今朝、Youtubeを開いたらお勧め動画が「京都橘高校吹奏楽部」でオレンジ色に染まっていた。なんでもYoutubeで京都橘高校吹奏楽部のパフォーマンスを観た台湾の蔡英文総統が「ぜひ台湾に招待したい」とのことで10月10日、台湾の国慶節でパフォーマンスをしたらしい。すげぇな・・・
台湾で社会現象になった京都橘高校吹奏楽部「オレンジの悪魔」が象徴する「日台友情」の現在地(野嶋剛) - 個人 - Yahoo!ニュース
で、なんで僕のYoutubeのお勧めに並んだかというと、実は僕も結構前から京都橘高校吹奏楽部の動画を観ていたからだ。
僕が最初に観たのは2011年にアメリカのディスニーランドに招待された時のパフォーマンス。これが滅法良かった。
Kyoto Tachibana HS Band - Disneyland 2011 - YouTube
演奏した曲もディズニーランドにぴったりだし、彼女たちの楽しそうに演奏する様子は見ているこちらまで幸せな気持ちにさせてくれた。アメリカのお客さんも喜んでくれただろう。他にも
・背広の男性が手を振って歩いているが、誰なんだろう?顧問の先生か?あの人に手を振るお客さんはいるんだろうか?
・シンバルの子が口を開けながら演奏しているのがかわいい。くせなのか?
・とにかくステップがすごい。あんだけ激しく踊ってよく管楽器が吹けるな・・・
・フラッグの子たちは吹奏楽部じゃないのかな?演奏が選抜試験に合格できなくて顧問の先生に「旗でも振ってろ」って言われたのかな?でも退場する時のスキップがかわいい。
・北朝鮮とか自衛隊とか、もっときびきび動ける団体はあるだろうけど、無表情で結構怖い。京都橘はなんといっても”高校生らしさ”がいい!あのあどけない笑顔!高校の部活感がいいね!どこにでもいる普通の高校生ですよ!高校の部活動ですよ!あの大きな太ももを見ればわかるでしょう!
僕も一応子を持つ親であり、学校関係の仕事をしているので他にもいろいろ考えちゃう。
・顧問の先生はめちゃめちゃ厳しいのかな?笑顔で演奏している子たちも、練習の時は泣いたりしているのかな?
・アメリカまでの旅費は各家庭で出すのかな?学校から補助が出るのかな?メチャメチャ積立金とか取られそう。親御さんは大変だろうな。
・でも親御さんは誇らしいだろうな。アメリカまで見に行っちゃう親もいるのかな?
・息子が京都橘に入ったらいくらかかるんだろう?学費、下宿代、仕送り、楽器代、遠征代、衣装代・・・
ちなみに彼女たちの愛称は”オレンジの悪魔”。人外のパフォーマンスを見せる悪魔なのだそうだが、かっこいい・・・。かわいらしい見た目と超絶パフォーマンスとのギャップが明るいオレンジ色と”悪魔”という言葉とのギャップと重なり、最高の愛称だ。
で、いろいろ調べてみるとこの京都橘高校吹奏楽部は全国大会でも金賞の常連で、毎年海外のパレードにも招待されたり、バラエティ番組『笑ってコラえて!』(日本テレビ系)でも特集が組まれたりしていたらしい。ま、そうだろうね。
それからしばらくは2011年の動画ばかり見ていた(50回くらいは観ていると思う)のだが、しばらくすると海外の人がリアクション動画をあげるようになり、僕のYoutubeでもおススメとしてあがってきたのだが、これもまた楽しい。まるで自分の娘を褒められているような感じ。
kyoto tachibana reaction - YouTube
【メキシコ人の反応】京都橘高校吹奏楽部にハマった😱アメリカでのローズパレード凄すぎる! - YouTube
京都橘の統制された動きに驚く外国人お姉さん アメリカ ディズニーランド【海外の反応】 - YouTube
そこに来て、今回のニュース。
どこまで本当かわからないが台湾では社会現象になるほど話題になっているという。ニュース番組でも京都橘高校の様子が何度も放送され、蔡英文総統のスピーチより注目を集めているらしい。
京都橘高校の生徒は台湾総督府への訪問(総統のサプライズ登場あり)、宿泊する老舗ホテルでのパフォーマンス、台湾の高校生との交流会、そして国慶節でのパフォーマンスと忙しい日程をこなし、その間ずっとメディアに囲まれていたらしい。スターだな。サインとか写真とかも頼まれたんだろうな。
台日友情Always滿滿 「橘色惡魔」橘高校吹奏部特別組曲|@三立新聞網SETN - YouTube
式典でのパフォーマンスは本当に素晴らしかった。僕がYoutubeで見ていたのはパレード動画ばかりで、平場でのパフォーマンスもあんなに素晴らしいものだったとは知らなかった。たくさん練習したんだろうな。何度も間違えて、何度もぶつかって、それでも本番は苦労など微塵も見せないようなパフォーマンス。ちょっと涙が出るよ。
ホテルで魅せた制服でのパフォーマンスも良かった。屋外でやるより音が反響して迫力があったな。制服のままでパフォーマンスをするのはちょっとずるいな(笑)。そりゃ驚くに決まってる。
何より台湾の高校生との交流風景が良かった。台湾はまだコロナ禍で自由に観光ができないそうで、蔡英文総統がタピオカミルクティーを差し入れしてくれたり、ホテルも送迎もVIP待遇してくれたりしたそうだ。台湾の人のおもてなしは温かい。そして交流会で魅せた笑顔は彼女たちが職業パフォーマーではなく、普通の一高校生であることを思い出させた。僕も国際交流会を手伝ったことがあるが、ああいう経験を高校生の時にできるって本当に素晴らしいこと。本人たちも本当に楽しそうで、いい思い出になってほしいな。
この子たちにはどんな未来が待っているんだろう