俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

志村さん亡き後の忠臣蔵

先日『博士ちゃん』(テレビ朝日系)を見ていた時のことである。お城博士ちゃんこと栗原響大くんが「ここは忠臣蔵で有名な大石内蔵助が座った石と言われているんですよ」と紹介していた時に嫁から「忠臣蔵って何?」と聞かれたのである。

何って言われても・・・忠臣蔵忠臣蔵だ。僕のうろ覚えの知識で(ネットで調べずに覚えている限りで)書いてみると

昔、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)って君主がいて、将軍が来る時の接待をすることになった。ただ浅野は接待のやり方をよく知らなかった。その時に吉良上野介(きらこうずのすけ)という幕府の指南役に聞いたのだが「この田舎侍が!」とバカにして教えてくれなかった。それでキレた浅野が松の廊下ってところで襲い掛かろうとして家臣に「いけません!殿中でござる!」と止められる。でも結局切りかかってしまったので、幕府から切腹を命じられて死んでしまう。この浅野の家臣だったのが大石内蔵助(おおいしくらのすけ)を筆頭とする赤穂浪士(あこうろうし)(四十七士)で、年末の雪の降る深夜に吉良の邸宅へ討ち入りを決行し、主君の仇を打つ。

こんな感じだったと思う。NHK大河とドリフのコントが混じっているような気もするが、そういえば昔は年末になると忠臣蔵のドラマとか映画とかをよくやっていた気がするが、最近見ないな・・・

さくらのうた/前編 | まもなく上映です Way Back In to Love

【ドリフ大爆笑81】~松の廊下/ご苦労様!ボーナス支給~ - YouTube

 

調べてみると忠臣蔵は最初は人形浄瑠璃の人気演目であり、その後歌舞伎の演目としても大人気となり、時代劇や映画でも役者を変えながら何度もリメイクされるほど日本人にとってなじみの深いものであった。「主君の敵討ち!」「忠誠心!」というのが昔の日本人の美徳というか琴線に触れるテーマだったんだろうな。

が本当にこのところ、全く見なくなった。まあ80代のうちの親はもう見飽きているし、僕も今さら見たいとも思わない。そもそも時代劇がZ世代にはウケるわけがないしな。おそらく僕ら70年代生まれは忠臣蔵とか遠山の金さんとか、水戸黄門とかがわかる最後の世代なのかもしれないな。

親や祖父母が見ていた時代劇をなんとなく一緒に見ていたし、NHK大河も「独眼竜正宗」とか「武田信玄」とかは観ていた気がする。でも今思えば昔こんな話があったよって当時の子どもたちに一番教えてくれたのは他でもない、ドリフだ。

志村けん 3本の矢① shimura ken - YouTube

”けん”点回帰 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

志村けんのバカ殿様 水戸黄門コント - YouTube

ドリフ大爆笑】傑作選 階段落ち… - YouTube

昔は芸人さんがよく時代劇のパロディコントを作ってたな。水戸黄門なんてネタの宝庫だったから、子供でも「じ~んせっいっ、らっくっあっりゃ、く~もあ~る~さぁ~」なんて歌ってたし、旅行先で印籠を買ったり「肛門様!」なんてお尻を広げたりしてたな。

ちなみに嫁は戦国武将をゲームで覚えたそうな。だから「伊達政宗はイケメン」なんて覚え方をしている。

うちの息子にはこれから誰がこういうことを教えてくれるんだろう?ヒカキン?かまいたち?チョコレートプラネット?

別に時代劇を知らなきゃいけないわけじゃないけれど、僕は子供の頃にドリフが時代劇のパロディをしてくれたのはありがたかったな。

息子は今の芸人さんやYoutuberたちから何を学ぶのだろうか。

まあ、学ばなくてもいいのか。そのために見ているわけでもないしね。