俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

サッカー談義2022

A「最近、運動不足なんですよ」

B「あ、そうなんですか」

A「で、なんかスポーツでもしようかなぁと思って、インターネットのヤホーで調べたら、サッカーの大きな大会を見つけたんですよ」

B「といいますと?」

A「ワールドカップって知ってます?」

B「今更かよ。テレビでもずっとやってただろうよ」

A「いや~知らなくて。なんか仮装している人がいっぱいいたからまだハロウィンやってるのかと思って」

B「まあ、ファンの中にはそういう人もいたかもしれないけど」

A「で、今日はサッカーワールドカップについて調べてきたのでお話しさせてもらおうと」

B「調べてきたの?じゃまあいいよ、話してください。」

W杯】ドイツ撃破から一夜、「祝日のはず」がトレンド1位「おかしいな。なぜか働いている」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース

A「サッカーワールドカップは”勝た~ん”で開催されいて…」

B「”カタール”ね。”勝た~ん”って縁起悪いわ」

A「カタールで開催されていて、中等で初めて行われているという・・・」

B「”中東”ね。あれ別に中学校でやってるわけじゃないからね」

A「で、日本代表チーム、通称マリッジブルーが」

B「SAMURAI BLUEね。そういう人もいたかもしれないけど」

A「で、その日本代表チームを率いているのが森保一監督、通称ポコチン」

B「”ポイチ”だよ!失礼だろ!」

A「あ、ポイチか。ポイチ監督が個性的なメンバーをまとめているという」

B「なるほど」

A「この森保監督というのが、かつて”ドーハの歓喜”を経験していて」

B「ドーハの悲劇だよ。ダメよ、喜んじゃ」

A「え?あれでしょ?”ドーハの歓喜”、”ジョホールバルの悲劇”、”マイアミの快楽”」

B「全部違うよ!何があったんだよマイアミで!」

A「なんかサッカーってそういう仰々しい名前をつけすぎじゃない?」

B「まあ確かにね。今回も”三苫の1mm”なんて言葉もできましたしね」

A「”オカモトの0.01mm”とかね」

B「ねーよ。なんだオカモトの0.01mmって。コンドームじゃねーか」

三笘の1ミリ”海外でも話題 日本国旗変更案が大バズり「秀逸すぎ」「国旗はこれにすべき」 - ライブドアニュース

A「いや、君知らないでしょ。最近のサッカーのこと。今、新しい言葉がたくさん使われているからね。」

B「う~ん、そういわれるとそうかもしれませんね」

A「”ファンタジスタ”なんてもう誰も使ってないからね。」

B「え~、マジですか?最近やっと意味がわかってきたのに。」

A「じゃあ僕が教えますから、今日覚えて帰ってください。」

B「はい」

A「日本代表のスパッツを見ていきますとですね、やっぱりキャプテンの吉田選手。彼のスパッツはすごいんです」

B「ス、スパッツ?スタッツじゃなくて?」

A「スパッツですよ。41kmを超えるんですから。」

B「スパッツが?そんな長いの履いてるの?」

A「あと伊東選手のスパッツ。大胆な切れ込みで棒立ちですからね」

B「ん~、何が?なんか変な風に聞こえますけど。スタッツですよね?」

A「それから遠藤航選手。彼は1対1が強くて”ジュエルリング”と呼ばれてますからね」

B「デュエル・キングね。指輪型のキャンディーじゃないんですから」

A「あとはジョーカーとして活躍したあの人を忘れてはいけません」

B「ああ、あの人ね。この大会で世界中の関係者が注目したでしょうね」

A「あの独特のステップと、何をするかわからない意外性」

B「ああ、確かに。ヌルヌルっと間を抜けてね・・・」

A「バットマンで一番好きなキャラクターでしたね。」

B「あ、そっちのジョーカー?後半から切り札で出される三苫選手じゃなくて?」

A「Queenのフレディー・マーキュリーとKingのカズもいいね。」

B「なんかもうごっちゃになっちゃってわかんねーや」

ジョーカー』『バットマンvsスーパーマン』期間限定上映が決定 『ニンジャバットマン ザ・ショー』キャストによる登壇イベントも | SPICE -  エンタメ特化型情報メディア スパイス

A「それからシャドーの鎌田選手」

B「あ、調子はあまり良くなかったようですが、実はプレス数もチーム最多でがんばってたんですよね」

A「そう、敵に近づいてね」

B「そうそう」

A「バイトエリアに入ったときも」

B「”バイタル・エリア”ね。」

A「うまくシフトを変えてね。『鎌田さん週末入れる?』って」

B「ホントのバイトじゃねーか。違うだろうよ。シャドーって影のようにストライカーの少し後ろで待ち構えていて…」

A「敵のDFに向かってシュシュシュ!ってパンチ打つフリしてね」

B「そのシャドーじゃねーよ。ボクシングじゃねーんだから」

A「え?違うんですか?FWのマイクタイソンの後ろで」

B「前田大然!」

A「あと最後になりますがネットで話題になった言葉もありましたね。あの長友選手のあの言葉」

B「あ~はいはい。あれカッコイイよね。みんな使ってたもん」

A「あれ、言っていいですか?小さい声で言うんで」

B「どうぞ、お願いします」

A「Vamo la!(バモラ!)」

B「いや、それ昔デカビタCのCMで三浦カズが言ってたやつ!もういいわ」

ブラボー!

デカビタC バモラァ!! - YouTube

ブラボー!長友佑都 W杯スペイン🇪🇸戦後のインタビュー【グループE1位🇯🇵⚽️】💪【サッカー日本代表】2022/12/2🏆 - YouTube

アントニオ・リュディガー

サッカーワールドカップinカタール2022において、日本は強豪ドイツと対戦、2対1で逆転勝利。勝ち点3を獲得した。

僕はワールドカップの時だけサッカーを見るような生粋の”にわかファン”で、今回も予選も含めて初めて現在の日本代表チームの試合を観たという体たらく。前半を観ている間は「何だこりゃ?レベルが全然違う。まるで大人と子供だ。よく”目標ベスト8”なんて言えたな。こりゃボロ負けだな」「ドイツ上手いな。パスが面白いように通るし、個人技もすごいし、日本ボール奪いまくるし。ドイツ人は観ていて楽しいだろうな」なんて思ったものだが、終わってみれば日本列島大熱狂の大逆転劇。僕も妻子を起こさぬよう電気の消えたリビングで一人静かに興奮するのであった。良かった、前半でテレビ消さなくて。

日本、ドイツに逆転勝ち 優勝経験国から初白星 サッカーW杯 [写真特集18/38] | 毎日新聞

ちなみに前回大会まではなんだかんだ言って選手の名前と顔は大体知っていたのであるが、今大会は予選も全く見ていないので知らない選手ばかり。『アメトーーク』(テレビ朝日系列)の「サッカーW杯直前 日本代表応援芸人」を見て少し予習をした程度で「金髪寝癖の伊東君がエースで、爬虫類顔のビックマウスが鎌田君、冨安君てのが欧州でも評価が高いDFで、禿のちょび髭が韋駄天・前田大尊(×)、ウエストランド井口みたいなのが遠藤君・・・」なんて覚え方をしていた。

で、日本代表メンバーについて「欧州リーグでも存在感!」「DFの裏への飛び出しがすごい!」「ディフェンスの間を切り裂く変幻時代のドリブル!」「体の大きな欧米人にも負けないフィジカルの強さ!」「相手のディフェンスを置いてけぼりにするスピードと突破力!」なんてメディアが持ち上げるもんだから「そんなにすごい選手ばかりなら優勝できるじゃん」なんて思っていた。

事実、サッカーに詳しい人が観れば伊東君のスピードや遠藤君の体の強さ(デュエルっていうのか?)はドイツに脅威を与えたそうだが、素人の僕にはドイツ戦の前半は本当に肩透かしで「なんだ、いつものメディアの誇大広告か。世界的には大したことないのに仰々しく掻き立てて視聴者を煽るいつものパターンか」とも思った。

この試合で僕が一番印象に残った選手は実は日本代表選手ではなく、ドイツ代表のアントニオ・リュディガー選手だった。この選手がとにかくすごくてインパクト大だった。同じような顔と髪型の他のドイツ人選手の中で黒人選手というだけでも目立つが、身長190センチの立派な体格は日本人選手より頭一つ抜けてでかい。そして体のバネも尋常じゃない。そのヘディングの高さたるやまさに脅威で、高さではとても太刀打ちできず、セットプレーのたびに冷や冷やするほどだった。しかも足が滅法速く、スピード自慢だった日本人選手のドリブルにも大きなストライドであっさり追いつき、長い足でパスコースを塞いでしまう。体幹も強いようで体の小さい選手ではとても突破できそうにない。「こいつは怪物だ・・・」と思った。

あれだけ体がでかくて運動神経が良ければ、日本人選手なんて「すばしっこいサル」くらいにしか見えないんだろうな。プレー中も相手を小馬鹿にしたように笑みを浮かべたり舌を出したりしながら前半は余裕をもって遊んでいた。ちなみに僕は昔ブログで陸上のウサインボルト選手を取り上げ「怪物は幼児性を持つ」というようなことを書いた。今、読み返してみるとリュディガー選手にも当てはまることばかりで驚く。

怪物ウサイン・ボルト伝説 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

リュディガー選手は普段からお調子者で、会場を盛り上げるために変な走り方をしたり、相手選手にトラッシュトークをしたりして煽って様子を見るらしい。今回も日本代表をちゃんと舐めていたと思う。ドイツVS日本戦で見せた相手をおちょくるような走りに対しては批判的なコメントがサッカー関係者からも出ているが、おちょくられてプレーが乱れるくらいならその選手はその程度だっただけということだろうし、実際に浅野選手や堂安選手はその反骨心をプレーに反映させて見事勝利をつきつけたのだからいいのではないか?他の国のサイトでも「あれは人種差別だ!アジア人を舐めた態度だ!」「相手への敬意が感じられない!」と怒りの声も上がっているが、人種差別的なジェスチャーでは全くないし、相手を敬意を示した結果大人しいプレーになってしまっては本末転倒。ちなみに僕はあのドリブルについては「あれで足を前に出してセンタリングを防いでいるのかな?浅野選手の急な切り替えに対応するために上体を起こしているのかな?なんにせよあの走りであのスピードなんてバケモノだ」と思ったな。

僕は元々日本代表の選手も知らず、代表チームにも特別な思い入れがないので、特に「舐められた!バカにされた!」とは思わなかったし、「どうだ!ざまーみろ!日本を舐めて後悔したやろがい!よくやった浅野!」とも思わない。きっとリュディガー本人も敗戦は悔しいものの「相手をバカにした報いを受けた」とも思ってないだろう。浅野選手らもドイツ優勢の前評判を覆してやろう、日本代表を見下した奴らを見返してやろうとは思っていただろうが、リュディガーの走りくらいでいちいちイライラしていなかったのではないか。彼らの反骨心は戦前ネットで好き放題書いて、勝てば手の平返しの自称サッカー通たちのコメントにも向いていたのではないか?

とにかくこの試合で僕が「すげー選手だな。次の試合のプレーも観てみたいな」と思ったのはこのリュディガーだけ。もちろん、日本代表チームは応援しているし決勝トーナメントに出てほしいが、選手で一番インパクトがあったのはリュディガー。きっとリュディガーは品行方正なプレーの時より、相手をおちょくっているような時の方が脅威だ。日本代表にもあんな一芸に秀でたヒール、出て来ないかな?

強靭なフィジカル、圧倒的なスピード、旺盛な闘争心。ドイツ代表で攻守に存在感を示すアントニオ・リュディガー | 完全ガイド | FIFA ワールドカップ  2022 完全ガイド by ABEMA

なぜに刻みネギ

先日、『ジョブチューン』(TBS)の人気企画「超一流料理人がジャッジ!○○の一押し商品TOP10!」にて、くら寿司が4回目の挑戦。番組史上初の10品全て合格という”パーフェクト”を達成。今年になってブラック企業ぶりがネットで話題になったくら寿司にとっては見事企業イメージの回復の起爆剤となった。

 

無添くら寿司【公式】 on Twitter: "いかがでしたか? TBS系『#ジョブチューン ☆』で #くら寿司 が史上初の #全商品合格 です!  超一流寿司職人も満場一致で認めた『ビントロ』や、 絶品赤身の『天然みなみまぐろ上赤身』など、 10種すべてが合格の快挙!どれもオススメ ...

この企画は割と好きで良く見るのだが、ミシュランガイドで星を獲るような高級店や人気店の超一流料理人たちのジャッジは本当に厳しい。スタジオゲストがアホみたいに「うまいうまい!絶対合格!」なんてコメントした後にあっさりと「食材が生かされていない!」「塩気が強い」「少し身が硬い。焼きすぎだ!」「私ならすだちを一絞りして酸味を加える!」「本当にこれ美味しいと思ってお客様に提供してる?」と強烈なダメ出しをしてしまう。僕ら素人では気にならないようなちょっとした違和感をしっかり感じ取って細かく指摘する。値段を抑えてなおかつ味を統一し、バイトでもできるオペレーションで提供しなければならないという不利な条件を持つコンビニやチェーン店相手に時に大人げないほど厳しい意見をぶつける超一流料理人たち。その人たちから10品全て合格をたたき出したくら寿司は大したものである。

が一つ疑問に思うのは、あれほど細かいケチをつける一流料理人たちにも関わらず、揃いも揃って”薬味のネギ”を気にしないのはどういうことなんだろう?

 実は僕はこの”薬味のネギ”、”刻みネギ”問題について、ずっと疑問に思ってきたのである。いろいろな料理に当たり前のように入れられている薬味のネギ。あれ、本当にいるか?

 僕は別にネギが嫌いなわけではない。普通に食べることができる。が、日本人はあまりにも薬味のネギに無頓着な気がする。つまり何も考えずにネギの載せちゃう人が多い。それは客はもちろん、味にこだわる料理人に至るまでだ。薬味は生ものの臭みを取ったり、素材の味を引き立たせたり、彩りとして添えたりするのが本来の役割だ。

 薬味の刻みネギはそば・うどん・ラーメンなどの麺類、みそ汁・卵スープなどの汁物、もつ煮や鍋物、炒め物などなど様々な料理にかけられるが、これらは特に臭みがあるわけでもないし、ネギによって素材の味を引き立たされているわけでもない。立ち食いソバなどでお金がない客が無料の天かすとネギを大量に入れるというのはまあわかる。あれは客の好みで入れるものだし、薬味というよりは”具”として量を増やしたいのだろう。

 また彩りになるのもちょっとわかる。冷奴の上にネギが乗っかっているのは確かに見た目にいい。ただ冷奴とネギの味を”合う”と思ったことが僕は生まれてこのかた一度もなく、ネギはむしろ豆腐の味と食感をひどく邪魔しているように思う。

 ラーメンの上のネギも見た目はいいが、スープの味に命を懸け、その原材料からこだわって採算が取れないほど高級なものから出汁を取り、手間を惜しまず精魂込めて濁りの無い究極の黄金のスープを完成させたと豪語するようなラーメン屋の店主が、最後に当たり前のようにネギを載せてスープの味をぶち壊しているのを見ると「この人、頭大丈夫か?」と思わずにいられないのである。

台無し・・・

さらに話を寿司に戻すと、回転寿司の中でもネギトロ、サンマ、マグロユッケ、牛カルビなどはネギがのっていることが多い。まあ光物は青魚の臭みを取るためなんだろうけど、ネギの臭さのほうが強いからごまかしているだかなんじゃないかとも思う。新鮮なネタならネギなんてなくても旨い。

今回のくら寿司の商品の中にもいくつかネギの乗った商品があって、”超一流寿司職人”達が鬼のような形相で歯ごたえ、下処理、タレとの相性などを舌で確かめていたのだが、ネギのことを聞く人は一人もいなかった。「このネギはどこの産地?お客様に出す何分前に切ったの?どうやって保存しているの?」とか誰か一人くらい聞いてもいいようなものなのに、薬味のネギは全員スルー。俺が審査員だったらマンガ『美味しんぼ』の海原雄山なみに「ネギが素材の微妙な味わいをわかりにくくしている」「何も考えずにネギを載せるのは料理人として怠慢だ。修行し直せ!」くらい言ってやるのに。

ま、実際の僕は50にもなってハマチとブリの味の違いもよくわからないような味音痴なんだけど。

 

くら寿司、ふぐの王様「とらふぐにぎり」を期間限定販売|「マイナビウーマン」

 

時々矛盾する海原雄山

 

口の中フェチ?

水曜日のダウンタウン』(TBS系列)で始まったクロちゃんのシリーズ企画「Monster Love」。僕はこのクロちゃんのシリーズがリアルに嫌いで、第1弾「Monster house」、第2弾「Monster Idle」ともにコーナーが始まるとチャンネルを変えていたのだが、今回も早々に「面白くなさそう」と断定。今後もクロちゃんのコーナーはスキップして観ることになる。ちなみ第1回放送では自身が”口の中フェチ”であることを告白し、女性に食べ物を食べさせてその口の中を覗き見るという変態行為でSNS上をざわつかせたのだが、そういえば僕も最近ある女性の口の中ばかり観ている気がする。

水曜日のダウンタウン クロちゃん企画モンスターラブ1話 面白い&キモいシーンまとめ

その女性の名は阿波連さん。

僕は最近、中国語の勉強を独学で始めたのであるが彼女がYoutube上に公開している中国語の発音の動画を毎日観ているのである。中国語はとにかく発音が難しい。今の若い子たちだったら、耳で聞いてすぐにマネしてコミュニケーションを始めちゃうんだろうが、来年50になる昭和のおじさんは昔ながらの勉強法でないとしっくりこないのだ。つまり、一音一音の発音の仕方を覚えて、書いてある単語を読めるようになって、ちょっとずつ語彙を増やしていって・・・という積み上げ式の勉強法だ。僕は中学校の時、こうして地道に英語を勉強していたのだ。こんな勉強法は今は「つまらない!」「話せるようにならない!」と否定されるのだろうが、勉強している本人が「こっちのほうがしっくりくる」のだからしょうがない。

阿波連さんは「口の中の動きまで公開しているのはこの動画だけ!」と自ら言っているので、中国語の発音の習得のためなら自分の口の中をじっくり見てもらって構わない、という覚悟なのだろう。

でも悲しいかな、若くてきれいな阿波連さんの顔を、おじさんは最初、正視できなかったのである。なんか気恥ずかしくて。でも中国語の発音を身に付けるためには恥ずかしさを克服しなければならない。「大丈夫、阿波連先生からは見えてない!」と自分に言い聞かせて、阿波連さんの唇の形、動き、その中の舌の動き、歯の動きなどを観ているのだが、つい「唇の先っちょだけ赤くなってるのはどうしたんだろう?ちょっと乾燥してるのかな?」と関係ないところまで気になってしまう。

いかんいかん、まじめにやらなくてはと繰り返し動画を観てみる。「an」と「ang」の違いは、「an」は最後に舌を歯茎につけて口を閉じるようにする、「ang」は最後に鼻に息を抜くようにして口を縦に開くようにするらしい。で、阿波連さんの口の動きをじっくり観てみると、「ang」も最後に口を閉じているようなのだ。あれ?おかしい。そもそも「ang」の時の舌の動きはどうなっているのだろうと、今度は阿波連先生の舌の動きに注目しながらスロー再生で観察するのだが、

”パソコンの画面に映る若い女性の口の中の舌の動きをスローでじっくり観察する50歳のおじさん”

はクロちゃん越えの変態紳士だ。嫁に観られたら大変なことになる。だから夜中にこっそり観るのだが、これはこれで怪しい。

でも便利な時代になったな。もし阿波連先生に中国語教室で対面で教えてもらっていたら、こんなにじっくり口の中を覗かせてもらえないだろう。「先生、もう一度お願いします。もうちょっと口を開いて、もっとゆっくり舌を動かして、そう、そう~目線はこっちで、あ~いいですね~」なんて絶対にできない。Youtubeだからこそ、何度も観られるし、堂々と見られるし、ゆっくり再生できる。

阿波連先生もこんな使われ方をされているとは思うまい。でも本当に僕にとってはありがたい動画。他の中国語学習動画はいきなり単語をリピートさせたり、よく使うフレーズを「覚えると便利!」みたいに出されたりするのでおじさんには辛い。阿波連先生の動画はちゃんと差別化が図られていて、昭和の英語教育で育ったおじさんたちのニーズに応えている。

いつか阿波連先生に直接習ってみたい気もするが、ウブなおじさんは恥ずかしくてまともに顔を見れないかもしれない。仕方ない、独学でがんばろう。

阿波連と検索すると最初にアニメのキャラが出てくる

【超有料級】この動画1本で全中国語発音400種類完全網羅【全ての母音&子音を徹底解説】 - YouTube

紙ストローが嫌なら・・・

お笑いコンビ・霜降り明星粗品くんが自身のYoutube動画で「何か、ちょっとくらい環境破壊になってもええから紙ストローやめてくれへんかな」とつぶやき、賛否の声が上がっているらしい。

たしかに紙ストローは舌触りも悪い、時間が経つとふにゃふにゃになったり紙の味がしたりする。ストローを変えただけでどれだけ環境にいい影響を与えるのかもわからない。もちろん、あの有名な「カメの鼻からプラスチックストローを取ってあげる」動画を観るとショックだし、なんとかしなければならないと思うのだが、いざ日常で紙ストローを使うと「やっぱりこれダメだな~」と感じてしまう。

鼻にストローが刺さったウミガメを救助 - YouTube

鼻にストローが刺さったウミガメを救助 - YouTube

ちなみにプラスチックのストローの代用品として、紙ストロー以外にも竹やセラミック、シリコンのストローもあるらしい。中にはパスタでストローを作った会社もあるし、テレビで空心菜をストロー代わりに出す東南アジアのカフェなんかも観たことがある。が、どれもしっくりとはこないようで定着まではしていない。かつて割り箸が環境破壊を象徴するとして”My箸”を常に持ち歩くなんて活動もあったが一般化したとは言い難い。ストローも同様で自分のストローを持ち歩いて一日に何度か使うのは衛生的にも問題があるし何より面倒くさい。結局使い捨てしやすい紙のストローが代用品としては一番使いやすいのだろうが、今の紙ストローはまだまだ問題だらけ。これからフニャフニャにならず、飲み物の味に影響しない紙ストローが開発されるとは思うが現時点では満足のいくものではない。

粗品「ちょっとぐらい環境破壊なってもええから紙ストローやめてくれへんかなぁ」 – なんjリーグ

環境問題(海洋ゴミ・マイクロプラスチック)の問題は本当に深刻で待ったなしなのでプラスチックストローに戻る選択肢はありえない。それなら最も簡単な方法を取ったらいいのではないか。それはストローを使わないことだ。

2017年頃、僕は仕事でフィリピンにいたのだが、そこで入ったマックで飲み物に蓋がなく、ストローもついていないことに違和感を覚えた。ま、店内で食べるつもりだったので蓋がなくても問題はないし、家でコーラを飲むときはふつうにストローなしでコップに口をつけて飲むのだから全く問題はない。なのだがやはりファストフード店で出されるコーラには蓋とストローがあるのに慣れているので本当に最初は戸惑った。僕が済んでいた地域は蓋とストローをくれない店が多かったし、スーパーでもビニール袋はくれなかった。店にはそもそもビニール袋がなく、あるのは紙袋と段ボールくらいだったので半年もすると自然と100均で買ったエコバックを持ち歩くようになった。ただ店によってはプラスチックストローはないがスプーンとフォークはプラスチックだったり、州が変わるとがっつり使い捨てプラスチックを使っていたりした。中途半端だな、と思いつつも外国だと「ま、ないんじゃしょうがない」とあちらの風習に合わせるようになる。

https://eikaiwa.dmm.com/blog/culture-and-community/study-abroad/surprise-ph/

で、日本も政府が「スーパーではビニール袋禁止」「プラスチックの蓋、ストロー、スプーンやフォークの使用を禁止」と宣告して社会主義国みたいに”違反者は罰金刑か禁固刑”ってできればみんなすぐエコバックを持つようになるし、飲み物も直飲みするようになると思うのだが、実際の日本は優しいのでいきなりそんなことはしない。

プラスチック製品の生産者も守らなければならないし国民の心情も慮らねばならない。だからとりあえず「ビニール袋は有料で。みなさんエコバックを利用しましょう」「紙ストローに換えますが、プラスチックストローをご希望の方は交換してさしあげます」なんてことをしながら徐々に徐々に、気づかれないように移行しようと試みる。

にしても習慣というのはおそろしいものだ。缶のアイスコーヒーやコーラをストローで飲む人は少数派だ。ペットボトルの冷たい飲み物だって直飲みする人が多い。家で冷たい飲み物を飲むときストローを使うって家庭もレアだと思う。なのにファストフードのドリンクはストローなしで飲むのは戸惑いがある。

お酒はストローを使って飲まないが、喫茶店でメロンソーダを飲むならやっぱりストローがほしい。ちゃんとしたレストランでガラスのコップが使われていたらストローはつけてほしいが、ファミレスのドリンクバーなんかのプラスチック製のコップだとそこまでストローにこだわらない。

水、緑茶、麦茶だとストローは要らないが、ウーロン茶だと微妙。アイスティーは・・・コップに入っていたらいるかな?

紙コップも自販機の紙コップのジュースはストローはつけないが、ファストフードの紙コップジュースにはつけてほしい。

ファストフードの紙コップジュースにストローがないとどうしても飲めないかというとそんなことはないんだけど・・・やっぱり不自然というか違和感というか、慣れるのに時間がかかる。

最近は自然に還るプラスチック、CO²を出さないプラスチック、ストローのように飲み口がついた(プラスチック製の?)蓋、なんかも出てきた。高品質の紙ストローも開発が進むだろうが、ストローなしに慣れてしまったほうが早くないかい?

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2022年の年末は・・・

晦日NHK紅白歌合戦に、今年10月に日本デビューを果たしたばかりのK-POPグループ・IVEが初出場することが内定したらしい。

何年か前の僕だったら「こんな奴ら、だれも知らないのに!」「なんでK-POPが内定第一号なんだ!」「視聴者の見たいものを提供できないなら受信料返せ!」「年寄りの楽しみを奪うな!」なんて色々文句を言っていただろう。

でもさすがにもう目くじらを立てることはなくなった。「ふ~ん、今、そういう子たちが人気あるんだ」くらいの感じ。紅白、何年も観ていないしね。

ネットでこの人たちを叩く人は果たして紅白を楽しみにしているのだろうか?

僕は来年50になるおじさんだ。「大みそか紅白歌合戦」で育った世代だ。20代くらいまでは毎年律儀の紅白を観ていたと思う。ちゃんと白組を応援して、白が負けると「え~なんで~」とちゃんと悔しがっていた模範的な視聴者だった。30代になると『笑ってはいけない~』(日本テレビ系)シリーズが始まったがこちらを録画して大晦日は家族と紅白を観ていた。ただ当時から若いアーティストが歌い始めると母は皿洗いや年越しそばの準備を始めたり、父はいびきをかいて寝始めたりお風呂に入ったりというあからさまに興味のない感じを出してきた。僕が40代になる頃には両親は演歌勢にも興味を示さなくなり、我が家では年末に紅白を観ることはなくなった。

紅白歌合戦2009 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

NHK紅白歌合戦2012 出場者発表 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

第63回紅白歌合戦 雑感① - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

第63回NHK紅白歌合戦 雑感② - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

そして現在、僕には妻と小学生の息子がいる。息子はまだ低学年なので年越しなんてしないし、そもそもテレビよりYoutube世代だ。妻も基本スマホをいじりながら片手間にしかテレビを観ないし、息子と一緒に寝室に入ってしまうので、もう8年くらいは年越しそのものをしていない。僕自身もテレビっ子ではあるが最近はCMを早回しできるようにテレビはライブ視聴せず、録画されたものを観るようになってしまった。だから「大みそか、何を観るか?」なんてことに頭を悩ますこともない。去年の大晦日なんか夜10時にはパソコンでYoutubeを観ていたし、カウントダウンにも興味を失くし、いつものようにエッチな動画を観ながら年を越した。

だから紅白にだれが出ようが本当にどうでもいいし、そういう風に考える人はどの世代でも増えているのではないか。もう70代~90代も紅白は観ない時代。10~20代はテレビそのものを観ない世代。NHKさんがどうテコ入れしても、視聴率は30%に届くかどうかってところだろう(それでもすごいんだけど)。

でも大晦日の番組は僕も年明けには録画されたものをいくつか観るのでできればこんな番組を放送してくれたら嬉しい。

日本テレビさん

最近一番のお気に入りは『オモウマい店』。あれいいよね。2時間総集編で、新作2時間くらい流してくれないかな。通常に視聴率もいいし、好感度も高い番組だし、家族で観るのにちょうどいいと思う。おもしろさに加え、感動もある。『オモウマ~』だけで不安なら『ケンミンショー』も入れてほしいな。思いっきり家族路線に変更すると田舎のじいちゃんばあちゃん達が観てくれると思うんだけどな。

吉田食堂のロングソフトクリーム - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

『オモウマい店』に我思う① - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

『オモウマい店』に我思う⓶ - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

②TBSさん

『モニタリング』『ジョブチューン』『7つの海を楽しもう。世界さまぁ~リゾート』なんかも好きなんだけど、数字が必要とあれば『プレバト』か『水曜日のダウンタウン』かな。『プレバト』は年配層にもウケがいいし、俳句や絵画で大きめの査定ランキングをすれば見ごたえ十分。『水曜日のダウンタウン』は今まで評判の良かった説(ギャラクシー賞受賞など)を流してもいいし、新しい説を検証してもいい。くしくもどちらもダウンタウンがらみ。さすが、といっていいのか僕が単なるダウンタウン好きか…

僕の好きなおじさん・梅沢富美男 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

おぼん・こぼんTHE FINAL - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

テレビ朝日さん

僕は『サンドウィッチマン芦田愛菜の博士ちゃん』推しなのだが、僕の80代の両親は『ポツンと一軒家』推し、息子は『ナニコレ珍百景』推し。いい番組作ってるね。『博士ちゃん』の昭和の歌(姫)ランキングは好評だったので、ちょっと80年代~90年代のアイドルに声をかけて裏紅白みたいにしたらおもしろいんじゃないかな?人気番組を2時間ずつスペシャルで流してもいいかもね。

『サンドイッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』に思う - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

博士ちゃんに教わる中森明菜 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

葉加瀬太郎&高嶋ちさ子さんの実力 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

テレビ東京さん

ここ数年、『孤独のグルメ』に頼りっぱなしのテレビ東京さん。でもそれでいい!というかそれがいい!松重さんが食べられるうちはぜひ続けてほしい。

『ゆうぶひちゃんねる』で年越しを - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

⑤フジテレビさん

さて、困ったぞ。フジテレビの番組は『ネプリーグ』『千鳥のクセがすごいネタGP』『全力!脱力タイムズ』なんかは観ているんだけど、これといって年末に観たいわけではない。昔年末に格闘技なんかをやっていた時は少し観た記憶があるけど、今は特に観たいスペシャルがない。しいて言うなら『みなさんのおかげです』の昔の映像くらいだが・・・ネットで観るか。

コンプラ違反ばかりで流せないだろうし

天使の反乱

Don’t be afraid! 涙拭いて 歩き出しなよ

Don’t be afraid! 傷つくこと 怖がらないで

Lonely Angel ずっとここで 見つめているよ

Lonely Angel 君の中の君と戦う 天使の反乱 Lonely Angel

とまあ、高橋良明の『天使の反乱』をうろ覚えで書き出してみた。ちょっと歌詞を検索して見よう。

天使の反乱/高橋良明-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com

高橋良明 「天使の反乱」 - YouTube

僕が覚えていたのは大サビの部分だったようだ。が、よく覚えていたな。

調べてみたら1987年の楽曲だったので今から35年前の曲だ。それを今でも覚えているのだ。僕がすごいのか、この曲がすごいのか、高橋良明がすごかったのかわからないが、当時僕は14歳の中学生、高橋良明氏は僕の1個上の15歳だった。

彼は当時僕が好きだったドラマ『うちの子にかぎって』(TBS系)に出ていて、小学生役なのに共演の西尾まりさんとキスシーンなどを演じていた。あの時の衝撃と言ったらなかったな。「え!まじか!?」「子どもにキスシーンって!」と同世代ながら思ったな。当時ジャニーズ事務所に入りたくて家の裏の田んぼでバック転の練習に励んでいた僕は「僕には・・・無理だ」と芸能界入りをあきらめるほどの衝撃だった。バック転はできるようになったのだが。

が、同世代として高橋良明くんは気になる存在だった。だからデビュー曲『天使の反乱』は雑誌『明星』の「ヤンソン(Young Songという歌詞本)」を見ながらよく歌っていた。「英語で歌えるなんてかっこいいな~」なんて思っていたから、憧れもあったんだろうな。

高橋良明 YOSHIAKI TAKAHASHI / 天使の反乱 / LET'S DANCE (7") - HIP TANK RECORDS

そんな彼が16歳の若さでバイク事故で逝ってしまったのは本当にショックだった。僕の1個上で死ぬって!バイク事故で死ぬって!田舎育ちの少年だった僕にはショックが大きかった。彼が生きてたらどうなってたんだろう。当時は歌の才能とか演技の才能とかはわからなかった。かっこよく見えるときとニキビが目立つ時期があったし、調子が良くひょうきんな姿もあれば、不良っぽく見える時もあった。子役として売れていても大人になったら大成していないかもしれない。原付免許しかないのに中型のバイクに乗っていたそうなので、生きていたとしてもクスリや喧嘩でつかまったり、女性問題や横柄な態度でネットで叩かれたり、さっさと芸能界を辞めて朝倉未来のbreaking downに出てたりしていたかもしれない。

ただ僕は覚えているんだよ、彼を。彼の記憶は今も僕の中に残っているんだよ。

今日、才能ある有望な若者がバイク事故で亡くなったそうだ。僕もちらっと見たことがある子だが、生意気で態度が悪くて好きになれなかったな。先輩俳優からもたしなめられてたが、それでもファッション性、音楽性に優れていて早くから注目を集め、モデル・俳優・アーティストとして今後の期待も大きかったそうな。

願わくは誰かがいつまでも彼のことを記憶に留めておいてあげてほしいものだ。その若者の名にもYOSHIがつくという。

YOSHI、19歳で事故死…紗栄子が惚れ、菅田将暉が感嘆し、YOSHIKIが認めた若きカリスマ(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース