ユーキャン「2008 ユーキャン新語・流行語大賞」にて
エドはるみの「グ~!」
天海祐希「アラフォー」が年間大賞を受賞した。
はあ、またエドはるみ、か・・・・
とにかくこの1年、エドはるみは燃え尽きるろうそくの炎のようにテレビに出まくった。
バラエティー番組では「グーグーダンス」を踊りまくった。
その結果、1年もたっていないのに、いまやグーグーダンスを見ることもない。
菅野美穂のドラマで看護婦長役をやって「もうドラマか~」と思っていたら
下半期にはドラマ「エドはるみ物語」が放送された。もはや偉人なのか?
おばさんながら老体に鞭打ってがんばってるな~と思ったら
24時間チャリティーマラソンの抜擢された。
まるできんさんぎんさんを発見したときのようなお祭り騒ぎだった。
そして「グーグーサンバ」で紅白までもくろんだが、さすがにそれはかなわなかった。
ま、ゲストでは出るんだろうけど
そのほかにもサザンのプロモーションビデオ
LIPTON紅茶のCMなどなど、
あらゆる方法でエドはるみをしゃぶりつかされた。
もしかしたらオレの知らないところで映画、漫画などにも出ているかもしれない。
もしかしたらオレの知らないところでヘアヌード写真集とか出してるかもしれない。
そして今回の流行語大賞
・・・もういいでしょ?
エドはるみがガムだとするならば、すでに味はなく、噛めば噛むほど嗚咽する状態
エドはるみが昆布ならば、出汁を出しつくし、何もでない状態。
エドはるみをシャンプーとするならば、すでに中身は使い果たし、何度プッシュしてもスカスカと力ない音しか出ない状態
もう、お腹一杯です。エドはるみさん、ご苦労さまでした。
一度もあなたのネタで笑ったことはないけどね。
さて、今回の新語・流行語大賞
個人的には福田首相(陣内孝則もよくパクる)「あなたとは違うんです」が一番好きだが、
実は「アラフォー」は”アリ”だと思う。
アラフォーと言われている人たちは、数年前までは「負け犬」と言われていた。
数年前、負け犬と呼ばれていた人たちは、20年前、バブルで浮かれていた。
そう、バブル期、女子大生、または新入社員であった彼女らはとんでもない遊び方をしていた。
夜、クラブやディスコにワンレン・ボディコンで赴けば、知らない人から高級な時計やアクセサリーをプレゼントされ
帰るときにはタクシー代と称し、ポケットに数万円をねじ込まれた。
男と一緒に遊んでやれば、なんでも買ってもらえた。
とにかく男性からちやほやされた。
株でも買おうものなら、株価は1週間で数倍になった(という)
正直、仕事だって片手間
とにかくバブル期のお祭り状態を謳歌していた。
そしてバブル崩壊
証券会社がつぶれ、銀行がつぶれ、
彼女らをちやほやしてくれた男性たちは失脚した
彼女たちは急に不安を覚え、結婚退職を試みた。
しかし、バブル期を知っている彼女らは普通の男性では満足できなかった。
妥協ができなかったのだ。
自分の理想の男性を求めているうちに・・・いつしか30代となり、「負け犬」の称号が与えられた。
しかし・・・・負け犬たちは、実は・・・負けていなかった。
黙々と仕事をしているうちに
いつしか「仕事ができる女性」
「自分を持っている女性」
「自分のために自由にお金を使える女性」
「何にも束縛されない自由な女性」
「人に媚びないカッコイイ女性」と呼ばれるようになった。
”アラフォー”の完成である。
僕はこの”アラフォー”にドラマを感じるのである。
そしてこの物語はまだまだ10年、20年、続くような気がするのだ。
その言葉が「孤独死」「老いらくの恋」「ホームレスおばちゃん」「ブランド・ババア」
どうなるかはわからない。
ただ一つ言えることは・・・
そこに男性は語られない、ということだ・・・