はネット利用者の数%という研究もあるので炎上に加担している人はごくごく一部なのだが、その数だけ見ると日本国民のほとんどが怒っているような錯覚を覚えてしまう。

そしてその怒りはとどまることを知らず、謝罪があれば「口だけ!心から謝っていない!誠意が足りない!反省していない!ウソ泣き!形で謝っただけ!この人の本質は変わらない!」とさらに逆上してしまう。

まあ謝罪会見を観た人が「ああ、この人は心から反省して誠心誠意謝っているんだな。許してやろう!心を入れ替えてがんばれよ!応援してるぞ!」なんて思うことはまずないんだし、一度問題を起こした人はまた表舞台に出てきたら必ず過去を蒸し返されて叩かれるんだし、それなら謝罪は適当でいいんじゃないかと思うのも当然だ。

だから先のひろゆき氏の発言は実は的を得ていて、そのうち別の人が別の問題を起こして謝罪会見を開き人々の関心がそちらに移るので、しばらく適当に謝っておくというのはあながち間違いではない。批判をしてくる人もいるがしばらくすれば静かになる。

ネットで叩く人たちだって暇じゃない。できるだけホットな話題の、旬な人を叩きたいのだ。

 

なのでDaigo氏も「謝ってもどうせ叩いてくるやつはいる」と割り切って、質より量作戦、カズレーザー的作戦をするのはいいのかもしれない。

 

ちなみに先ほどから言っている「カズレーザー的」というのはお笑い芸人のカズレーザー氏の謝罪方法のことで、彼はやたらと説教をしてくる芸人の先輩に対し

「飽きてくるじゃないですか、ずっと怒られてると。こっちも”すみません”しかいうことないんで。だから”すみません”に聞こえそうな言葉を考えてずっと言う」ということらしい。

 

声「あの動画はヘイトスピーチで差別的です!」

D「すみません」

声「あなたは差別主義者ということを自身でも認めますか」

D「すいません」

声「まさに優生思想そのものです!」

D「(小さい声で)す・・・すいま・・ん」

声「極めて悪質な発言だとしか言いようがありません!」

D「(小さい声で)ささん」

声「あなたの反省と態度はポーズの域を出ていないと言わざるを得ません!」

D「(小さい声で)・・・左遷」

声「権利として生活保護制度があるということの根本的な理解が欠けている!」

D「(小さい声で)・・・推薦」

声「差別扇動と言われても仕方がないんじゃないか!」

D「(小さい声で)・・・Suiside」

声「命の尊厳そのものに対する否定だ!お母さまがこれを聞いたらどう思う?」

D「(小さい声で)・・・相模線」

声「ホームレス襲撃事件などをご存じないんですか!」

D「(小さい声で)・・・サガセン」

声「とにかく、心からの謝罪をしていただきたい!」

D「(小さい声で)・・・水滸伝

声「そして二度と、このような発言をしないようにしていただきたい!」

D「(小さい声で)・・・垂直線、水平線」

声「あなた!そればっかり!本当に反省してるの?」

D「(小さい声で)・・・車線、三味線」「本っ当~に(小さい声で)スウェーデン

声「わかったらもう結構です。しばらくは動画も控えたほうがよいのでは?」

D「は、はい、Something」

声「ん?!」

D「いえ、あの、本当に、大変(小さい声で)Sunset.」

f:id:Yamazy2019:20210818233404j:plain

 

 

張(はり)さんのトリセツ

AD「じゃあ、もう一度リハ、お願いします。」

張本「え?また?」

AD「ええ、生放送で間違えるわけにはいきませんので」

張本「なんで何度も何度も。別に謝らなきゃいけないことなんて言っとらんぞ」

AD「ええ、ええ、そうですよね?別にメダルに噛みついたわけでもないですしね~」

張本「失礼なことは何もしてない!入江選手を応援してるのに(怒)」

AP「ええ、張本さん、お気持ちはわかるんですが、ここはその~、張本さんに大人になっていただいてですね。」

張本「しかしだな・・・」

AP「あ、我々もね~、そんなに~ね、あれですよね?最近はどうもネットでギャーギャー言う奴が多くなりましたね~」

張本「そんなのにいちいち振り回されてないで、堂々としてたらいいんじゃないのか?」

AP「いやまあ、我々もそうしたいんですけどねぇ~。最近はもう、こういうご時世ですから、早めに処理したほうがいいと申しますか、ね、一応”お騒がせしました”ってことを言っておけば、あとは『のど元過ぎれば・・・』っていいますしね」

張本「そんなもんかね」

AP「ええ、ええ。そりゃもう。我々としましてはですね、ぜひとも番組を続けさせていただいてですね、引き続き張本さんにバッサバッサと切っていただきたいと。」

張本「うん、まあね。私もね、番組は続けたいと思っておるわけですよ」

AP「ですよね?ですよね?もうウチの番組は張本さんのコーナーでもっているようなもんでして、ここだけの話、スポーツコーナーが終わるとちょっと視聴率が下がったりしてますしね」

張本「まあ、そういう人もいるだろうね。」

AP「ですから、張本さん自ら、説明いただければですね、スポンサーも視聴者も納得してくれること間違いなしですよ。番組としてもフォローいたしますので」

張本「まあ、君がそこまで言うなら、やりましょう、私もひと肌脱ぎましょう」

AP「ええ、ええ、お願いします。」

f:id:Yamazy2019:20210815235224p:plain


AD「はい、ではよろしくお願いします。司会の関口さんから話がふられます、張さん、3,2,1・・・」

 

張本「え~、この度はですね、私の説明の言葉が足りませんで、私ももっとちゃんと話せればよかったんですけども、時間の制約などがありましてですね。私はですね、ボクシング連盟宛ての手紙にも書きましたけれども、入江選手の快挙に飛び上がって喜んだ一人です。女性なのによく、あそこまで練習してですね、がんばったと。普通はできません。女性はスタミナがないですから。あんな小さな体でね。なのに清水選手は本当によくやったと、褒めてやりたいね。あれだけね、練習するのは大変なんですよ。体つきもね、女性らしさがなくなっちゃうしね、生理が止まる選手もいるらしいですよ。ましてやボクシングでね、あれで鼻でも曲がったら嫁にもいけませんよ。それなのに清水選手は素晴らしい!アッパレだ!世間では私のことを”女性を下に見ている”なんていう人もいますけどね、私は女性をいつも尊敬してます。女房なんて料理、掃除、洗濯なんか全部やってくれましてね、感謝してます。女房も女のくせに腕っぷしは強かったのでボクシングやってたらいい線いけたんじゃないかと思いますがね。それでも清水選手には適わないでしょう。清水選手はね、やはり女を捨ててね、好き好んで殴り合いに命をかけるだけのことはあります。素晴らしいです!」

 

AD「・・・」

張本「・・・はい、終わり。どう?こんな感じで?」

AP「・・・えっと、いったん休憩しましょう」

 

(会議室)

部長「どうだ。張本さんは?いけそう?」

P「さっきAPから連絡があって、無理そうです。火に油を注ぐだろうって」

部長「まじか」

P「JOC元会長みたいになったらもう降板は免れえませんよ。最悪番組自体も・・・」

部長「・・・どうしたものか・・・」

D「番組で代わりに謝罪文を代読するというのはどうです?張さんには体調不良かなんかで番組休んでもらって」

P「今更そんなことするとまたへそ曲げますよ。難しいんだから、あの人」

部長「なんであの時、誰も止めなかったんだよ」

D「止められるわけないでしょ。というか止めらる人いないでしょ。ちょっと反抗されただけですぐキレるんだから、張さん。関くちさんだってなだめるのがやっとですもん」

P「E川さんもそれで降板させられたしね」

部長「じゃあとにかく、できるだけ張さんにしゃべらせない方向で考えよう」

P「まあ、TBSとして、あと番組として謝罪をして、あとは張さんにちょっとだけ頭を下げてもらう?」

D「ま、”反省しています”ぐらい言っておけばね。」

部長「反省するかね?」

P「ま、反省だけなら猿でもできますよ(笑)」

D「じゃ、張さんには時間がなくなってしまったから10秒だけお願いしますってことにしましょう」

P「あ、それいいかも。10秒だったら余計なことしゃべる暇ないし、お詫びだけ言ってあとは関くちさんにまとめてもらう」

部長「じゃ、おれからも関くちさんに言っておくよ」

 

そして本番

f:id:Yamazy2019:20210815234735j:plain

本文とは関係ありません

*創作です。登場人物は架空の人物です。

 

メダル狂騒曲

(以下の話はフィクションです)

【シーン1】川村市長の会見

川村「この度は、私の不適切な行動により、五島選手をはじめ、トヨダ自動車のトヨダ様、小村知事、JOC山上会長、IOCゴッホ会長、不快に思われた他の競技のメダリストの皆様、テレビコメンテーターの皆様、その他国民の皆々様に大変なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。」

(頭を下げると大量のフラッシュ)

記者A「五島選手へは謝罪をしたのでしょうか。いつ、どのような形で、どのような言葉で謝罪をしたのか、お聞かせください。」

川村「はい、あの、私としまして誠心誠意、謝罪をさせていただきました」

記者A「具体的には?」

川村「あの、突然訪問しては五島選手にも迷惑がかかると思いましたので、私は直接赴かずにですね、秘書がDMを送ったという形でですね、私はあの~土下座と言いますか、心の中でですが、市長室で。」

記者A「・・・」

記者B「ご自身の進退についてはどうお考えですか?ネット上には約20000件ほどの批判コメントがあるようですが」

川村「まあ、私は市民から選ばれた首長ですから、どこの馬の骨ともわからないネットの声なぞ・・・」

秘書「市長!まずいですよ!」

川村「あ、あの~、批判の声をですね、真摯に受け止めまして、今後の市政に生かしてまいります」

記者B「つまり、辞任する気はないということですね」

川村「そうですね、その~・・・もう少し時間をいただいてですね、」

記者B「知事にも”けじめを”と言われていましたが?」
川村「そうですね、あの・・・次の知事選が公示される頃には・・・」

記者B「あなた、自分が何をしたかわかってるんですか?自分でトヨダ社長やJOC会長の山上さんに謝罪の電話をしていましたよね?何を謝ったんですか?どう責任を取るおつもりですか!」

川村「え~っと・・・私、何したんでしたっけ?なんで辞任を迫られているんでしたっけ?」

記者A「セクハラやパワハラの自覚がないんですか!」

川村「セクハラって・・・性的な・・・なんかしました?」

秘書「市長、反論しないでください!謝って!」

川村「パワハラっていっても・・・メダルは五島さんがかけてくれたんだし」

秘書「市長!ダメですって」

川村「(咳払い)あの、大切な金メダルを噛んでしまったことに関しては私の軽率な行動に全ての責任がありますので、仮にメダルが交換ということになりましたらですね、私のお金をですね、お支払いさせていただきたいと。ま、私のお金といっても市長の給料はアレなんですけど。」

秘書「・・・」

 

 

f:id:Yamazy2019:20210814010022p:plain

本文とは関係ありません

【シーン2】とある迷惑系Youtube

より「次の動画どうする?」

しん「やっぱ突撃系じゃね?」

より「今なら誰よ?」

しん「小池百合子、メンタリストDaigo、川村市長とかかな。あとオリンピックのメダリストとか旬じゃない?」

より「小池百合子の前でマスクとってくしゃみするとか?顔に唾かけて」

しん「それヤバイな。確実に塀の中だな」

より「ホームレスの格好で猫をいじめてみる?背中に”Daigo”って書いて」

しん「俺、猫ムリ。」

より「う~ん、じゃあメダリストか。だれだ?笑って許してくれそうなの」

しん「ウルフとかノリ良さそうだし、サインもらいに行くふりして倒してみるとか?」

より「あ~・・・ん~・・・。ウルフかぁ~・・・確かにテレビで観て面白そうな人だったけど・・・」

しん「あと金メダル触らしくてくれる人を探してさ、スキをみて噛みついてみるとか?」

より「あ、それいいかも。バズりそうじゃね?」

しん「ウルフいける?」

より「なんでウルフしばりなんだよ」

しん「おれ、タイプなんだよ」

より「・・・・」

f:id:Yamazy2019:20210814010240p:plain

本文とは関係ありません

【シーン3】とある国にて

選手「あの、コーチ、実は相談が・・・」

コーチ「どうした?深刻な顔して」

選手「実は・・・その・・・金メダルが・・・破損してしまったんです」

コーチ「は?何?なんで?」

選手「実はその・・・選手村でエッチしてたのが妻にバレまして・・・」

コーチ「え?あの段ボールベッドで?」

選手「ああ、まあ。あれ意外に頑丈でしたよ。そんなことより、それで喧嘩になって…」

コーチ「あちゃ~・・・」

選手「チームメイトのロドリゴの奴が昨日の飲み会で妻に話しちゃったんですよ」

コーチ「ロドリゴかぁ~。あいつ酒癖も悪いし口も軽いからなぁ~」

選手「そんで妻が金メダルをハンマーで叩き始めちゃって。押さえつけて止めたんですけど・・・」

コーチ「まじかぁ。来月、大統領官邸で祝賀会じゃなかったっけ?メダルそのままだとまずいよ」

選手「どうしましょう・・・」

MG「あ~、そういえば日本の選手がIOCにメダルの交換をしてもらったんだってよ。なんでもMayorに噛まれて感染の恐れがあるから、みたいな理由で」

コーチ「へ~、それOKなんだ。じゃあ俺も(ガブっ)」

選手「あっ」

MG「それなら私も。無症状ですけど、ちゃんと陽性です」

選手「そ、それなら大丈夫ですね」(?)

 

【シーン4】朝まで生討論会

俵「じゃ、次!大島さん」

大島「コジマだよ!あ、大島だった。あのね、この川村って男は他にも余罪がいっぱいあるんだよ。すぐに辞職するべきだ。」

清元「大事なのはゴトー選手の気持ちなんですよ!あんなジジイに唾つけられてね、本人は我慢してたと思いますよ!」

俵「あのね、清元さん。ジジイはダメ!あなたね、いつも差別やヘイトを批判するくせにね、そういう発言はやめなさい。はい、古下君!」

古下「いや、まあ、僕オリンピック見てないんですけど、そもそもなんですけど、その五島選手はメダルの交換を希望してるんですか?」

清元「希望してますよ。してるに決まってるじゃないですか!」

古下「でも五島選手はメダルの交換を”了承した”って記事に書いてありますよね。これって周りが勝手に盛り上がって五島選手も断り切れなくて渋々ってことも考えられますよね。これって何に対する”正義”なんですかね?」

大島「そんなの気にしなきゃいんだよ。まず川村をなんとかしないとダメなんだよ。あいつはバカなんだから。僕はね、」

清元「俵さん!俵さん!たーわーらーさーん!私はね!」

俵「ちょっと待て!今、大島さんが話してるんだから。終わった?一旦CM行きましょ」

 

【シーン5】ハノイオリンピック競泳で2つの金メダルを獲得した西島さん

(ツィート)

「僕だったら泣きますね。死ぬほど練習して命がけで獲得したメダルを知らない人に噛まれたら。そもそもなんで表敬訪問なんかする必要があるんですかね」

 

 TVのニュース「川村市長の行為にはメダリストからも批判の声があがっています。ハノイオリンピック金メダリストの西島陽介選手は以下のようにTwitterでコメントを発表しています。また、北京オリンピック銀メダリストの・・・」

ネット記事「なお、今回のことについては他のメダリストからも声が上がっている。ハノイオリンピック競泳で2冠を達成した西島選手は自身のTwitterで・・・」

雑誌広告『あの西島も激怒!”なんも言えねぇ”川村市長のお戯れ』

 

記者「西島さんも川村市長の行為にはお怒りでしたね。やはりあの行為は許せない、声を上げずにいられなかったということですか?」

西島「いや、あの~・・・あの時は五島選手に対して同情したということをつぶやいただけでして・・・」

記者「いや西島さんをはじめ多くの方が批判の声を上げていますから」

西島「いや、でも、僕もその、今後気をつけてほしいと思っただけで、軽い気持ちでつぶやいただけなので・・・」

記者「しかし西島さんの声に賛同するアスリートはたくさんいます。リツイートも2万件、”いいね”も4万5千件ですからね。やはり西島さんの声でこうして多くの方が賛同してくれてですね、名古屋も大きく変わるかもしれませんし、国際オリンピック連盟も動いてくれることになりましたしね」

西島「え?あの・・・(もう僕の名前出すのやめてもらえないかな・・・)」

 

【シーン6】友だち主催の祝賀会

友A「みうちゃん、金メダルおめでとう!」

みう「うん、ありがとう」

友B「ねぇ!金メダル持ってきた?見せて見せて!」

みう「ああ、ほら、これ」

友A「うぉ~すげぇ~、本物の金メダルだ!」

友B「これって、あれ?あのおじさんに噛まれたヤツ?(笑)」

友A「え?あれなの?マジ?(指でつまんで)うわっ、汚ねぇ~(笑)」

みう「いや、あの、これ、新しいヤツなんだ」

友A/B「新しいヤツ?」

みう「うん、なんかね。新しいのと交換してくれるっていうから換えてもらったの」

友A「へ~、そうなんだ~。なんだ、つまんない」

友B「つまんないって何よ(笑)。でもちょっとあれはあれで記念になったのに」

友A「”あの川村にかじられたメダル”です!って(笑)」

みう「私は別にそのままでも良かったんだけどね。みんなと取ったメダルだし」

友A「じゃあそう言えばよかったじゃん」

友B「言ったんだよ、みうは。でもあれでしょ?周りが”おじさんが噛んだメダルなんて可哀そう”って言ったんでしょ。知事とか、みうんとこの社長とか」

みう「まあね」

友B「そんでオリンピック連盟のゴッホだかバッハだかが新しいの用意してくれたんでしょ」

みう「なんか・・・そんな感じ」

友A「まあ、そんだけされたら断れないか」

みう「・・・」

友A「ねえ、あたしも噛んでいい?」

みう「やめてよ」

友B「じゃあたしが写真に撮ってインスタにあげてあげる」

友A「おまえ、マジ止めろ。それやったら殺すからな」

友B「写真加工して歯形つけてやろうか(笑)」

みう「もう面倒なことになるからやめて。もうコリゴリ。」

 

『これが定番!世代別ベストソング ミュージックジェネレーション』の恥ずかしさ

さまぁ~ずの二人が司会を務める『これが定番!世代別ベストソングミュージックジェネレーション』を観た。

割と好評の企画のようで今年の5月に引き続き早くも第三弾なのだが、前回と同様、僕はちょっと恥ずかしい気持ちになった。

この番組、「令和、平成、昭和の3世代の方々にアンケートを実施、それぞれの世代の定番ソングを発表」と謳っていたのだが、実際は「25歳以下・26歳~45歳・46歳以上」の3つの世代に分けているのだ。

今年48歳の僕は自動的に46歳以上の部類に入れられてしまうのだが、勝手にピンクレディーとか山口百恵とかを定番にされても僕にはほぼ記憶にない。

しかもあの時代の粗い映像、ザ・昭和な髪型、衣装でVTRを藤田ニコル世代の前で流されるのがなぜか恥ずかしい。

きっと「古っう~、だっさ~、昭和って感じ~」って思われてんだろうな・・・

世代別ベストソング hashtag on Twitter

 

この原因はまず世代の分け方にある。

なぜ10代、20代、30代、40代というふうに分けないのか。

26歳から45歳を一括りにできるか?

大体”青春時代に聴いていた曲”の”青春時代”って中学生から20代半ばくらいじゃないの?僕で言えば1985年~1998年にあたるのだが90年代の定番ソングがほとんど45歳以下の定番に入れられている。悔しい・・・。

 

しかたがないので46歳以上の部を応援するような気持ちで「夏の定番ソング」「CMソング」「ライブで盛り上がる曲」を観る。

これが定番!世代別ベストソング』”LIVEで盛り上がる歌8選”にB'z「ultra soul」が選出 | 超(ウルトラ)速報

 

①「夏の定番ソング」

ちなみに僕の世代は夏といえばTUBEであり、サザンであり、オメガトライブだった。

だから番組でTUBEが紹介されるのはいいのだが、よりによって流された映像がお祭りのハッピを着ながらの「あー夏休み」。一番ダサいやつだ。これを令和の若者に見せるってなんの嫌がらせだろう。

そももそTUBEは「シーズン・イン・ザ・サン」であり、「Summer Dream」だ。「さよならイエスタデイ」であり「ガラスのメモリーズ」だ。「あー夏休み」が出された1990年以外は良質の夏ソングをたくさん出している。あの年だけネタ切れで、あまりにひねりのない歌を出してしまった。それが今やTUBEを紹介する時の定番ソングとなってしまったが、きっと令和世代は”コミックソング”だと思っている。

ちがうんだよ!TUBEはすごいんだよ!なんで「あー夏休み」なんだよ!

 

②「思わず口ずさんだCMソング」

ま、48歳以上(さまぁ~ず世代)のランキングの曲も知ってるので文句は言えない。

が個人的には三宅哲生さんの「涙を拭いて」とか「すごい男の歌」が印象が残ってるな。

「涙を拭いて」は大塚製薬の新グロモントのCMに使われていた。

涙をふいて 三好鉄生 CM - YouTube

「な~みだを拭いてぇ~ 抱きしめ合えたらぁ~」って歌った後に「がんばります!」ってセリフを言うんだけど、僕の小学校では替え歌で

「お~しりを拭いたぁ~ そ~の~か~みで~」「かおふきたい!」って歌ってたな。

バカだけど実に小学生らしかったな。

 

「すごい男の歌」はサントリービールのCMで使われていた

サントリー生ビール CM 1987年 15秒 椎名誠 - YouTube

オリジナルの歌詞は「ビールをま~わせ~ 底まで飲もう~ あんたぁがいちば~ん、わたしがぁ~にばん~はっドンドン!」って感じだったな。もうCMが先で曲を後に作ったんじゃないかと思うくらいぴったりの曲。ビールを飲むたびに思い出すような曲だった。ま、僕は当時中学生だったんだけど(笑)。

 

③「ライブで盛り上がる曲」

80年代のライブっていいよね。

特にユーミンとか米米CLUBとかのライブの金のかけ方は尋常じゃない。さすがバブル!ユーミンはステージにプール作ってシンクロナイズドスイミングを演出に入れちゃうし、米米CLUBの世界観あふれるセット、衣装、演出は総合芸術だ。

で、番組ではブルーハーツが「リンダ・リンダ・リンダ」を歌っているライブ映像を映していたんだけど、これがそのぉ~・・いつものヒロト氏のパフォーマンスなんだけど、まちがいなくブルーハーツの素の姿そのものなんだけど・・・ちょっと令和の若いものに見せても良さが伝わらないヤツなんだ。ステージ上をよれよれとフラつき、音程をはずし、ギラギラして目で息絶え絶えに歌う・・・。ちょっと若い世代には見せたくないというか・・・もっとカッコいいステージのやつ、あったろう??

ブルーハーツって本当はすごいんだよ!カリスマなんだよ!

「リンダ・リンダ・リンダ」は魂を揺さぶるんだよ。不器用な僕らの心の叫びなんだよ。頼むからもっと魅力的に紹介してくれよ!

ブルーハーツが大好きな幼稚園児 - YouTube

とりあえずこの子は昭和世代に入れておくれ。

 

ザ・ブルーハーツの現在。メンバーは何してる?解散の理由は?「TRAIN TRAIN」「情熱の薔薇」の誕生秘話は? – 80s90sソングズ

 

気が付けば悠々自適、叶姉妹

マツコの知らない世界』(TBS系)にて、久しぶりに叶姉妹を見た。

今、ハリウッドのセレブたちも愛用するスーパーマイクロバックやハイヒールのコレクションを披露。小さすぎて何も入らないカバンに対し「何かを入れなければいけないわけではない」、サイズも合わずヒールが高すぎて歩けない靴に対し「履かなければいけないわけではない」と気にも留めない。

それに対しマツコはもはや敬意のまなざしを向けていたのだが、実は僕も気づけば叶姉妹をありがたがっていた。

かつて疑いの目や好奇な目、嫉妬や蔑みの目で見ていたはずの叶姉妹が、今はもうそんな目で見るのは野暮だと思うようになっている。

 

f:id:Yamazy2019:20210811231521p:plain

並ぶとマツコもセレブっぽい

wikipediaを見てみると、妹の美香さんが2021年8月現在で53歳(!)

確かに最初に観たのは20年以上前で、その時30歳くらいだったから当然と言えば当然なのだが、いやまああの頃より格段にパワーアップ(?)している。

2010年くらいまではやはり「収入源はなんだ?」ということが盛んに詮索され、やれ大金持ち専門の娼婦だの、実は貸衣装だのいろいろネットでも書かれていた。

叶姉妹のやることにいちいちケチをつけ、成金だのセンスがないだと書く人もいたし、「全身整形」「気持ち悪い」といった書き込みもよく見受けられる。

そうした声に当時は叶姉妹もムキになって反抗し、法的に訴えたりもしていたという。

 

しかし叶姉妹はその後もスタイルを変えることなく己の道を貫き通してきた。

その結果、令和3年に「叶姉妹はね、本当はセレブじゃないんだよ」なんてしたり顔で言うことはかなり野暮なことになってきた。

「その議論、昔からあったんだよ坊や。ネットで調べて見な」という感じだ。

もう本当にセレブかどうかなんてどうでもいい。

デーモン小暮を「本当は悪魔じゃないんじゃないか」って疑うくらい野暮な話だ。

 

叶姉妹もそのまま楽しめばいいし、息子に「あの人たち、何している人たちなの?」って聞かれたら「お父さんもわからないな~。でもすごいね~。息子よ、がんばってお前もお金持ちになってお父さんにマンションを買っておくれ」とか言っておけばいい。

叶姉妹”というキャラクター・ギミックをここまで貫き通しただけでもう天晴れなのである。

 

これまでセレブキャラが貫けなかったタレントはたくさんいる。

こりん星ちぇるちぇるランドから来たタレントはいつのまにかギミックを捨ててしまった。

だけど叶姉妹はもはや日本人に受け入れられている。”そういう人たちなんだ”と。
逆にチチを出していなかったり、Good Looking Guyを連れていないとちょっと寂しく感じる。もっともっとド派手に演出してくれていい。多くの人がそれを望んでいる。

 

今、叶姉妹がコスプレをしてコミケなどに行くと、中途半端なコスプレモデルより人気があるらしい。オタクの群れが道を開け、モーゼの海割りみたいになるらしい。

僕も別にファンでも憧れでもないけれど、叶姉妹を見たら思わず写真を撮るかもしれない。なんだったら「握手してください」なんて手を差し出すかもしれない。

だって生叶姉妹なんてめったに見られるもんじゃないし、きっと得した気分になるし、撮った写真を家族や親せきみんなに見せたくなるだろう。その写真を見たら今年喜寿のおじさんも「おおぉ~いいねぇ~」と鼻を伸ばし、ニートの従妹も「すげぇ~、本当にあの格好で歩いてるんだ!」と驚き喜んでくれるだろう。

 

たまにテレビに出てくる金持ちは豪華な自宅や車を自慢し、見栄えのいい旦那や嫁が小型を抱きながら「いや、普通の生活ですよ」なんて嫌味ったらしく笑って答え、値札も見ずに服やアクセサリーを買いまくる割に「これは~1200万くらい?」みたいに値段をちゃんと覚えていたりする成り上がりが多いし、それこそ成り上がりの象徴・売れっ子Youtuberの金持ち自慢はムカつくだけでありがたみがない。

 

しかし叶姉妹を見よ!あのリアリティのなさ!あれこそ叶姉妹の真骨頂!

あのルックス!あの衣装!実にゴージャス!なんとファビュラス!

なぜか「うらやましい」と思うこともなく、ジェラシーもいだくこともない。

叶姉妹が持っているやつ、俺も嫁に買ってあげたい」と思ったことが一度もないし、嫁も「あれは・・・いらない」という。

 

もはや我ら俗世間からの批判は聞こえなくなり、思うままに生きている二人の今後がますます楽しみである。

オリンピックの開会式・閉会式になぜ期待をするのか

17日間にわたる東京オリンピック2020は幕を閉じたが、最後の最後にまたケチが付いてしまった。「閉会式がつまらなかった」というのだ。開会式も「つまらなかった」と批判が出ていたな。

でもそもそもオリンピックの開会式・閉会式って、そんなに面白いものだったっけ?3時間も4時間も人をくぎ付けにできたオリンピックの開会式・閉会式ってあったっけ?

でもなぜか人々はそういう幻想を抱いてしまう。

ま~ぼ~ろ~しぃ~~!!

コロナ下、多様性と調和訴えた五輪 近くて遠い17日間の祭典おわる - 東京オリンピック:朝日新聞デジタル

僕が覚えているオリンピックの開会式・閉会式のシーン

リオデジャネイロ・オリンピックの閉会式

 記憶に新しいあの”安部マリオ”の演出と幻想的な君が代。否が応でも次のオリンピックへの期待を抱かせた。あれは良かったな。

Tokyo 2020'ye hazır - YouTube

君が代 リオオリンピック閉会式版 - YouTube

②ロンドン・オリンピックの開会式

 エリザベス女王、007のジェームスボンド、あとMr.ビーンポール・マッカートニーも歌っていたような・・・。ま、世界的なアーティストがイギリスにはたくさんいるからな。でも特にファンでもないので印象には残ってないな。

北京オリンピックの開会式

 合成の花火(巨人の足跡)と口パク少女。あととにかく人海戦術マスゲームみたいなものをやってたな。中国文明が生み出したものを紹介していたような・・・。坂本龍一さんとか出てなかった?

アテネ・オリンピック

 あの弓矢で聖火台に点灯したシーン。あれだけは鮮明に残っているけど・・・あれバルセロナか?

シドニー・オリンピック

 アボリジニ―出身の女性アスリート、キャッシー・フリードマンが最終聖火ランナーだったような・・・。あとは・・・日本選手団がレインボーのカッパみたいな服を着ていたことくらいか。

アトランタ・オリンピック

 まったく記憶なし。むしろその前のロサンゼルスオリンピックのほうが空飛ぶ人がいたり、イーグルサムなんてマスコットがいたりして覚えてる。

バルセロナ・オリンピック

 火矢で聖火台に点灯したシーンはバルセロナでした。

⑥ソウル・オリンピック

 聖火台に火を灯した瞬間、そこに止まっていた白い鳩が焼け死んだような・・・

 

ここまで思い出してみて、思ったことは

「他の国で開催されたオリンピックの式典なんてほとんど記憶にない」

ということだ。聖火台に点灯するシーンはテレビで何度も流されるのでなんとなく記憶に残るが、基本オリンピックの開会式・閉会式はダラダラと長く、退屈なのだ。

閉会式なんて前回のリオの日本の紹介シーン以外は一切記憶にない。

なのに開催国は国の威信をかけ、毎回派手な演出を施そうとする。

元々誰も楽しみにしていないし、誰も楽しかったことなんてなかったのに。

 

僕は長野オリンピックだけは結構覚えていて、雅楽君が代を演奏して、横綱の土俵入りをして、善光寺のなんかをやっていたが、3~4時間じっと見てはいなかったと思う。

ましてや令和の視聴者はつまらなければテレビのチャンネルもYoutube動画もTiktokもどんどんSKIPしてしまうのだ。3~4時間のオリンピックの開会式・閉会式になんて見続けられるわけがない。あとでネットにアップされたダイジェストを見たほうが効率的。

 

今回、大人の諸事情で採用されなかった振り付け・演出家のMIKIKO氏の案でも僕は「なんだかな~」という感じで観ていたと思う。

アラフィフのおじさんの僕からしたら菅田将暉Perfume三浦大知渡辺直美森山未來市川海老蔵が出てきたとしても・・・ねぇ。

「すげぇ!豪華!おもしろい!」ってなるかな?

アフリカの人も、南米の人も、アジアの人も喜んでくれるかな?

アメリカの一部の人とかアニメ・ゲームオタクだけが「ああ、知っている。見たことある」って反応をするだけじゃないかな?

所詮オリンピックの開会式・閉会式って「自己満足」なんだと思う。「我が国は世界に誇る文化がある!世界で活躍するスターがいる!」ってアピールしたいんだろうけど、他の国の人ってそれほど興味持たないよね。

アニメや漫画、ゲームのキャラを使っておけばネットの反応はよくなるけど、それって選手もテレビの視聴者も喜んでるんだろうか?

 

個人的に開会式は日体大の団体行動とか、男子の新体操とか、日本の祭り(よさこい阿波踊りなど)とかを見て見たかったな。

 

閉会式も選手たちは退屈そうだったのでスタジアムにお祭りの出店とか設営しておいたら良かったのに。橋本大臣・バッハ会長が話している間に金魚すくいしたり、型抜きとかしてたら選手もリラックスして楽しめたろうに。射的の屋台に射撃の金メダリストが来ちゃって景品根こそぎ持ってったり、浴衣とかお面とかでめかしこんだりしたら楽しんでもらえないかな?

 

ま、とにかくオリンピックの開会式・閉会式は、期待なんてしないこと。

どうぜみんな全部は見ないんだから。